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第41回 能福サンとみちざねサン の巻

みちざねサン、張り切って牛小屋を作ろうとしたけどヘンテコなことに。そこに通りすがりの親切な人が。

昨年から描いている私の素人マンガで何度も登場する能福さん。

菅原道真の牛飼いとして仕えたという伝説がありますが、その名前が「縁起がいい」ということで神として祀られています。 近所の天満宮で「福部社」という祠があれば、それが能福さんです。

北野天満宮 福部社

北野天満宮では毎年 節分に狂言が行われます。

そこでは能福さんが「福の神」としてお多福の姿で登場し、圧倒的な強さで鬼を退治するそうです(まだ見たことがないので見てみたい!)


マンガの能福さんは牛飼いっぽい姿にしています。
最初にキャラ設定を考えた時、手塚治虫『夏草物語』の主人公のイメージがパッと思い浮かんだのでアレンジしました。

手塚治虫『夏草物語』より


実は私のペンネームも「のーふく」。十川能福さんからお借りしました。

マンガを描くにあたってペンネームを考えないと!と思ったのですが思いつきません。

とりあえず北野天満宮をぶらぶらして、何か拝借できるものがないか…と物色していたときに見つけたのがこの福部社です。

その時はちょうど「あまジン」という、このマンガでも登場する牛の神様のマンガを描いていたので、「牛の世話をする」という意味でもいいかな、と思ってあまり深く考えずにお名前を拝借しました。

私はもともと無宗教で、基本的に神様を敬う信仰心が薄いため、軽々しく神様の名前を拝借してしまったわけですが、さすがにまずいと思い始め 「能福」 ⇒「のーふく」と少しぼかしました。

ちなみに能福さんの外観設定は私がペンネームを拝借する前から決まっていたので、自分に似たキャラを特に選んだわけではなく、実際 私にはまったく似ていません。


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