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歪み



今回は少しだけ趣向を変えてみる。

家庭環境が悪い人は性癖が歪む、という話を聞いたことがある。
私はそれは事実だと思っている。
実際に私がそうだから。
私は、自分の性癖が歪んできる自覚があるから。

いくつか性癖があるが、今回は軽めのもの。

歪んだ愛情が好きだ。ヤンデレとか、そういう激重系。暴力=愛情と捉えている人物が好きだ。

例えば料理が得意な人がいるとする。この人をAとする。相手はB。
BがA以外の食事を摂る。それを知ったAはBを無理矢理吐かせる。
「自分以外が作ったものを食べるな」と。
相手を構築させていいのは自分だけだと。しかしそれを普通だと認識しているような人間。

そういう歪んだ激重感情を含んだ愛情がとにかく好きである。

最近はキタニタツヤさんの「ずうっといっしょ!」という曲が好きだ。

こちらのカバーも好きである。


残される方が辛い、とはよく言うものである。
それは愛していた人がいない世界で1人生きていく辛さも含んでいると思う。

ただ私は違う。

死んでもなお残された側の人間の心に住み着く悪夢。そしてそれを悪夢とは認識出来ない残された人間。
残された側を縛り付ける呪い。毒。
生きていた時はそれは苦痛だと思っていたのに、いざ去られると物足りない。今までのそれが幸せだと思い込む。だがもうその幸せは感じることが出来ない。
自分の心の中に残されたその感覚にその人を感じて、幸せと不幸を同時に味わって死んだように生きる。

家庭環境が悪い人は決まって「愛情」に飢えているのだと思う。
毒親、といっても毒親にも色々なタイプがあって、その中の一つに「過保護タイプ」が存在する。
その名の通り、過保護すぎること。
子供を甘やかしすぎる、子供を過剰期心配する、などが挙げられる。 子どもを甘やかしすぎる場合、欲しいものは何でも与えたり進路など子どもが決めるべき決定権を奪ったり。

一見したら愛情故の行動かもしれない。ただこれはただの子に対する依存であって愛情ではない。
今まで愛情を与えられなかった分を、恋愛に求めてしまうんだと思う。


激重の歌や小説をもっと知りたい。自分への愛情を埋めるために。