受験勉強の本質とその応用。

大学受験勉強は果たして無駄だろうか。単に「志望校合格」という目的を達成する時間投資として費用対効果を考える場合もあるだろう。一方で私の考えでは、受験勉強の本質とは大学合格の登竜門として存在するだけでなく、その後の長い人生の中で役立つ総合的な知恵の集積になるものであり、生活に応用して初めて意味を為すものである。

では具体的に、受験勉強の本質とはなんだろうか。
「学びの生産性」を高める。どのように取り組むと効果を最大化できるか。
「知的好奇心」を育む。「主体的な」学びを促す。
「記憶力」や「集中力」を養う。
「論理的思考」を訓練する。「説明できる」レベルまで落とし込んだ学び。
「計画」を立て「優先順位」を設け、自分を管理する。
「精神」が鍛えられる。孤独を愛し、現実と自分と向き合う。諦めない。
「情報収集能力」の低さが命取りになるという悟り。本屋に通う。
「数値」で目標を管理する。目標達成に対する試行錯誤。「目的意識」
ざっと挙げただけでもこれほどある。

私立文系の3科目に焦点当てて説明する。国英社の科目を学ぶ際に、自分が意識していたことは簡単に以下のとおりだ。

現代文は要約まで。大事な要素を正しく掴み、正しく伝える練習。解答に至るプロセスをしっかり論理化する。読むべき箇所を素早く捉える。小論文はこれに加えて、自分の意見と批判要素をしっかりぶつける練習を行う。

英語も国語と基本は同じ。パラグラフリーディングを徹底する。音読だけでは点は取れない。設問解答へのアプローチや要点箇所の整理を含めて復習する。多読と精読(=数をこなすことと繰り返し復習すること)のバランスが重要。

世界史は用語だけを覚えるのではなく、その用語の説明やその背景をキチンと行えるレベルまで落とし込む。用語を知っているだけでは、実戦では使いこなせない。正誤問題などでどのように聞かれるか意識し、他の分野との横の繋がりや違いを整理して覚えるようにする。

どうだろうか。こうしたマインドは、社会を生きる中で必要となる要素だ。


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