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【VRChat】無料でエモい映像を作ろう!

当NoteはVRChatにおける撮影技法や編集等をまとめた記事になります。
全部無料で読めます。はーと❤


🍡私について!

初めまして、甘里もちと申します!
主にVRChatで映像作品や楽曲を制作している者です。

↓私の作品になります。

今回はこの記事にたどり着いて閲覧して頂き本当にありがとうございます!
酒に酔いながら丁寧にこのNoteを書いています。
為になる知識を持って帰れるようなそんな記事にしたいなと思っています!
最後までどうかよろしくお願いします!

✨はじめに!

皆さん!唐突ですが、VRChatで映像作品を作ってみたい!
と思ったことはありませんか~!
「撮ってみたけどイマイチぱっとしない…。」
「形にはなったけどエモくない…。」などとお悩みの皆さん!
個人的にエモい!感動的!になる映像作品の作り方をご紹介します!

🔴注意事項!

※あくまで私のお気に入りの撮影方法や好きなカメラワーク、撮影技法をまとめたものになります。プロではないため、素人目線として一例でこういうものがあるんだな~と参考程度に見ていただけたら幸いです!
※もっと多様な表現方法はあると思いますが、VRChatで映像作品をつくる人が増えたらいいな~!という目線で書いています。よろしくお願いします!

🔵前提知識!

OBS等でVRChatのウィンドウを録画する事や、
ストリームカメラ等の使い方を知っている前提で話します。
最低限の設定として

  • 1920x1080

  • mp4

  • 15000 Kbps(お好みで良い)

くらいで撮影できると良いでしょう!
※知らなかったら調べてみてね!
Twitterに簡単な解説は載せたけどここでは割愛します!

🎥撮影技法のあれこれ

まず初めにVRChatでカメラを起動して行うおすすめカメラ設定を紹介します

- ズームを上げてから引いて撮る

「…なぜそれがキレイ?」という理論的な話は置いといて、
まずは実践してみて下さい。

🌕ズームを上げて撮った場合: 見せたいものがはっきりしている
🌑ズームを下げて撮った場合: 情報量が多すぎて被写体がはっきりしない
こういった効果があります。

- 手ぶれ補正を基本はONに

VRChatには"Smoothed"という手ぶれ補正機能がカメラに存在します

シーンによっては手ぶれ補正が無いのも一つの"演出"として利用できますが
とりあえずは見やすさ重視で"Smoothed"ONにしておきましょう。

- フォーカスはONに出来るならONに

基本的にフォーカスモードは"FullAuto"で良いでしょう。

ここで撮影時に"被写体が激しく移動する場合"や何らかの理由で"フォーカスがズレてしまう"そういった場合にはシーンによってはオフにしましょう
動画内で意図しないタイミングでフォーカスが外れてしまうのは違和感に感じてしまいます。

- カメラの移動方向は原則、一方向へ

エモさには映像の丁寧さと安定した視覚が大切です。
見ている人が変なところでドキッとしないように安定した視点を映すように心がけてみて下さい。もちろん表現の一つで突然ズームしたり、視点を崩すのもアリではあります。要所要所で使い分けてみて下さい。

- 撮影中の移動は最小限に

撮影時、基本的にカメラの動きは少なくして下さい。
テレビや映画で見るような映像の多くはVRChatで左スティックを全開に傾けて移動しながら(ダッシュしながら)撮影した映像は少ないはずです。
※現実世界ではダッシュしながら撮るような映像は少ないという意味

ただ例外もあります。それがアクション映画や戦闘モノ、そういった場合はまた撮影方法は違ってきます。多種多様な撮影方法があります。
街歩き動画なんかは移動しながら撮影しますが、手ぶれ補正は必ずと言っていい程ONのまま撮影しているはずです。
そういった所からカメラの移動、視点の移動は最小限に抑えて下さい。

では、視点のちらつきや移動を抑える撮影方法をご紹介します

歩行速度を下げて撮影する

VRChat上でしゃがんで撮影することで歩行速度を遅くしたまま撮影することが出来ます。ここではアバターの視点を下げる事が出来ればいいためOVR Advanced Settings等の外部ツールを利用して撮影する事も可能です。

カメラは無理に移動させ無くてもよい

演出にもよりますが、カメラは固定カメラで十分だったりします。
後ほど無料ソフトのAviutlにて簡単な編集を説明しますが、あとから動画の編集で視点を移動する事が可能です。VRChat内で撮影が難しいワールドだったり固定カメラで被写体が映せる場合は、無理に移動しないもの表現の一つです。

VRのプレイエリアが許す限り実際に移動して撮影する

左スティックを全開に倒して移動して撮影する方法はちらつきを多くしてしまいます。部屋の広さに左右されてしまうのですが、なるべく実際に部屋を歩いて撮影することで繊細なカメラワークで撮影することが出来るはずです。

- より高度な撮影方法(オプション)

ここからはよりマニアックで分かりにくい情報を扱います。
なるべく分かりやすく解説できるように心がけますが、いまいち分からなかったら飛ばしてもらって大丈夫です。

上から徐々に降下する撮影方法

アバターにコライダージャンプを搭載してアバターの降下時に撮影する方法です。こちらは冒頭で載せた私の作品の"星空スノーフレーク"でも多用されています。※動画の冒頭や最後のシーン等で利用しています。

