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ふりかえり THE SIGN

はじめましてこんにちは。

アイドルグループsui suiの末っ子メンバー、亜鞠和音(あまり かずね)と申します。赤色(と見せかけて大人の事情で厳密には茜色)担当、ニコニコ八重歯マンです。よろしくお願いします。

かなり久しぶりにnoteを書きました、

というのはちょっと嘘で、書きかけては筆をおいてしまった下書きだけは大量にあります、実は。
誰かに読んでもらう形までなかなか纏まらないまま今日まで来てしまいました。

だけども、どんな思いを持ってこの活動をしてるのかを知ってもらうことや曝け出すことって大事だなと感じる機会が多々あり、最後までちゃんと形にしていきたい2023、と思った次第です。
昔から「全然自分の話せーへんし何考えてるんかあんま分からん」って言われることも多いタイプだったので、あたまのなかチラ見せする手段として使っていけたらと思っています૮ . ̫ . ა


ほんで何書くん?てことなのですが、

今日は、1年前に発売したsui suiの1stアルバム『THE SIGN』のふりかえりをしたいと思います。

我々sui suiは来たる1/29(日)2ndアルバム『LIFE』を発売&リリースツアーが始まるのですが、待ち切れない屋さんなので、この気持ちを消化するべく、前回のアルバムをふりかえろうnoteをぽちぽち書いています。

(『LIFE』は、各種サブスク配信で1/22(日)〜先行して聴けるようになります!やったね。『LIFE』についてのnoteも追々書きたいな。)


独断と偏見ましまし、いちメンバーである私の視点からにはなってしまいますが、楽曲紹介・レコーディングや制作の裏側・その他エピソードetcをお送りできたらと思います。
(そういうの嬉しい〜と言ってくれるであろう人は一定数いる、わたしには分かる、なぜなら、私もアイドルおたくだから!!!)

楽曲って、背景を知ったりエピソードが絡んだりすると、初めは刺さらなかった曲でも急に己の好きな曲ランキングにログインしてきたり、ライブの生のパフォーマンスで聴くと全然違った印象になったりしておもしろいよねえ。

歌う側の人間になったことで、楽曲は色んな景色で歌われる中で何回でも生まれ変わるし、色んな表情を見せてくれるし、育っていくんやな〜ということを、より一層感じることが増えました。

みんなにsui suiの曲、好きになってもらえたら嬉しいな。



有難いことに、「ライブに行けない間、sui suiの曲聴いて頑張ってるよ~」「曲が素敵だなと思ってsui sui好きになりました」「アルバムヘビロテしてるよー」といったお声もよくいただくようになりました。といっても、前回のアルバムは1年前だし、マンネリマンネリさせちゃってないか(長らく応援してくださっている方は特に)という心配もあるので、このnoteを通して、聴く時間の楽しさが増しますように!と願う…


そして、最近sui suiを知ってくれた方や、知ってはいるけどあんま詳しくはわかんないや〜って方も、このnoteをきっかけに、一緒に2ndアルバム発売のスタートを切れたら嬉しいなと思います。

いつどんなタイミングで出会ってくれた人とも足並みを合わせて寄り添って歩けるグループでいたい、そんな気持ち!

・・・


前置きが長くなりました。

しかしむしろここからが長いんですね。
この下に目次がありまして、ワンクリックでちょこちょこ読んだりもできますので、、、なんとか、、読んでいただけたら嬉しいです、、、

(余談ですが、調べてみたら1stアルバムの発売も1/29でした。ぴったり1年。)

1st アルバム『THE SIGN』をふりかえる

ざっくり『THE SIGN』〜収録曲一覧、アルバムタイトルについて〜


2022年1月発売の1stアルバム『THE SIGN』(読み:ザ サイン)
収録曲は全9曲。初期4人体制〜の一部楽曲(🟢)と5人体制〜の曲(🟠)を現行の4人体制で再録したものと、現行の4人体制〜の曲(🟡)が収録されています。


