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自分の弱点はたくさん知っているのに、自分の武器を知らないという人は意外と多いのかもしれません。
この厳しい世の中を逞しく生き抜いていくために、自分の弱点のみならず自分の武器も知った上で、自分を上手く扱えるようになりたいものです。


自分の武器は気づきにくいもの

自分の弱点は気づきやすいものである一方で、自分の武器は気づきづらいものです。
自分の弱点は自分をへこませたりすることでいつもその存在に気づかせてくれますが、自分の武器はそんなふうにマメなことはしてくれません。
自分の武器は自分の弱点とは違い、その存在を向こうからいつも気づかせてくれるようなものではないのです。
自分が「上手くできた」と思う経験や、誰かに褒められたという経験によって自分の武器に気づくことはあると思いますが、良い成果を出すことや誰かに褒められたことだけが自分の武器というわけではありません。

自分の武器は、自分が頑張らなくても自然にできてしまうものであることが多いがゆえ、自分では気づきづらいのだと思います。
自分の武器は、自分から気づきに行かなくては見つけられないものなのかもしれませんね。

自分の武器の見つけ方

ではどうやって自分の武器を見つければいいのでしょう?
ポイントは、普段何気なく自分が好んでやれていることを探してみることなのだと思います。
限局的に「この会社の一社員としての自分の武器は?」なんて感じで探してしまうと見つけづらいと思います。
そうではなく、例えば「きれい好き」とか「聞き上手」とか「慎重さ」とか「意志の強さ」とか、そんなざっくりとした自分のキャラクターを自分なりに深掘りしてみると自分の武器らしきものが見えてくると思います。

大抵の場合、自分の武器は諸刃の剣

大抵の場合、自分の武器は諸刃の剣だったりするものです。
その武器が強力であればあるほど扱いが難しくなり、じゃじゃ馬的な武器になります。
例えば、「きれい好き」という武器の扱い方を誤ると「潔癖」という弱点になってしまったり、「慎重さ」という武器の扱い方を誤ると「心配性」という弱点になってしまうなどのようにです。

自分の武器が諸刃の剣だったりすることが多いから、自分の武器を見つけるのが難しいとも言えるでしょうね。
つまり、自分の武器を自分の弱点として捉えていることもあるかもしれないということです。
自分の弱点に対する見方を変えることで、自分の武器が見つかることもあるでしょう。

自分の武器と弱点を把握して「己を知る」

この厳しい世の中を逞しく生き抜いていくためには「己を知る」ことが大切です。
「己を知る」ことで自分の扱い方を知ることができます。
「己を知る」ために、自分の弱点のみならず自分の武器も把握しましょう。
自分の武器と弱点を把握したら、「武器は正しく扱い、弱点は補う」ことに努めましょう。

自分の理想像に近づけますように。


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