2022年10月1日(土)
"いまが大切"とはよく聞くけれど、わたしは"いまを"未来の貯金と思っている節がある。日々が楽しい未来へ繋がっているような、そのせいで少し日々をこなしているような。そんな感覚がある。今が大切。そんな舞踊劇を今日は見に行った。
はじめは知人の紹介で仕事で伺った。コンテンポラリーダンスは、いままでのわたしには縁遠い存在ではじめはとても不思議な感覚だった。でも回を重ねるごとにわたしなりの楽しみ方を見出したり、知り合いも多くなって講演があると聞けば、必ずと言っていいほど観に行っている。
今回もとてもすばらしい。児童文学の「モモ」が題材となっている。やっぱり観るタイミングで全然感じ方が違う。今回特に印象に残ったのは最後の花びらの演出だ。劇中では"花"がその人自身の時間の象徴となっていた。最後たくさんの花びらが舞っている様子は自由や人生を自分の思うように謳歌してもいいよ〜というメッセージが込められているように感じて涙が出そうだった。
最前列で観ていたわたしたちのところにもたくさんの花びらが降ってきた。そこに一際目を引く花びらが降りてきてわたしが手で取ろうとすると、するりとかわして床に落ちた。でも、ふと気づくとわたしの洋服にはわたしを選んで舞い降りてきてくれた花びらがいくつかあって、それが愛おしくて、大切に持って帰った。
色んな気持ちを味わえて、また次回が楽しみになった。
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