タイトルのTHE SIGNという言葉は、前兆/兆候のニュアンスです。"アルバムリリースを機にグループとしてワンランク上や現状の枠組みを超えた成長を遂げる前兆"という意味が込められています。

って、鉄平さん(sui sui運営代表)が言ってた。


収録曲
・・・

  1. INTRODUCTION 【作曲:尾形回帰(HERE)]】🟡

  2. キミタチ【作詞:zerotsu、猫戸彩凪 / 作曲:zerotsu】🟢

  3. SYMPHONY SYMPATHY【作詞・作曲:尾形回帰(HERE)】🟠

  4. S.U.I【作詞・作曲:zerotsu】🟢

  5. 側にあるもの【作詞:美津紀 / 作曲:唯人 / アレンジ:LiLRAIN】🟠

  6. 感情解放戦線【作詞・作曲:尾形回帰(HERE)】🟠

  7. 僕のすべて【作詞・作曲:zerotsu】🟢

  8. ランナーズハイ【作詞・作曲:Self-Portrait】🟡

  9. 夜明けフィルター【作詞:成宮アイコ / 作曲:クロダセイイチ(GeniusP.J's)】🟡

・・・

※CD盤はこちら(歌詞カード付き、サブスク配信にも歌詞表示有)




Track1:INTRODUCTION


これはライブの際の登場曲、いわゆる「SE」とか「overture」とか呼ばれる類のものです。
現在は異なるSEを使用しているのですが、こちらは2021.10.16(1stワンマン)〜2022.6.11(初の東京ワンマン)までのライブで使用していた音源です。(これからも稀に使うことはあるかも?どこかで聴けたらラッキーという感じ) 

後ほど紹介する『SYMPHONY SYMPATHY』『感情解放戦線』も提供してくださっている尾形回帰(HERE)さんに作っていただきました。
尾形さんに提供していただいている楽曲は、激しさや鋭さはあるけど洗練されていて、音の粒が細かくて、キラキラしたイメージ!これは理解され難いアレかもしれんけど、わたしの感覚ではカラフルでキラキラしたゼリーポンチの画がいつも脳裏に浮かびます。

この曲がなったら円陣して、彩凪→ユーキ→葵已→和音の順に一人ずつ登場していました。私は最後だったのでいつもメンバーの背中を見送っていたのですが、その時間がすごく好きだったなあ、という思い出。



Track2:キミタチ


私はsui suiがデビューして2年目を迎える少し前にオーディションを受けて加入したメンバーなのですが、オーディションを受ける前にsui suiの曲を聴いていていちばん好きだった曲がキミタチでした。心臓をギュッてされるような、なんともいえないエモみな感情になる曲です。

収録1曲目がSE(INTRODUCTION)なので、アルバムを通しで聴いた時にメンバーの声が最初に入るのはこの曲となります。鉄平さんがアルバムの曲順どうするかめっちゃ悩んでたな〜という記憶。キミタチは歌い出しが彩凪ちゃんのソロパートなのですが、唯一の初期メンバーでsui suiを守ってきた彩凪ちゃんの声で1stアルバムがはじまる、これはとても意味のある事だなと思います。

作詞には彩凪ちゃんが関わっています。沁みるなー。
”カードが揃う時 世界は変わるだろう ”というフレーズは、確かこのアルバムの帯コメントにもなっていたはず。
サビの歌詞が、1番は”落ちた””嘆く””塞ぐ””騒ぐ"とネガティブな印象の言葉が続くんやけど、”心動くとき 生きてると思った”という落ちサビ(?)を経て、ラストは"輝く””照らす”"眠る””笑う”といったポジティブな印象の言葉の並びに変化しています。
が嘆くとき〜”、”が照らすとき〜”のところを月御葵已が歌ってるのも、良い意味で”ずるくて”、とても良い。(語彙)

