頑張れ! おいしそうな宇宙船たち!

長ネギ号と餅ステーション、二つの物質ともに生活に欠かせない存在だが、ある日、化学的な奇跡が彼らを未知の宇宙旅行へと導いた。

「長ネギ号」は硫黄と窒素の有機化合物を使って宇宙を飛び回るという珍しい姿に、地球の人々は笑いを禁じ得なかった。一方、柔らかすぎる「餅ステーション」は、多糖類の柔軟性で自在に形を変え、その様子がコミカルでありながらも宇宙の過酷な環境を乗り越える。

目指すは、化学銀河。その名も「モルモット星」。そこでは未知の化学反応が日常的に生じ、驚くべき新たな元素が次々に発見されるという。

旅の途中、長ネギ号はうっかりスライム惑星に突っ込んでしまい、餅ステーションは彗星との衝突で形が丸くなってしまうというアクシデントが発生。しかし、それが逆に彼らの持つ化学的特性を活かし、新たな形状を発見するきっかけとなった。

そしてついに、モルモット星に到着。そこで出会ったのは、笑えるほどふわふわで軽い新元素「フワリウム」。これを利用して新たな宇宙船を作ることにし、その名も「フワリウム号」。そして彼らの冒険は、これからも続くのであった。

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