シェア
誰も知らない深い地の底で、 陽の光を浴びることも知らない原石は、 時の流れを無視するかのように、静かに眠り続ける。 きっとあなたの中にもそんな原石があるはずだ。 まだ見ぬあなたの心の奥底に、 ひっそりと佇む原石が。 掘り起こされ、磨かれ、 陽の目を見るのを心待ちにしている原石が。 樹木の根が土の中の養分を吸収するように、 母なる大地の懐で眠る原石は、 ゆっくりと元素を蓄え結晶化させていく。 あなたの中の原石も、あなたの心の奥で何も語らずまま、 意識の表層から降り注
あなたが苦しみに打ちひしがれて、 息も出来ぬほどに心が追い詰められているなら、 私があなた笑顔にし、少しでも心の余裕を取り戻してあげたい。 思わず顔がほころび、 ふっと呼吸が楽になるような瞬間を届けてあげたい。 その為なら、私はときには道化のような姿で、 あなたの前に現れるだろう。 道化の姿が怖いと感じるなら、 愛嬌のあるウサギの姿で現れよう。 そうしてあなたの前に立ち、 私はあなたを笑わせてあげたい。 あなたが笑顔になるためなら、私はどんな魔法でも使うだろう。
知らぬ間に牢獄に閉じ込められ、 その身を拘束衣で縛られ、 どうしようもない不自由さに、苦しんだりしてはいないだろうか。 あなたの心は、 明かり一つない暗闇の中で、もがき苦しみ、 そこから抜け出せなくなってしまってはいないだろうか。 健全なシステムは人々を豊かにするが、 行き過ぎた不健全なシステムは人々を不幸にする。 あなたが理不尽なシステムに追い詰められ、 がんじ絡めにされ、 身動きが取れなくなっているとしたら、 その出口のない息苦しさに辟易とするだろう。 適正なルー
全てを捧げた努力が報われないその無念さは、 巨大な竜巻となってあなたの夢を消し去ってしまうだろう 胸の奥に秘めた気持ちが結ばれないその悲しみは、 諸刃の剣となってあなたの恋を切り刻んでしまうだろう 湧き上がる愛が通じないそのもどかしさは、 深い霧となってあなたの想いを森の中へ隠すだろう あなたの中の美しく輝かしいその気持ちは、 夜空に煌めく流星群のように、 ときに儚く散っていったのかもしれない 際限なく広がる宇宙をそっと後押しして、 暗闇の中をひっそりと照らしながら
