見出し画像

影を掻き消す光が欲しい

『ただ生きるということをこんなに頑張って、何の意味があるのか』という思い。

立ち込める黒い霧のようなもの。
立ちすくむ私の影のようなもの。

それを吹き飛ばす強い風が吹いて欲しい。
それを掻き消す強い光が差し込んで欲しい。

世間では『自己肯定感』だの『親の愛情』だのと言われているもの。
代わりになるものはないとわかっているのに探し求めるもの。

風と光がなくとも日々をがむしゃらに生き、視界が目まぐるしく揺れ動くことでその影は目に入らなくなる。

だがその凌ぎ方も長くは続かない。

いつか身体の方が悲鳴を上げだした時、その影は嫌でも視界にちらつき、時には目の前に現れる。その時に逃げ出したくても、悲鳴を上げている身体では逃げ出すことすらできない。

手に入れることが難しいとわかっているから無理をしたというのに、世の中の仕組みというものは時として残酷である。

今はただ歩いている自分の身体に風を感じながら、手に届く小さな明かりを灯しながら、あるかどうかもわからない、爽やかな風が吹き抜け暖かな日差しが差し込む場所を目指している。

HSPさんたちが双方向のコミュニケーションができる場所づくりの資金と、記事を書きながら飲むコーヒー代になります。