ライブでは、サビでお客さんに向けて指差しする振り付けがあるのですが、これはおたくドキドキタイムでありながら実はメンバーもドキドキタイムなのであります。誰とも目合わんくて、空虚指差してる時、全然、アル。
(ちなみに、文字で伝えてもわけわからんかもですが、サビの振り付けは①グー→指差し②チョキ→指差し③パー→指差し、④👍を横向きにした手→指差しの順番です。振り間違えるとじゃんけん大会になるよ。)


Track3:SYMPHONY SYMPATHY


シンフォニーシンパシー、通称「シンシン(?)」(そうなの??) メンバーは「シンフォ」って略しがちです。

ライブでは”共鳴!”って叫んでるところでジャンプする振りがあるので、一緒に飛んでくれたら嬉しいです!
みんなで飛んだり、心の叫びみたいなセリフっぽいパートがあったり、楽器隊も常に忙しそうな音がしていたりと、盛りだくさんな疾走感ある1曲です。まさにシンフォニー(交響曲)って感じ。
(イントロ、間奏、アウトロの全部でツーステ踏めるよって有識者が言ってた)

個人的推しポイントとしては、ベースのうねるような音が最高にかっこいいです。楽曲を支えるベースラインでありながら独自のメロディーで進行してる感じがあって、聴いてて楽しい。私はギターを弾くのでどうしてもギターびいきな聴き方をしてしまいがちなんやけど、この曲は気づいたらベースに耳を澄ましている自分がいます。


わたしの歌割で ”不協和音の生命ORCHESTRA(オーケストラ)  全てを抱きしめて" という部分があります。自分の名前(和音)が入ってるのもあって結構お気に入りのパートなのでちょっとだけ深掘りすると、
わたしは、"ひとりの人間の生き様"=”不協和音の生命ORCHESTRA" として喩えたフレーズだと捉えています。

様々な楽器とその入れ替わり立ち替わりで構成されるオーケストラみたいに、
触れてきた人やモノ・突然の出来事・長く変わらない出来事・新しく得たもの・失くしたものといった様々な要素が重なりあってひとりの人間は構成されていて、
交響曲で章がどんどん変わっていくように環境が時間と共に変化していく中、噛み合わないはずの価値観が一人の人間の中に乱立して不協和音になってしまうことが時にはありながらも、それら全てが重なり合ったものがその人であって、、不協和音だったとしても自分の音を懸命に奏でながら生きていて尊いね、全部丸ごと愛せたらいいね
、、みたいな。うーん全然まとまらんかった૮ . ̫ . ა諦


歌詞に関していえば、”好きなものを好きと言えない、それは悲しすぎる”というフレーズも、いつも歌ってて結構気持ち入るところです。


最後にレコーディング時のエピソードをひとつ。
4:00くらいから始まるセリフっぽい部分は、全員でマイクの周りを囲うように円になって録音したのですが、尾形さんから「心をひとつにお願いします〜」という指示がきた時に、誰からともなく、そして躊躇いもなくみんなで手を繋ぐsui sui㌠、仲良しでかわいかったな。



Track4:S.U.I


冒頭の”Ready?”でいつもテンションブチ上がっちゃう。楽しくなっちゃう。激しめで、ライブの盛り上がり度高めの曲です。
S.U.I 言うてます通り、初期からの名刺的ソングなのですが、最近になればなるほどセトリに入れた時に爆発力のある立ち位置になっていってる感じもあって、曲が育つとはこういうことですか?となるなど…ライブを一緒に楽しんでくれる皆様のおかげです。ありがとうございます。

ユーキちゃんの歌声がめっちゃ映えるなあいいなあと思っている1曲!わたしはいつもよりちょっと治安悪めに歌うことを心がけています。

長尺セトリの最後にこの曲くるとしんどい、しんじゃう。でもそれが楽しいのね。
(伝説?の1回しんだやつ。↓ )

1年以上前の映像やし今よりも全然体力なさそうやし自分で見るのだいぶ恥ずかしいわね!

