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94年ぶり牡牛座♉️での木星とノースノードの会合は、またも経済パニックをもたらすか?

 「ノードが牡牛座♉️で木星と重なると経済危機が起こる」――。そう考える人がいる。

 ノースノード/サウスノードとは「太陽(黄道)と月(白道)の交点」であり、占星術では「ドラゴンヘッド(☊)」「ドラゴンテイル(☋)」とも呼ばれる。

 このノースノード(☊)が2023年5月27日に、木星♃と94年ぶりに重なった。

東京での木星とノースノードのコンジャンクション☌(2023年5月27日23時29分JST)

 この組み合わせが起こるのは、滅多にない。牡牛座♉️は金星が支配するサイン(星座)で、金銭や財務などとの関連が強いとされる。

 木星は地球階で全天体の中でラッキー度ナンバーワンの“吉星”であり、一方で拡大や膨張をもたらすとされる。ノースノード☊も幸運な表示点だとされる。ただ、☊や☋が絡む場合には時折、急激で宿命的ともいえる大変化や衝撃をもたらすことが多い。

 金銭に関連が深い牡牛座♉️で、木星♃がもたらす膨張が続いている最中に衝撃的な浮き沈みをもたらすのでは――。ということで、社会的な影響が大きい経済の危機(株価急落や経済パニック、世界恐慌)の前兆と捉えている人もいるようだ。

 過去に遡って1500年から2100年までの木星♃とノード☊のコンジャンクション(合)を占星術ホロスコープ表示サイト「astroseek」で計算した結果が以下である。

♃と☊のコンジャンクション☌は600年間に10回だけ

 産業革命が起こって経済=富が一定の集中を見せ始めた頃からは特に、バブル的な経済の破綻に関連していると見るむきもある。

 ちなみに世界最大の経済大国である米国の、2023年5月の木星♃とノースノードのコンジャンクション☌は、こんなチャートになる。

ワシントンDCで、2023年5月27日10時29分ESTのチャート

 ♃と☊のある♉️2°は、天頂に近い10ハウスにある。10ハウスは政府を示す場所だ。そして、獅子座♌️3°にある火星♂と、水瓶座♒️0°にある冥王星♇とそれぞれハードなアスペクト(Tスクエア)を形成し、これも大きなリスクの発生を齎しかねない表示だ。

 このチャートでは太陽☉と月☽、そして土星♄もハードなアスペクト(Tスクエア)となっており、いずれも過酷な状況を示す。MCのある♈️27°付近では2023年4月20日に日蝕も起こっている(日蝕は♈️29°だった)。

 表示的にはネガティブな要素が満載の世界経済、さてどうなりますか。

(了)


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