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四・一六事件

4月16日の気になる記念日や出来事は、四・一六事件です。
四・一六事件は、1928年(昭和3年)4月16日に起こった日本共産党検挙事件のことで、日本共産党(第二次共産党)の活動員が検挙され、治安維持法に問われ市ヶ谷刑務所に収監されました。
この事件後、ほどなくして活動を再開したが、党員が逮捕され拷問により自白。
党員名簿により全国1都3府24県一斉検挙が行われました。

治安維持法は、1922年(大正11年)高橋是清内閣が、過激社会運動取締法を議会に提出するも、反対運動により廃案となりましたが、その翌年、1923年(大正12年)9月に起こった関東大震災後の緊急勅令として治安維持令が承認されます。この治安維持令が過激社会運動取締法を継承していました。
1928年には、処罰に死刑も加え、社会主義運動や労働運動を取り締まるために制定され、労農運動や自由主義者の弾圧にも利用された法律です。

この時代、弾圧や拷問が日本でも行われていました。
拷問によって自白を強要し、犯罪者として処罰されることもあったようです。
現在の日本では、考えられないことですが、昭和初期には普通に行われていたことです。こんなことが再び起こらないように願っています。

それでは、また次回

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