個人的には、2022年3月20日の味園ユニバースでの主催イベントの1番最後にやったS.U.Iの景色がすごく印象に残っています。あ、わたし味園でワンマンしたい、という明確な目標がグオンって湧いた瞬間だったと思う。


”S.U.I”って言ってるところで簡単な手の振り付けがあるのでぜひ真似してね。
ちなみに有識者によるとこれもツーステ踏めるらしいです。



Track5:側にあるもの


密かな人気を誇る曲で、ライブで聴けたらラッキー、なsui suiでは珍しいセミバラードです。

歌詞は、「大丈夫」で連想するキーワード(「自分は〜のおかげで大丈夫になれる」と思える大事なものなど)をメンバーから集めて制作していただきました。結果的にそれらは君、灯火、光という言葉に置き換えられているのですが、作詞してくださった美津紀さんが仰るには「誰もが自分の思う大事なものとして想像して歌ってもらえるように」とのことです。

また、"僕達"と"僕ら" という似た言葉がどちらも登場するのですが、
僕達:少し弱々しいイメージ
僕ら:意思があるイメージ
で、1曲の中で使い分けされているそうなので見てみてね。

ハモリも多くて、ハモリ好きとしては楽しい1曲でもある!間奏の”泣き”のギターソロも好き。
後述の『夜明けフィルター』と並んで、涙しながら聴いてくれている方をステージからお見かけすることも多い曲です。あたたかい曲だよねえ…

この曲のレコーディングの日はえげつない大雨でした!あとこれはわたし個人の話になっちゃうのですが、当時まだ思うように歌えなさすぎて、一時的なイップスみたいな状態になり声の出し方がわからなくなっちゃって、一人だけ全然レコーディングが終わらなくて泣きかけていたというほろ苦い思い出も一緒に蘇る曲です。



Track6:感情解放戦線


ユーキ、葵已、和音の新メンバー加入や、運営体制の変化など、グループとして大きな転機にリリースした1曲です。(私にとっては、人生初の自分の声が入った曲!) 
青い炎、という感じのかっこよさと熱がある曲だと個人的に思っています。

ライブではサビで一緒に踊れる振りや、手拍子するところなどもあるのでぜひ真似してくれたら嬉しいです!


”感情解放戦線 本日現場異常なし 最前線 最大限 最好調” と言うフレーズが、とっても尾形さん節だ〜と思う。
尾形さんに提供していただいた曲って、前述の『SYMPHONY SYMPATHY』も然り、楽曲の構成が初見では全然読めなくて、「終わるかと思いきや終わらんのかい!」とか「ここで転調するんか!」となって面白いです。あと、ギターがずっと忙しそうに聞こえてすごい。本当に人間が弾いてますか?って思ってた。 (弾いてる)


レコーディングのエピソードは、とにかく大雨だった記憶しか…(また?)。雨男の鉄平さん本領発揮どころの騒ぎじゃない豪雨でした。流石に他のメンバーもあの日の雨は覚えてるんじゃなかろうか…
当時の衣装の靴がポンプスニーカーだったのですが、それに合わせて僕もポンプスニーカー履いてきたよ〜って尾形さん。え〜何それかわいい嬉しい。雨でぬれることになっちゃって申し訳ないです。


この曲は歌詞がめっちゃ韻踏んでるのも注目ポイントです。ラップパートもあります。ラップ、今でも手探り中。上手くなりたい。


冒頭の”墜落寸前メンタル♪”の部分を、メンタルが落ち込んでいる時にボソッと歌うのが一時期メンバー間で流行っていたような気がします。

(ひどい時は”墜落しちゃったメンタル♪”になる)

、、うん!!本日現場、異常なーし!



Track7:僕のすべて


切ないながら明るくて、ストレートに"エモい"と表現してしまう1曲。これも初期からの曲で、色んな人の色んなタイミングの景色に残っている曲なのではないかなと。
これまでのsui suiの歩みの中でも、ここぞ、という時の立ち位置の曲でもありました。ええ曲。歌詞もいいよね。好きっていってもらう事多い気がします。

どっかで喋ったことある気がするので知ってる人もいるかもですが、新メンバーオーディションの歌とダンスの課題曲は僕のすべてでした。
家ではご近所迷惑で練習できないのでカラオケこもって練習したな〜(カラオケにsui suiの曲は入ってないので、パソコンで曲流して、スマホで録音して練習してる。これは今でも。) 初めて振り入れやボイトレしたのもこの曲!

