最近読んだ漫画5タイトルまとめ『シークレットの向こう側』『マジカルパンツァー』『まよチキ』『屋上に咲く花』『猫ラーメン THE MOVIE』
記事にしなかった漫画を含む5タイトル分まとめます。基本的にネタバレ無し。
①シークレットの向こう側
あんまり面白くないけどキャラは可愛い。
作者:吉川英朗
巻数:全4巻
個人的な点数:60点
失踪した姉を見つけるためにこことは少し違う世界「扉の向こう側」に行くことを決めた主人公と、異世界でチート級アイテムである「エグゼム」を集めるヒロイン達との冒険を描いたファンタジー漫画。絵が上手くてキャラクターが可愛い。特にもれ好みの前髪ぱっつん低身長猫好き女がいるので目(もく)で読むことができた。が、肝心のストーリーが面白くない。「扉の向こう側」はダンジョンのような景色で、王道ファンタジーもののように砂漠あり暗黒あり街があり絶景があるといった感じではなく、工場のような景色が全4巻を通して続く。モンスターのデザインは精緻で画力も高いが、「そういう気持ち悪いモンスター」がたくさんでてくるだけという印象で、キャラクター以外に画面に華が生まれない。ダンジョンに潜って、帰って、淡々と作業ゲーを繰り返しているような感覚に陥る。また、敵キャラクターも結構な数が出てくる割にはメインシナリオにあまり絡むこともなく退場していくためなんだったんだと思わずにはいられない。最終話はいかにもな打ち切りエンドなため、当初は大掛かりな構想があったのかもしれない。20巻くらい出れば面白くなったかもしれないかもしれないかもしれない作品。
②限界聖布☆マジカルパンツァー!
おしっこを我慢して戦う魔法少女漫画。1巻しか読んでない。
作者:祁答院慎、倖らる
巻数:全3巻
個人的な点数:53点
愛ノ香まいは13歳の誕生日に母親からパンティをプレゼントされる。なんと愛ノ香家は魔法少女としての使命を帯びており、魔法少女に変身するためのアイテムがパンティなのだ。しかし変身するためには尿を溜めておく必要がある。喋るパンティとともに、まいの尿意と魔物との戦いが始まる!、的な感じ。
パンティが喋るたびに感じてしまう様はまさしく『へんし〜ん!!! 〜パンツになってクンクンペロペロ〜』であり、戦闘中に失禁してしまうなどパンティが喋ることと変身に尿意が不可欠である設定を活かしたエロ描写は良いと思った。しかし、設定からわかるように物語に奥行きがなく、出オチ感が否めない。仮に魔法少女ものとして面白くなるとしても今度は設定が邪魔に感じる。3巻までで奇抜な設定と魔法少女としての面白さを両立できているのかは読んでないので不明だが、少なくとも僕はこれ以上買おうとは思わなかった。
③まよチキ!
6巻までしか読んでない。アニメは見た。原作未読。
作者:あさのハジメ、にぃと
巻数:全7巻
個人的な点数:57点
10年くらい前にアニメで見たときはそれなりに楽しく見ていたような気がする。アニメと比較するとキャラクターの等身が低く言動もかなりぽわぽわな萌えキャラと化している印象を受ける。『まよチキ!』は結局スバルが一番可愛いので(個感)スバル目で読むことはできるが、改めて漫画で読んでもそんなに面白くはない。目が黒くて丸くてデカすぎる。MFのラブコメは頭空っぽにしてアニメで見ないと俺は受け付けられないんだなぁと思った。
スバルが可愛いことだけは確かなのでスバル萌えなら読んでいいかもしれない。乳首も見えてるし。
④屋上に咲く花-水あさと短編集-
百合は良い。ヘテロは・・・
作者:水あさと
巻数:全1巻
個人的な点数:62点
水あさとの短編集。極めて個人的な意見だが水あさとは百合とマジキチな漫画しか面白くないと思っている。より直球に言ってしまうとヘテロが面白くない。本作は短編が6作品収録されており、そのうち2作品が百合だ。特に表題の『屋上に咲く花』は学校の屋上で繰り広げられる生徒会長とボッチの百合で素晴らしいと思った。ただもれがヘテロ嫌いなだけだけど他4作品の短編に関しては男女の恋愛の気持ち悪さが無理だった。ただ大学受験を控えた女学生が河川敷で絵を描いているおっさん(?)と「大学合格したら一緒に花火をする」約束を交わし、合格発表の日に完成した絵を燃やし絵具の鉱物の炎色反応を見届けて別れる話は少し良かった。
⑤猫ラーメン THE MOVIE
『猫ラーメン』に映画あったんだ。
作者:そにしけんじ
巻数:全1巻
個人的な点数:65点
劇場版『猫ラーメン』である『猫ラーメン大将』の漫画版っぽい。ていうか『猫ラーメン』に映画があることをはじめて知った。アニメはすべて見ている。キャットアイドルとして活躍する大将の親父とのラーメン対決を描いている。映画ということもあって4コマではなく1巻を通して親父との再会から対決までを描いており、本編と比較して若干シリアスめになっている。映画の監督が原作者に会った時に「あなたのテキトーに描いた原作がとんでもないことになっていますよ!」と失礼な報告をしたらしい。(「いい加減に描くこと」の難しさを褒めたらしい)。
僕は『猫ラーメン』がそこそこ好きだったのでそれなりに楽しみながら読むことができたけど『猫ラーメン』の入門をこの漫画で果たすのはあまりおススメできない。
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