E.T.歌巫女☆通信 3.劇場で体験した銀河系の歓喜合唱


『光の宇宙樹の歌』

2.銀河系は歓喜の大合唱をしている!


❇本稿は、著者の体験をもとに書いた「物語」です。


私、天音星良(あまねせいら)が、「光の宇宙樹の歌」を歌うようになった最初のきっかけ、それは1978年の、スピリチュアルでコズミックな音楽体験だった。

11月のある日、私は高校を休んで上京した。その目的は、全日本学生音楽コンクール東日本大会の、独唱部門本選会に出場すること。

課題曲は日本歌曲で、両膝が震えたままだったものの、なんとかミスなく歌い終えた。

次は自由曲。高校生には難曲といわれている、オペラのアリアだ。美しく幻想的な前奏とともに、役に集中して歌い始めると、やっと震えは収まり、グラウンディング。そして私は、その後の「歌う第一動機」が一変してしまうような、驚きと大感動の体験をすることになったのである。

その最初は、自分の歌声がエネルギーの波のように感じられ、それが一呼吸ごとに劇場の隅々まで広がっては、胸の中心に返ってくるようになったことだ。その気持ちよさに自分をゆだねるように歌っていたら、ふいに心の眼で、上から自分を俯瞰しているような状態になった。すると、なんということだろう。ステージの遙か下のほう、地の底から、黄金に輝く大仏の掌が上昇してきて、歌っている私を乗せ、どんどん天に向かい始めたのだ!しかも本当に体が軽く感じられ始め………ふと気がついた時には、私は宇宙空間に浮かんでいたのである!!もしかしたら私は体外離脱してしまったのだろうか?いいや、違う。希薄になりかけてはいるものの、ステージで歌っている肉体感覚はある。となると、バイロケーションの一種を体験しているのだろうか?いずれにせよ、意識の一部が宇宙まで飛翔し、そこで体験することまで同時に知覚している。どうやらそんな状態らしかった。

こうして私は、今生、地球人に生まれて以降ずっと忘れてしまっていた、大切なことを思い出した。

「銀河系は、大合唱している!!」

どういうことかというと、銀河系の星々は、それぞれの傾きと周期で、自転し公転している。そうして、それぞれに固有の周波数を奏でている。「自分が宇宙に存在していることそのものの純粋な歓び」を、ただただ歌い続けている。そんな星たち数千億個の大集団である、私たちの銀河系は、気が遠くなるほどずっとず―っと大昔から、「歓喜の歌」の大合唱を、絶賛演奏中なのである!!

そう認識できた直後だった。銀河系大合唱団の中に、ひときわ美しく精妙な歌声の天体が存在していることに、私は気がついた。しかもその歌声は、なぜか私と同じアリアを歌っているようにも感じられる。どういうことなのだろう?と、その歌声の主に意識を向けた。

すると、心の眼で観えたのは、なんと銀河系の中心部!そこには、「高次元中心太陽」と呼ぶにふさわしい、非物質次元の超々巨大な太陽が輝き、透きとおった黄金色の光で、銀河系全体をあまねく照らし、慈しんでくれているのだった!!

そう認識できて、深く感動し始めたのも束の間、私の意識(の一部)は、あっという間に、地球の劇場へ戻ってきてしまった。歌っていたアリアが、すでに終盤にさしかかっていたためだろうと思われた。そこで私は、高次元中心太陽をイメージしながら、祈りを捧げるように、最後の歌詞「ジュテーム(愛しています)」を歌い上げた。

するとその直後、またヴィジョンが観えた。なんと、高次元中心太陽の黄金の光で全身ができている、超々巨人が、ブラジルのコルコバードの丘のキリスト像のように、両腕を大きく広げ、劇場の上空まで降臨してきたのである!!しかもその光の超々巨人は、劇場に集っている人々はもちろん、劇場周辺の何もかもを、まるごと愛し、慈しんでくれているのだった!!そのように直観し直感した私は、いつもより深く長く、頭を垂れた。そして、歌い始めた時とは別人のように、「純粋な歓喜と深い平安の妙なる調和」に満たされて、ステージから控え室に戻ったのだった。

現実的な結果としては、私は第3位に入賞することができた。それは、幼児期に声帯をひどく痛め、人並みに歌声を出すことさえできない、子供時代を過ごした私にとって、奇跡と言える高評価だった。

でもそれ以上に、仏教徒でもキリスト教徒でもない高校生が、歌いながら体験してしまった「スピリチュアルでコズミックな至福」、それこそが奇跡だった!圧倒的な「真実」だった!!そう思っている。


❇『光の宇宙樹の歌』の意義、ヴィジョン、歌い方についてお知りになりたい方は、
「E.T.歌巫女☆通信」~2.4.5.6.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.23.24.を御覧ください。


❇次回の投稿~「東京芸大のE.T.が歌うオペラは雅楽!?」に続きます。お楽しみに!💞🌏💞

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