旅から帰る

少し離れたところに度に出かけてきた

旅先の風景、食事、文化、普段と違う場所に身を置いた
旅先から、地元に思いを馳せた

そして『地元のことをあまり知らないな』と感じた

子供の頃から、身近な人に
「この町は見るところがないしつまらない、観光する場所がない」
などわりと否定的な意見を聞いて育った

実際、つまらないと思った時期もあった
学生時代、地元を離れる友人も多くいた
(自分も悩んだが地元に残った)

でも、今回旅をして、角度を変えて地元を見たら、
「良いところはあるし、歴史や文化を知らないだけで魅力的なところもあるはずだ」と再発見したくなった
さっそく図書館で郷土史を借り、読むと興味深く趣きのある街だと感じ、街歩きをし始めた

自分の目で街を見る、カメラで写真を撮る
先人の苦労や歴史に思いを馳せる
そんなふうにあらためて現在地を見ると
けっこう悪くない

つまらないのではなく知らないだけだったのだと思う
育った町、遠足で行った場所、親の転勤で移動した地域、それぞれに歴史がある
ひとつひとつ、歴史を掘り下げ、再発見し、あらためて行ってみるのもいいだろうと思っている

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