流れのままに
その日はクッキーが食べたい気分だった。でもこんな早朝からやっているお店はない。「材料も揃っているし作ろうかな」と思い立ったが、出来上がりまでの途中で「あー、やらなければよかった」と心変わりする予感がして、手軽に作れるパンケーキにした。
本当に食べたかったものじゃなかったけど、かわいくできて嬉しくて、クッキーのことは忘れてしまっていた。そんなに固執しなくても、しあわせは手に入るのですね🥞
わたしは、これをしなくては!あれもこれも!とこだわって、それに苦しくなることがある(それにも気づいていないこともある)でも手持ちのもので何とかできたり、それをしあわせに思えたりもする。(日々勉強中)
自分の気持ちに自覚的になることや言語化を求められることも多い世の中。それらしいものを浮かべることも出来るようになったけど、それを得ることで何を手にしたかったのかをよくよく想像すると、似たものが既に近くにあったりする。そして意外と最初の思いついたものよりもそれの方がよかったりもする。
数日後、不意にわたしのところへやって来てくれたクッキーたち(しあわせ)。何かがほしいと強く思う気持ちは人を動かす。そうやって手にした喜びは確かに大きいのだけど、その犠牲も確かにある。
もしかしたら、今の気持ちとそこにあるしあわせを実感していれば、そちらからいい時にやってきてくれるのかもしれない。そんな風に思ったのでした。
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