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次こそは!はない
私自身、そして私が直接指導させていただいた方も含め、過去の成功体験に縛られてやり方を変えられない人がほとんどです。今日はなぜそのような状態になってしまうのかを解説していきます。
それって本当に成功体験?
皆さんはダイエットに挑戦して体重が減ったことがありますか?
ほとんどの方が経験アリと答えるしょう。でもそれは本当に成功と言えますか?私も極端な食事制限と長時間の有酸素運動で3ヶ月で10kg痩せたことがありました。
その後どうなったかというと、半年で20kgリバウンドしたのです。確かに短期的に体重を減少させるというゲームには勝ちました。しかし、痩せた体で生活を送るという目的に対しては大失敗しています。
自分の苦しい努力の末、結果が勝ち取れた!
と感じると脳がウハウハになってしまい、もう1回、もう1回と快楽を味わうように要求してくるのです。同じやり方で。体重という物理的な指標、痩せたねぇ!という周囲からの賞賛。
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痩せたねぇ!は褒め言葉になるので言ってくる人は結構いますが、太ったねぇ!を言ってくる人は本当に少ないです。100人に1人とかそういうレベルだと多います。言うメリットが何もないので、何も考えていないバカか、相手を傷つけて優位に立とうとする人くらいしかいません。
なので、太っていると言われて傷ついた経験が乏しいと思います。つまり、 脳への失敗したことに対する罰の要素(負の強化子)が少ないのです。
次こそは!はない
リバウンドしてしまった人が意を決してもう一度ダイエットを始めます。そして口を揃えて言う言葉が
次こそはうまくやろう
どうやって?
・リバウンドしないようにペースを落としてゆっくりやる
・食事を制限し過ぎない
・運動をし過ぎない
・痩せた後の食事にも気を付ける
と言うのですが、机上の空論に過ぎません。理由は以下の通りです。
長期間のアンダーカロリーの継続は体にとっては危険
食事制限の仕方が間違っているので、制限を緩めても間違ったまま
運動=有酸素運動のままでは結局苦しくて続かない
食事以外の習慣、考え方を変えずに決意だけで食習慣を変えるのは無理
そもそもアプローチが間違っているので、前回と違う結果を得たかったら、やり方を変えないと得られないのです。
今度はどうすべきか?
ダイエットに限らず、何か自分の望む成果が得られなかった場合、取るべき行動があります。
自分のやり方が間違っていた。悔しいけどやり方を変える。
失敗を確定させて、やり方を変える決心することです。株やFXの損切りに似ていますよね。売らずに持っていれば今後値上がりする可能性は残されていますが、含み損は抱えたままになります。
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損切りをすれば、自分の投資判断ミスを認め、金銭的な損失も被りますが、一部のお金は戻りますし、投資方法を改め、別の投資先を探すこともできます。
でも人間の心理は面白いもので、あれだけ失敗したのに、ひょっとしたらもう1回やればうまくいくかも?と言う考えが浮かび上がってきます。
その度に、同じやり方では同じ結果しか得られないんだったな。と自分に言い聞かせる必要があり、時間をかけて決心を深めていきます。
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ダイエットに関して言うと
太ってしまう原因はどこにあるのか(表面的・内面的)
ダイエットとはそもそもどういう行為なのか
代謝や三大栄養素の基礎知識
無酸素運動と有酸素運動の違い
など、自己分析とダイエットの知識の取得、自分の生活に当てはめたときに何ができるかを検討していく必要があります。
有名人が宣伝していたダイエット法をちょっとやってみようではダメなのです。そのやり方で散々失敗してきたことをお忘れですか?
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