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CO-MUSICATION REPORT Vol.16〜歌詞書きロジックとトラップビート対決〜

今回のCO-MUSICATION ROOM作曲生放送はVol.10〜いざ尋常にco-write〜SURFACEの椎名慶治さん(@shiinastar)をお迎えした2回目の模様をお送りします。前回より更にサービスショット多めですっ!

この楽曲の前回、前々回の放送は以下のリンクをご参照下さい。
1回目 CO-MUSICATION REPORT Vol.12〜パイセンと高速ランデブー〜
2回目 CO-MUSICATION REPORT VOL.13〜あなたもco-write体験してみませんか?!

今回はレフティさん(@LeftyMonsterP)が5時間かけて書き上げた歌詞を長年作詞をされている椎名さんが個人的にレクチャーするスペシャルな回!名付けて「歌詞書きロジックを教えての回+追加アレンジ」レフティさんもとても楽しみにされていたようです。

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▲こんばんは〜!ダメージデニムもTシャツもかっこいいですよ。

レフティさんが書いたものと、椎名さんが添削したものを横に並べて、それぞれの言葉を比較しながら一つ一つ使う意味を確認していきます。同じメロディなのに、表現の仕方が全く違う。最終的にどんな歌詞になるのかお楽しみです!

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▲歌詞比較をしながら、内容を掘り下げているところ

◆先生直伝 歌詞書きポイント
作詞のプロ、椎名先生が挙げていた重要ポイントがこちら。いつもやっている普通のことだそうですが、聞いてるとすごく勉強になります。

□代名詞の多用は言いたいことが曖昧になる。「あれ、それ、何、あの夜、その夜」やりがちだけど、使えば使うほどぼんやりした内容になってしまう。
□辻褄があうか。実際の光景をイメージして、違和感があるか確認。
□繰り返しを避け、別の表現にする。
□日本語として成立する言葉なのか。
□あなたと君の違い
□男の人に使う表現と女の人に使う表現
 例)背中、姿、腕、肩

どれも非常に興味深く、改めて日本語を見つめ直すきっかけとなりました。こんなに真面目な話をしてるのに、このお二人はやはり脱線、自爆しがちです。その中でも歌詞の未練たらしい主人公の心の中を考察する場面では…

◆「なんとなくそう何気なくずっと」〜俺たちの反省会〜

椎名慶治(以下 椎)
「こんなだらしないのに、なんとなーく俺たち結婚すると思っていたのが2番よ。訪れるとコイツ本気で思ってたんだもん!頭おかしいよコレ。コイツ(笑)で、自分を責めるしか手立てがない!」
宮田'レフティ'リョウ(以下 レ)「本気で思ってたんだったら、どっかで変えられたんじゃないのっていう感じもちょっとありますよね〜。」

「レフティの描いている主人公も、なんとなくずっと、最後は続いていくと思ってたんだよ。」
「これ、でもね。僕こういうヤツですよ。ボク…。ハハハ。」
「悪く言うと優柔不断で…」
「優柔不断で別れもあんまり切り出せないとか」
「いや、俺も、俺もだから。」
二人「ハハハ〜!!!」
「なんでこれ、なんで二人、なんで俺がサロンで懺悔しなきゃいけないんだよ~。(笑)」
「また、これ、のらさんに(映像研究部所属のキュレーター)使われるぞ(笑)おいしい部分だって。テロップ出るぞ!!」
生放送のコメントは賑やかです。

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▲大反響の生放送チャットルーム
のらさん、是非このおいしい部分を動画化お願いします(笑)

◆相変わらず汚いです?!

「これ、初めて聴いたときに「相変わらず汚いです」って聞こえたのよ。何その歌詞?」
「ハハハ~」
「歌詞見たら、こういうことね!って。」
「ここの押韻がしたかったのと、この次の言葉に繋がっていく。♪ な、なかいめのベ、ルで ♪みたいな感じです。」(宇多田ヒカルさんのautomaticをイメージしてみて下さい。)
「なんでこっちで切るの?って思うけど、すごい大事なことだよね。これでビートが転がるから。」
こういう言葉の途中で音を切るのはビートを転がすためだったんですね!

◆「た」と「て」 1文字違いのストーリー

この曲の歌詞の中で「笑っていた」という部分があり、それをどうしようかという場面。
語尾を「た」にすると完全な過去形。終わってしまった過去のこととなるが、「て」にすると「そうあって欲しい」という意味、進行形になる。
彼女にはそのままで側で笑っていて欲しいという願いを込めて「て」に。一文字変えるだけで、ストーリーがガラッと変わってしまう文字の力を垣間見ました。

他にもエピソードは沢山ありますが、実際の歌詞はサロン内のアーカイブか、今後発売されるCDでご確認くださいませ〜🎶

◆仮歌録りとトラップビート

歌詞が出来て終わりにしないのが、ここCO-MUSICATION ROOM。早速、仮歌録り始めます!出来立てホヤホヤですよ〜。リズムが難しく、歌詞もリズムを大事にするため不思議な位置で切り刻んだり、絶対練習が必要と思えるそんな曲。そんなすぐに歌えるのか?と思いましたが、椎名慶治を甘く見てはいけなかった。作詞見直しまで46分、仮歌録り含めトータル1時間半。流石です、早い〜!

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▲トラップビートと格闘する椎名さん

◆ご褒美タイム
終わったあとはご褒美タイム!皆さん、ご褒美って何だと思います?レフティさんのご褒美はアレンジ作業らしいです。本当に音楽を作るのが大好きなんですね。アレンジ作業を見る度に、レフティさんの音楽の幅の広さと引き出しの数に驚かされます。様々な技を駆使してこの後更なるアレンジを手掛け音色豊かなものに変身させます。その姿は打ち込みの魔神。技の数々は是非サロンの動画で確かめて頂きたい。

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▲アレンジワクワクタイムを楽しむレフティさん

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▲アレンジ場面をちょこっと見せ

曲のタイトルがかなり斬新なので、注目してみて下さい。曲の中にはトラップビート※が沢山使われています。今までにない組み合わせで新しい椎名さんが楽しめるでしょう。また、曲途中のオペラパートの分厚いコーラスにもご注目下さい!
トラップビート:2000年代にサザン・ヒップホップやクランクから派生して生まれた、比較的新しいジャンル。 重低音を強調したビートに、トラップ特有のハイハットの連続音や、派手な電子音を加える中毒性の高いスタイルが一般的。(Wikipediaより)

今回の記事はCO-MUSICATION ROOMのキュレーターamaroneがお届けしました。ここまでお読み頂きありがとうございました。

⭐️椎名慶治さんのOfficialサイト

⭐️椎名慶治さんのモバイルサイト

⭐️ YOSHIHARU SHIINA ONLINE LIVE「FACE TO FACE REMOTE #3」スペシャルLIVEフォト販売サイト(10/26まで)

⭐️SURFACE のOfficialサイト

⭐️ SURFACE ONLINE LIVE 2020「PASS THE BEAT」チケット発売中🎫

◆ 宮田'レフティ'リョウさんが旗揚げしたレーベル
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