この撮影方法には注意点があり、降下時に左右の視点がブレてしまうVRChat特有の仕様があります。これを抑えるためSteamVRのAFKに入ってHMDの揺れを抑えています。イマイチぴんと来ない方はやってみたら分かります。
※AFKになってもブレる場合はVRChat上でAFK DetectionをONにして下さい

「ドローンカメラじゃ駄目なの…?」
鋭いですね、ドローンカメラの登場で降下する映像や上昇する映像を作ることが容易になりました。ですが左スティックの操作が大変だったりカメラの移動速度が速かったりします。撮影するシーンによっては使用できますが、ゆっくりした降下を表現するにはコライダージャンプが私には合うかなと感じています。※もっとやりやすい方法があればこっそりDM下さい

下から徐々に上昇して撮影する方法(前回の逆)

こちらは前回撮影した方法を逆再生する形で実現しています。冒頭の紹介動画にも使われています。逆再生が不可能なシーンではドローンカメラを使うしかないと思います。ですが、もしかしたらアバターのカメラギミック等で実現は可能かもしれません。

斜めから被写体を映した状態で平行に移動する方法

HMDの視点の向きは移動スティックの移動方向を変えてしまいます。
やや難しいですが解説します。
HMDを正面に向けて移動スティックを右に倒した時
移動する前に向いていたHMDの方向を正面とした場合こちらは普通に右にあアバターが移動します。当たり前ですね。
- HMDを右に向けて(首を右を向けて)移動スティック右に倒した時
移動する前に向いていたHMDの方向を正面とした場合こちらは後ろに移動するはずです。
その仕様を踏まえて、カメラをガン見しながら撮影すると被写体から離れていってしまいます。

カメラを固定したら正面を向いて移動したい方向に移動しながら撮影しましょう。思い通りの方向への撮影が可能です。

撮影セクションのまとめ

  • カメラの移動は最小限に

  • 移動する方向は一方向に

  • 手ぶれ補正入れましょう

くらいの内容でした!
映像以外にも普段の写真撮影などでも応用できる内容が含まれています。
ぜひ参考にしてみて下さい♫

💻動画編集のあれこれ

第二セクションでは実際に撮影した動画を編集して解説しようと思います。
ここでAviutlという無料のソフトを使用して解説します。
他にも色んな動画ソフトがありますが、出来る表現方法とやれる事は同じだと思うので参考にすることも可能です。

現在、Aviutlの導入はAviutl Package Managerというものがおすすめだと思います。詳しくは他の情報が載っていると思いますので調べてみて下さい。※ここでは1920x1080の解像度で解説しています。

- 動画編集上の視点の移動

上記の動画のようにシンプルな視点移動を解説します。
動画は一枚の静止画です。動画で行う場合は固定カメラでやってみて下さい

まずメディアを10%ほど拡大し、画面外に動画の余白分を作ります。

Aviutlではフレームバッファをメディアの下に挿入して拡大率を110にしています

メディアの位置の移動にて"X軸を右から左"に移動するようにして下さい
"左から右への逆方向"でも可能です。
※可能であれば右から左へ動いたら原則として逆方向に途中で向けないで下さい。逆を向くことも不正解では無いんですが視線誘導が難しくなってしまいます。画面をスムーズに見せるような意識で編集してみて下さい。

"拡大して移動するだけ"と、シンプルなスライドショーのような編集にはなりますが動画のエモさは動画の派手さではなく丁寧さです。

- デジタルズーム

シネマティックだね~

上記の動画のようにシンプルなズームの解説します。

メディアの拡大率を100から110(10%拡大)に直線移動しています

こういったズームはシンプルではあるものの、連続して勢いよく使用すると迫力のある映像表現ができると思います。

ちょっとエモい

以上の2つを同時にやるのは不正解ではないのですが、ナンセンスです。
場所によっては使えますが少なくとも私はエモく感じません。

ナンセンスだね~

以上を踏まえてシンプルな視点操作で作った動画になります。

エモい!たぶん!

- エモさに必要な"緩急"

皆さん。早く動いてゆっくり動くもの好きですよね。DPSとk…
緩急と言ってピン来ない人向けにGIFを作りました。

Undofish版 イージング 23番を使用

ここではAviutlイージングというモノを使用しています。
詳しくはこちらから導入手順等を調べてみて下さい。
UndoFish様のイージングPluginがおすすめです。
細かくイージングを弄りたいマニアックな方は「Aviutl Curve Editor」が最高に𝓒𝓞𝓞𝓛です。他にいいモノがあったらこっそりDMで教えてね❤

拡大率100->110 23番 / 追加で拡大率の重ねがけ100->110 22番
右クリックから基本設定->拡大率から重ねがけが可能です

こういった表現が可能です。

✨まとめ

いかがでしたか?(アフィカス並感)
あくまでこの表現は一例です。これからも映像は色んな表現が出てくると思います。上手い、下手とかではなくどんなメッセージ性があるか。作品にはそういった良さがあると思っています。制作者の思いや出来事、その人が見てきた人生の世界観が作品として映像や音楽に現れるものです。
そういった表現をする作品を作る中で思い通りの作品が作れるように少しでもアシスト出来るようなそんな内容になってたら嬉しいです。

あなたが映し出す"色"をいっぱい見せてください!
もっと色んなモノに影響されて感動して、コミュニティを盛り上げていきましょう!

では、良きVRChatライフを!❤
下は投げ銭用です。投げ銭してくれたら𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬になります。

甘里もち 2024-02-18

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