代行者 構築経緯【遊戯王デュエルリンクス】
銅アイコンだけど書きます。自分用に。
新弾直後
新弾発売直後に海外のトッププレイヤーが優勝したことで、一気に注目を集めました。構築から読み取れるのは、
・アース1枚からの展開を伸ばしたい
・歌声を素引きしたい
の二点でしょうか。ブリザードはミラーのサモブレに当てる他、当時まだ元気だった幻影や青眼用だと思います。
アース1枚展開の最終盤面にはマスターフレアとプルートとシャルルが並び、サモンブレーカーが貼られます。
しかしこの妨害は過剰であると考えたので、どの妨害を残せばいいのか?について模索しました。
5/28 G1X 一落ち
ヴィーナスからの初動に誘発をくっつけたいという意図でしたが、そもそもロンギヌス以外の誘発がミラーで刺さりにくいため弱かったです。
誘発について
ヴェーラーとクロウはどこに打っても裏目が存在します。
以下はNegative1構築の話です。
◯ヴェーラー
・アース召喚にヴェーラー
→聖水、ネプチューン
手札次第だがヒュペリオンからの妥協展開も可能
・ヴィーナスにヴェーラー
→聖水、赤or紫ヒュペリオン
マスフレでヴィーナスをコピーすることでマスターフレアシャルルサモブレまでは行ける
・ムーンにヴェーラー
→紫ヒュペリオン
(ムーン除外特殊召喚で元ルートに合流)
赤ヒュペリオンによる妥協展開も可能
マスターフレア+エンフェサモブレ+プルートまで
手札例
アース
ヒュペリオン
コスト①
ネプ除外ヒュペリオン出す
聖域サーチ発動
ヒュペリオンでムーン割る、アース除外
ヴィーナスから玉
スキルでヴィーナス玉をチューナー
マスターフレア作ってパーシアスをコピー
マスターフレアから歌声
歌声で闇ヴィーナス回収
玉玉ローランエンフェ
エンフェで闇ヴィーナス出す
闇ヴィーナスで玉
プルート
・マジェスティにヴェーラー
アース回収不可なだけでほぼ意味ない
マスターフレアエンフェサモブレプルートまで行ける
・マスターフレアにヴェーラー
ほぼ意味ない
マスターフレアエンフェサモブレまで行ける
・エンフェにヴェーラー
サモブレだけ弾くならここしかないがマスフレプルートサモブレが残る
◯クロウ
・ネプチューン効果にクロウ
→ヴィーナス(手札から出す)
聖水を抱えていた場合
除外されなかった方を蘇生
アースと蘇生先でムーン、紫ヒュペリオン落とす
聖水からウラヌスサーチ
ウラヌス出してアース落として2
マスターフレア
先に聖水でアースサーチしてスキルでヴィーナスサーチする方が完璧なケアですが、聖水を抱えておくメリットもあります。展開途中にライフゲインが挟まることによって後攻ワンキルに耐えやすくなります。
・ムーン効果マジェスティにクロウ
→ヒュペリオンからムーン割って貫通
(元ルートへ合流)
〇ドロバ
アースのサーチ直後に打たれますが、ヒュペリオンを素引きしていればマスフレプルートロンギまではいけます。
ムーンで聖域を落とします。
〇ロンギ
即打ちしないと展開が伸びます。
具体的にはネプチューン+ヒュペリオンからマスフレエンフェまでは行けます。
6月1週目
デッキ固定BO3のトーナメントで勝ちました。
この時点で【代行者】が強いことが知られていたこと、ミラーではインヴィシルが立てられないことからブラホの採用に踏み切りました。
またシャドールもシェアを伸ばしていたため、二種類目のブラホ枠で一滴を採用しました。
構築の変化は
・歌声の不採用
・アースとネプチューンの比率を1:3
・EXにプルート2枚目、チャンバラ、クリア
の三点です。
歌声はシャルルを展開に沿えなくなったので自然に抜けました。
同様の理由で後手の手数になりやすいネプチューンを増やしました。
EXについて
マスターフレア
ムーン
プルート
エンフェ
パーシアス
の5枚を確定枠として、残りの3枚を色々試していました。
シャルルギミックは過剰なため無し。
クリアはヴァレットに対して強い他、ロンギ下で立てる妨害の選択肢になります。