雑やしお見せするべきものなのかも悩ましいのでちょいぼかしますが、当時のボイトレのメモです


5人体制→4人体制に変わる時、初期メンだった朱紀ちゃんが歌っていた最後の"この手離さないでいて”っていう歌割りを私が歌うことになったのですが、そのプレッシャーを気遣ってか否か、2人で帰ってた時に「最初の頃からの思い入れのあるパートだったからどうなるかなって思ってたけど和音が歌ってくれるの嬉しいって思えるよ」といった感じのことを言ってくれたのを今でも大事にしているというのはここだけの話。

5人体制の時は朱紀ちゃんのつやのあるまっすぐな歌声のおかげで全体がグッと引き締まってた印象があったけど、その歌声がなくなるってなった時に、あ、私変わらなきゃいけないかも、と思ったことを覚えています。私は他のメンバーに比べて歌声にあんまりこれといった印象も個性もないよなあ〜(歌声に限らず)って自分でも悩んでたのですが、それは逆に強みかもしれないと思って、4人体制になった時期から、グループでユニゾンで歌った時に一本線的な部分をしっかりとれる歌い方ができるように、芯のある声になるように、って意識するようになったというのもここだけの話。

そんな感じで個人的にも思い入れの深い曲です。



Track8:ランナーズハイ


ザ・ストレートロック、な明るく疾走感のある1曲。サビは一緒に踊れるような簡単な振り付けにしてくれているのでぜひ一緒に踊ろう〜(この曲も指差しドキドキタイムがあるよ)(いまのsui suiの曲のほとんどはメンバーの葵已たんが振り付け構成してくれています)

提供してくださったバンドSelf-Portraitさんの楽曲とsui suiは親和性が高いと思うのでもっと聴きたいです!というお声をよくいただきます。嬉しい〜!

再び訪れた再スタート、現行の4人体制で最初にリリースした節目の曲です。
この曲をやることが決まった時は、グループとして立ち止まることもできないけどどこに向かえばいいやら何を大切にすればいいやら複雑な感情が渦巻いていた時期で、心から元気です!って状態ではなかった記憶。そんな当時の私にはこの曲はなんか真っ直ぐすぎて眩しすぎて、正直あんまり歌詞を自分の中に落とし込めなくて、気持ちを乗せて歌える自信がなくて、どう表現したらいいか迷いがありました。

だけど、この曲は目まぐるしく環境が変わった私たち(sui sui)を見た上での制作チームからsui suiに向けての応援歌でもあるんだよ、という裏話(?)を聞いてから、急に歌詞がストンと入ってきたタイミングがありました。

苦しい時はいつにも増して複雑に物事を捉えてしまいがちだけど、人が前を向けるのは単純なところに行き着いた時なのかもしれないな、と思ったのを覚えています。その時に見える景色はきっととっても爽快だね。真っ直ぐな言葉は素通りしてしまう・されてしまうことも多いけど、その分ある日突然ストンとグサッと響くものが大きい気がします。

曲を聴いてくれる人も、ライブを見てくれる人も、飛んできたものをすぐに消化してくれなくてもきっとよくて。色んな言葉の紡ぎ方をする人がいて、どんな言葉が刺さるかは人それぞれ時それぞれであって、迷った時、どこかのタイミングで刺さって救いになるかもしれない、そうなればいいなって思っています。

だから、”この歌、君にあげるよ!”



