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日記とつぶやき

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#詩

最近の妹子俳句

たまにはUPしないとnoteのことを忘れそう! しかし、下の子の俳句がここまで続くとは思ってなかった。 UPしていないものも合わせて、300句ぐらいになっている。 句の数が365になったら、一年分といって見せてやろうと思います。 この最後の、「うずまきの」~は、自由律だと下の子が自分で言っていたのだけど(概念を覚えた)、あとで考えて、もしかするとこれは詩ではないかな?と思った。 【去年6月】 さえずりよ みみにききいり あじさい路 わたゆきか あじさい色の くもの上

ことりとねこと(喧嘩の歌)

小鳥が7匹おりました ぱっぽーぱっぽーぱっぽっぽー 子猫がことりをつかまえに にゃーんにゃーんにゃんにゃんにゃん あっという間ににげました ばっさばっさのばっさっさ そのうち三びきつかまって 一生懸命逃げました ははどりおこってなきました こけこっこけこっこけこっこっ · めんどりこねこをおいまわし こねこはおびえて母ねこに 母ねこめんどりひっかいて フーッフーッシャーシャーシャー そしたらめんどり鷹をつれ ケーンケーンケケケンケーン 母ねこゆうかんたたかった

あなたがくれたもの(詩)

朝早くに通うカフェへの道のり ランニング中の人から立ち昇る雲 石畳の上に置かれたチェアでくつろぐ白髪のちぢれ毛 探すのは 静寂 さえずりの声 空の色 風の微笑み 木々のおしゃべり 地のうねりに耳傾ける日々 今 そこにあるのは 夢に誘われる線路の響き 深夜にひとり座るコインランドリーに落ちてくる ナットキングコールのペーパー・ムーン

道沿いの いちょうによりそう ゆうひいろ

+2

葉のかげに はまひるがおの 顔みせて

股ぬきて すべり去りをり 青大将

ふたごちゃん 春をしめした さくらの実

空かおる なつのもように こころわび

雨のいろ おぼろの風に 梅雨を待つ

下の子俳句

俳句をあまり強制しても良くないのかな?と思い、うるさく言わないようにしてたのだが、ガンガン出してくれた。 最初は「つゆのひび...」で詰まってしまったので、「まあ無理しないで…」と言いかけると「だまって!」と怒られる。 梅雨 かがみごし まどのあじさい ぬれた道 冬 オーロラは ゆきに身かがめ すんだそら 冬 すずらんの こころをきいて ゆめまくら 初春 すずらんに かおり降り立つ さくらの木 節句 せのびして かぶとをまとう そらに鯉 梅雨 北斎の

最近の 下の子俳句

かげに寄る 虫の気配に 花のつゆ おちる葉の かぜによりそう いしだたみ つばきの葉 すぎさる季節 ゆき恋し 垂れおちる すみれのおもかげ 藤のはな 窓のそと 雷鳴ひびく やまのすそ お題を出してみよう。 たんぽぽのわたげ 青葉になったさくら 白い月 鳴り響く電車の音 わたし「さあどうだ(期待に満ちた目)」 下の子「そのままでいいんじゃない?🤔」 一本取られた。

青に染まりながら(詩)

飛行機雲を指差して 道行く人が次々に見上げた 鮮やかに映えた白い筋は みるみるうちにとけて消えていく 青は侵食する 青は広がる 青は飲み込んでいく 悠々とからだをのばし 我はここだ、ひとつだと なかったことのように うそぶいた その青に指をひたし すくって飲めば わたしもからだの中から青に染まり 青にひたり 青に姿を変え だが目を閉じればよみがえるのは 天頂を真っ二つに割る 白の軌跡

新年なんちゃって俳句

皆さま、あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 常日頃から、note俳人、Twitter俳人のかたがたが日々詠まれる俳句を見るのが大好きだった。 素敵だなあ、風流だなあと思いながら拝見していた。 疲れた日にも俳句を拝見すると少し心がなごむ。 わたし「自分ではとても作れないからなあ」 下の子「え?わたし俳句作るの大好きなんだけど!」 ほんまかいな。 ならひとつ詠んでみてもらおうか。 というわけで出てきたのが先日のつぶやきでご披露した下

愛宕神社(下書きを曝すシリーズ)

さくらはそれほどでも しだのおいしげる山道を降りていく こなら カブトムシのき やわらかいつち ことりのこえ しずけさ 風の音 ちらちらふる桜のはなびら 真っ赤な鳥居の下 登り階段 二本の杉の大木が守る 奥には狛犬がみおろす 賽銭箱もない神社 やすで わらび せり 一輪の鮮やかなぼたん あまがえる くまざさ 白椿の大木 「かぶとむしのこと考えてる?」 「考えてる」 おいしそうな黒土 もうすぐ筍の季節 *  *  * 忙しくなってnoteもTwitterも追いきれない!