プルート2枚目もロンギ下で使います。ムーンプルートプルートはロンギ下で成立する盤面の中でもトップクラスに硬いです。クリアやクアンタムと違って能動的な妨害である点が非常に強いです。
チャンバラはブラホと合わせて楽したかったので入れました。
6月2週目
構築の変化
・ロンギを減らす
・紫ヒュペリオンを増やす
・歌声を再び採用
・スタダの採用
ミラーのダブルプルートが硬すぎてロンギ投げても勝てないという結論に至ったので、サーチ用に最低限の採用まで抑えました。
歌声は特定のルートに組み込むというよりは、余裕のあるときのサーチ先の選択肢として、後続確保のためにピン挿ししました。
この時点でミラーの先攻展開はロンギ+サモブレが一番硬いと確信していたので、それを軸に構築しています。
スタダについて
ミラーのブラホケアのために展開に何かを添える必要を感じたため採用しました。
スタダの利点は出しやすい点と繰り返し使える点の二つです。インヴィシルの隣に添えることでシャドールから飛んでくるサージュすらケアできます。
他の候補としてはブラッドローズドラゴンやサンサーラなどがありました。
後から振り返ると、打点で抜かれにくいブラッドローズの方が場持ちがよく強かったと思います。
各代行者の採用理由
・ウラヌス
ウラヌスにやれることはいくつかありますが、特にミラーでの打点になることを評価していました。
ミラーでのサモブレロンギ下で相手のLPを削りきるには合計3000打点が必要で、アース召喚ネプチューンサーチ、スキルでウラヌス落として蘇生で簡単に成立します。
他にもイヴリースケアだったり、アンワ下での打開とワンキルに使用したりします。
・破壊の代行者ヴィーナス
紫ヒュペリオンと並べて自爆して勝つ筋を重視していたため入れていました。それ以外の仕事は大体普通のヴィーナスでもできます。ターン3に速やかにチャンバラになれるのは強いけどこれも楽したいだけ。自身を特殊召喚する効果は滅多に使わない。
ロンギ下でマスターフレアと7シンクロを並べる場合はコピーする用で必須になります。
・アース
先手でも後手でも展開の最大値はこいつが絡むため、1枚は必須だと考えていました。またアンワ下での7シンクロによる打開も担っていました。
・プルート2枚目
上に書いた通り、ロンギ下での先攻展開に使うため2枚目が必要でした。特にミラーと青眼対面で命乞いをします。他にはミラーでエンフェを経由してスタダを出すときにプルートも経由して聖域を拾っておくので、ターン3で蓋をする用の2枚目が欲しいというのもありました。
・紫ヒュペリオン2枚目
単純な初動になる上に後手の勝ち筋として素引きすることにも意味があったため増やしました。
・聖水
30枚でこれを減らす構築もありましたがあり得ないです。
①ライフゲインによるワンキル対策
②ロンギ下で聖域を貼って展開or自爆ワンキル
③マスターフレアから経由しておくことで戦闘耐性をつけて前盤面を固くする
の三つの役割があります。
特にライフゲインが強力で、LP4000のサモブレロンギスタダを成立させてしまえばミラーはほぼ勝ちます。スタダを処理した上でサモブレを割るのは非常に要求値が高いためです。
WCS予選
構築の変化
・歌声を抜いて失楽を入れた
・クリアを抜いてチャンバラ(致命的なミス)
歌声はライフを失うのが辛かったのでやっぱり抜けました。
クリア出してもヴァレットに勝てねえんだけど!!!と発狂した結果ブラホチャンバラで全てを破壊することにしました。これが本当に良くなかった。
後から振り返るとプルート2枚目も若干やりすぎな気がしないでもない。
限定的な状況下よりもクアンタムとかブラロの方が使用頻度が多かったかも。
予選終わったらデッキごと爆破されて終わり。
いいデッキでした。
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