Track9:夜明けフィルター


「これ、僕/私のための曲だ」って思えるような言葉がつまった、みんなにとって、sui suiにとって、お守りみたいな曲。 サビ以外はすべてポエトリーリーディングを中心に構成されています。

作詞してくださった成宮さんの紡ぐ言葉は、絶妙に具体的で絶妙に抽象的だと感じます。自分が歩んできたこれまでの景色に重ねることができる、というよりも、いつの間にか重なって降りかかってくるような、そんな感覚。
僕/私のための言葉だ、って思えるものに出会える瞬間ってすごく尊くて、常々求めてしまう瞬間でもあるから、そんな曲を歌い届けられることがとても嬉しいです。

歌詞を作っていただくにあたって、どういうきっかけでアイドルになろうと思ったのかを聞かれて、メンバーそれぞれが文章にして成宮さんに送りました。お互いが何を書いたかは知りません。
正直、わたしは自分の出来上がった文章を読んでも、なぜアイドルになったのかをちゃんと打ち明けられた自信もなければ取り繕った部分もあるような気がして、自分のことなのに腑に落ちないまま送ったのですが、最終的に出来上がった歌詞を読んだ時、伝えていないことまでたくさん汲んでくださったことがすごく感じられて驚きました。どうしてわかるんだろうって不思議に思っちゃうくらい。

歌割も成宮さんに考えていただいたのですが、日頃の姿や、snsにこぼした言葉とかまで見て、拾って、ここはこのメンバーに絶対歌ってほしい、というのを考えてくださったそうです。

"まるで呪い ここで止まれない” 
アイドルやるんだって泣きながら決心した日は、自分でかけた呪いをといた瞬間だったように思います。
呪いにかかっていることに気づき、呪いを解いていく作業。自分にかかったそれを根本から解いてあげられるのは、誰かではなく、最終的には自分しかいないんじゃないかなってわたしは思っています。そんな時のお守りになってくれる曲な気がします。

いちアイドルであるわたしたちの吐露を歌にしてもらったものだけど、みんな表に出さないだけで『夜明けフィルター』に描かれているような夜を経験したことがある人もきっとたくさんいるんじゃないかと思う。

私は夜中に音楽聴いて涙したのはこの曲が初めての経験でした。笑  
滅多に泣くことない人間なので自分でもびっくりしちゃったな。


音源も良いのですが、ライブの方が断然みんな声に感情がのってるし、その時々でお互いの出したニュアンスに影響されあって毎回違うものになります。
ライブを重ねながら、ハモリの上下の担当を変えてみたり、人数バランスを変えてみたり、自分たちで色々試行錯誤してきた記憶もある!
ぜひ生で見ていただきたい1曲です。

実はさりげなく"スイスイ"の手旗信号の振りがダンスに入っているのも好きポイント。(fioreの衣笠アメリちゃんが振り付けしてくれました。アメリ先生!)



リリースツアーとワンマンのお知らせ

以上!1stアルバムのふりかえりでした!色々思い出して楽しかったです。ここまで読んでくださりありがとうございました。


冒頭にも書いた通り、sui suiはもうすぐ2ndアルバム『LIFE』の発売と、アルバムリリースツアーが始まります。
ツアーファイナルは、味園ユニバースでのワンマンライブ。sui suiにとってはこれまででいちばん大きい会場でのワンマンになります。ぜひあの景色を、同じ時間を、たくさんの方と共有したいです。足を運ぶ価値を感じていただけるよう頑張ります。

ツアー日程
ツアー来場特典について


そろそろ1万字近い…めっちゃ書いたな…読んでいただきありがとうございました。
2ndアルバムもぜひ聴いてください。

それではまた૮ . ̫ . ა


■ツアー情報■
#suisuiLIFEツアー

【大阪】3/12(日)ツアーファイナル 味園ユニバースワンマンライブ


【福岡】1/29(日) LIVE HOUSE OP's

【千葉】2/5(日) 千葉LOOK

※以下チケットは追って発売
【東京】2/12(日) 西永福JAM
【愛知】2/19(日) 今池3star
【京都】2/23(木祝) GATTACA
【岡山】2/25(土) デスぺラード
【愛媛】2/26(日) 松山サロンキティ
※各会場ゲスト有

■sui suiライブ・チケット情報


■sui sui年間スケジュール  随時更新中

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