お伊勢参りに行ってきました
リベンジ
昨年、2023年6月2日~3日の二日間、ボクは有給休暇を取り、近鉄電車2日間乗り放題切符を購入し、宿を抑え、うっきうきで伊勢鳥羽への旅へひとりで。。。いや、台風二号と一緒に家族の反対を振り切り大阪を旅立ったのでした。
服はビシャビシャ、靴はズクズク、清流五十鈴川は大氾濫、無敵の近鉄電車まで運転を見合わせ鳥羽駅で五時間も足止めを食らったという、あのトラウマ級の想い出を払しょくするため、リベンジ伊勢参りに行ってきました!!
伊勢神宮とは
伊勢神宮の正式名称は『神宮(じんぐう)』他の神宮と紛らわしくなるので『伊勢の神宮』などと呼ばれていますが、あくまでも『神宮』といえばこの『伊勢の神宮』のことを指します。
2000年の歴史を持つ、古来最高の特別格の宮で、全国8万5千社ある神社の頂点にして、『日本国民の総氏神』と呼ばれ、コロナ前の2019年には年間972万人の参拝者が訪れている、とっても尊い神社です。外国人観光客が少ないのも特徴的です。
祭神は皇室の祖先神である天照大御神。天を照らす太陽を象徴して、全ての自然に命の源を与える最も尊い神様として信仰されており、ご神体は三種の神器の一つにあたる『八咫鏡(やたのかがみ)』です。
伊勢神宮は内宮(ないくう)、外宮(げくう)が有名ですが、実は内宮と外宮の両神宮を中心として、14所の別宮、43所の摂社、24社の末社、42社の所管社からなる125の宮社で構成されています。この125の宮社を総称して「神宮(じんぐう)」と呼びます。
125社を全部まわるというのもいつかやってみたいです。
みどころ
まずは鳥居をくぐって『宇治橋(うじばし)』を渡ります。宇治橋の下を流れるのは氾濫などとはもっとも縁遠い清流『五十鈴川(いすずがわ)』です。
伊勢神宮の特異性のひとつとして『式年遷宮(しきねんせんぐう)』というのがあります。20年に1回、内宮外宮のお宮はもちろん、14の別宮やこの宇治橋も新品に建て替えられます。第一回遷宮が690年で、前回2013年まで62回!1300年以上続けられているのです!一回の遷宮で使うヒノキが1万本というからハンパないですよね。。。
壊された古いお宮の木材は、全国の神社にプレゼントされたりするそうですが、内宮・外宮のお宮を支えていた棟持柱という一番たいせつな木材は、宇治橋の前後に置かれている大鳥居として生まれ変わるそうです。
一万本の木を伐採して、一万本の木を植林し、木が育つことで森は常に生まれ変わり、CO2も削減されるという1300年以上続くこれぞSDGs、すごいです。
伊勢神宮で最も尊い場所が『皇大神宮(こうたいじんぐう)』です。天照大御神が鎮座するお宮です。ここの参拝には注意事項が以下の三点かあります。
① 階段上の写真・動画撮影は禁止
② お賽銭は禁止
③ 個人的なお願いは禁止
①は御正宮(ごしょうぐう)が神聖な場所であり、ご神前は心静かにお参りするためだけの場所だからです。
②は御正宮は天皇以外の人々がお供え物をすることが禁止されているからです。お賽銭もお供え物にあたるので禁止されています。それでも賽銭を投げ入れる人が多いので、神域が汚れないように白い布が敷かれています。(ただ『賽銭禁止』とかの看板もなく、係員の方も「賽銭はやめてください」とアナウンスしているわけでもないので、まんざらでもないのかもしれませんが。。。でも五十鈴川に金属であるお金を投げ入れるのは絶対ダメなそうですよ)
③はもともと神宮は、天皇が『国の安泰と国民の幸福』を祈られるためのお宮で、古来一般人は参拝すらできなかったくらいなので、欲にまみれたお願いは禁止となっています。『日々の感謝』をするのが良いと言われています。個人的なお願いや賽銭などは別宮『荒祭宮(あらまつりのみや)』などでするのが良いそうです。
おかげ横丁
お参りが終わればいよいよ日本一ともいわれる『食べ歩き』の町!
宇治橋から北に延びる800m程の石畳敷のお伊勢さんらしいレトロな雰囲気のおはらい町と『赤福本店』の向かい側から西側に延びたおかげ横丁合わせて150以上の店舗が並んでいます。それではオススメを何点か。。。
宇治橋からおはらい町に入るとお店がバンバン並んでいます。まずはオシャレ店。レトロ感たっぷりでオシャレな『スターバックス』(商品は普通)、好きなアイスを目の前で牛皮に包んでくれるガチ雪見だいふくのお店『イモンネ』。イモンネはお茶系のアイスがめっちゃおすすめです!
そして何をおいても赤福本店!ここはテッパンです。赤福餅はもちろん一年中食べれますが、冬は『赤福ぜんざい』夏は『赤福氷』が堪能できます!!
その他にも『豚捨のコロッケ』『伊勢うどん』『みたらしだんご』『手こね寿司』『エビチリ串』『あわび串』『横丁焼き』『伊勢かまぼこ』などなど、とにかく食べれるなら端から端まで全部食べたいくらいの楽しさです!
ぜひぜひ 一生に一度はお伊勢参りを!
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