すごく怖い

今すごく怖い。
どうやら私自身知らないことがとてつもなく怖いらしい。加えて知らないことにより自分が傷つく可能性が捨てきれないことが1番怖い。
ゲームだって攻略見てから進めるしお話もある程度下調べしてから読んだりする。
だから傷つく前に自分で捨ててきた。そして乗り換えてきた。
傷つく度新しい自分を作って、前の自分はコレクションとして置いといて必要な時に乗り換える感じ。
そうして知らないことをなるべく減らしてきた。
既視感でいっぱいにして初めてを減らしてきた。

だからはじめの一歩とか一言目とか一文目とかとんでもなく怖い。
知らないことに、怖いことに自分から踏み出すからだ。
それゆえ人とコミュニケーションをとることが如何せん怖くてしょうがない。それが初対面の人であればあるほど。
対面は得られる情報が多いからその時の温度や湿度や空気を読み取ってアドリブが効くけど文字だけ、声だけだとその分の温度や質感が強すぎて受け取るのも届けるのも怖い。

それが相手に伝えるものと認識すればするほど丁寧に柔らかく扱わなければならないと意固地になってしまいガチガチになって作れない。

それに加えて”私”という存在自身を信じて肯定されたのがほんと数少なすぎてようやく掴めたこの黄緑の毛糸玉で作られた綿毛のようなちょっと表面がザラザラしてる柔らかいふわふわなこの気持ちを失うのが怖い。

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