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「生かされた変化」

若い頃、暇さえあればつまんでいたお菓子。
ここのところ口にする機会がほとんど無い。
不味く感じるようになったのかと言われれば、きっとそんなことも無い。
欲しく無くなった。ただそれだけ。

仕事でお酒を飲んでいた頃、プライベートで飲むことはほとんどなかった。
あれはただの道具だった。お金を稼ぐ、一時的にテンションを上げる、ただの道具。
三十を過ぎた頃、食事と一緒にいただくお酒の美味しさを知った。
飲みたいから飲むお酒。料理に合わせて種類を選び楽しむお酒。
美味しいんだね、お酒。

思春期真っ盛りの頃、しっかりきっちり反抗期をやっていた。
親が千切れる思いで伸ばした手を振り払い夜の街に駆け出した。
今となっては恐ろしくてできないことだらけ。
子供はわからない。だから危ない。
あの時脳が覚えた刺激は、大人になった今もしっかり要求され続けるよ。

以前から漠然と死に囚われて生きてきた気がする。
けれど、死にたいと思ったことがない。
その理由はわからなかった。
四六時中こんなにも死について考えるのに。
色んな人がいると知り、安心した。
死にたくないと思っているから、いつでも私の直ぐ側に死が憑きまとう。

好きな人と四六時中一緒にいたかった。
どこにも行かなくてよかった。
その人の存在を感じていられれば、それでよかった。
好きな人には、あまり会えなくていいと思う。
永遠を、少しでも長く続ける。

愛に囚われていた。
愛が無いと息をしている感覚がなかった。
愛の種類を知った。
愛はいつでもある。ずっとある。

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