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剛の話②

Amanojak.新入社員
横田剛、25歳!

彼はとても頑張っている。
お気に入りシャツに
油性マジックで名前を書かれようが
きゃさりんに自我を切り売りされようが
彼は黙々と頑張っている。

この前、その横田が
ありがたいことにお客様から
現金で50万円近いお会計を賜りました。


すると横にいた私に

ヨコタ『きゃさりんさん、
金額が大きいので
ニドケンしてもらっていいですか?』

キャサ『はい。』

………



1.2.3.4.5.6.7.8.9.10
10万

………

気になる…


1.2.3.4.5.6.7.8.9.10
20万

………
気になる…


1.2.3…やっぱり気になる!
『あのさ。ニドケンって何?』
30万

ヨコタ『え…ニドケンって、
使いません…?』

キャサ『初めて聞いたよ!
東京リベンジャーズかよ!』


(50万円ご購入いただいた
お客様に向かって)


『え、ニドケンって言います?
聞いたことあります?』


お客様『ん、ないですね…笑』


キャサ『(水を得た魚のように)
ですよね!ほら!』


(多分そこら辺にいた、ユウジだったか
廣川さんだったか顔が似てるから
どっちだったっけ…に向けて)


『え、言います?言わないよね?』


ユウジか廣川さん『んー、言わないねぇ』


キャサ『(水を得た魚のように)
言わないよね?!
ほら!ほら!これだからZ世代は!
かーっ!』


ヨコタ『えっと…前職で…つかってて…
一般的に言わないんですね…』


困りながら笑ってる。
わたしはこの顔が大好物

家に帰ってその話を
家族にした。

キャサ『状況的にチェックして欲しいって
言うのはわかったんだけどさー
気になって気になって気になってさー
数えながらニドケンってなに?!って
お客様の前で聞いちゃったんだよねー』

家族『ふ、お前面白いな!』

え?面白いの剛でしょ?
わたしなの?
怖いのはZじゃなくて
ゆとりですか?
ゆとりじゃなくてわたしですか?

わたし世代ですか?

友達が大好きな牡蠣と
一緒に撮ってくれたんだけど、
しかしカメラに指紋付き過ぎて
逆に盛れたかもしれない件。
一人わたし世代





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