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第97回 雨乞い の巻  その1

讃岐は雨の少ない国。日照りで田んぼが大ピンチ!最後の手段は神頼みとばかりに道真サン、雨乞いのお祈りを始めますが… 

今回のネタも『菅家文草』から。道真が雨乞いをした時の祈願文が残っているのですが、これが地味に笑える。

讃岐(香川県)は雨量の少ない国。

大きな川もなく治水も十分に整備されておらず干ばつが悩みの種。やれることは雨乞いぐらいでした。

道真は国の長官としてみんな大注目の中、祭壇で祈ったことでしょう ↓

最初は「神様、雨降らせてください~!」と懇願していたのに、これではダメだと思ったのか、途中から

「…もし降らせてくれなかったら神様の信用丸潰れっすよ。もう二度と、誰も神様のこと祀らないっすよ!」

と、脅迫に変わる(笑)。

この必死のパッチの祈願が神様に届いたのか、それとも神をも恐れぬ脅迫に神様がビビったのか、それはわかりませんが、その後すぐに雨が降ります。

そんなオモシロ祈願文が今回のマンガのネタになりました。


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