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声色に納得がいかない話。


出したい言葉があっても、

自分の声で再生されることが嫌で、
口に出せないことがある。

綺麗だな、とか 
寒いね、とか
こんな感じがした、とか

わたしの声は鼻声なことが多いし、低くて
声を出そうとしてもいい具合に出てこないことがある。

そんな絞り出した声で出したいわけじゃないのだ
喉から口先から出ているようで嫌なのだ。

文面のような淡白だが澄んだ声で出したいのだ
口先の言葉ではないのだからもっと心から腹から出てほしいのだ。

もっと技術が発展するなら、
文面をぽんっ っと出せるような
コミュニケーションが取りたい。

パソコンからパソコンへ、
軽い伝達事項を送ることがある。

あれみたいに送って、何食わぬ顔をして、
返信を待ちたい。

字の色は勝手にその時の気持ちが
反映された色でもついてくれたらな。

けどそれならもっと頭に直接届く方がいいか。

字の輪郭は少しぼやけていて実体は無くて、
なんとなく 伝わるのがいいかも。

そうしたらどんな早朝でも、花粉の季節でも、
泣いて鼻水が止まらない時も、いまより伝えられそう。

嫌だったという気持ちなんかも言わずともうまい具合に伝わってくれ、、と思うが

そうすると
言葉で感情を輪郭のはっきりしたものにして伝える、ということをサボるようになりそうだから
それは口で言えるようになろう。


これから花粉の季節、
今年はたくさん花粉が飛ぶらしい

いくつ数えたら納得いくだろう。

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