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『自分』に期待をしない

『自分に期待をしない』。何て希望のない文だという感じがするが、最近私は自然にこれをするようになり、楽に生きている。

自分に期待をかけ続けて、ここ20年あまりを過ごしてきた。

それは習い事、学業、部活動など多岐に渡り、どの分野に於いても「私なら出来る」と自己暗示をかけて、自分で自分の期待を裏切らないよう頑張ってきた。

しかしその分、裏切ってしまったときは自分を信じられなくなり、如何に自分が出来損ないか、と人間性まで疑うことが少なくなかった。



ここ数ヶ月間、学業と習い事の並列で毎日のスケジュールが均一化され、忙しい日々を過ごしており、(少々問題かもしれないが)自分の感情に目を向ける暇がなくなっていた。

いつの間にか、テストで点数が及ばなければスケジュールや取り組み方を変えれば良いだけ、と、結果を単なる『事象』として受け止められるようになり、内省的になることがなくなった。

よく、人間関係で躓いている人には、「他人に期待をするな」と言うのをよく聞く。

しかし、私は少し異なる考えである。

『他人に期待をする』ということは、『期待する相手』を選んでいる『自分』に期待をしているという状態である。

自分に期待していなければ、適切なときにだけ感情を動かせる都合の良い生き物になれる。

失敗することがあっても、自分に期待をするから失望するのであって、はなから期待をしなければ単なる現象として認識できるのである。

内省的になりそうだったら、まずは日々のルーティンをガッチリ決めて、過ごしてみるのもいいかもしれない。

目の前のこと、つまり自分の『外』に目を向けるのである。

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