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雲部!vol,27 雲のつもりが電線写真…展

こんにちは あまみのそらです。

きょうは、ある展覧会に便乗!させていただきます。
現在、東京の練馬区立図書館で開催されている電線絵画展。電線??
ええ、電線です。絵画の中に電線が含まれる作品を集めた展覧会なのです。その数146点!見応えありますよ。この展覧会に行くと、どの絵を見ても、ついつい電線や電柱を探してしまっていた自分に笑ってしまいました。
学芸員さんのキュレーションに拍手、です。

さて、その展覧会に刺激を受け、久しぶりに雲部を更新することにしました。自分の雲写真を改めて見てみると、あるある電線写真!

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あくまで、雲を撮っていたつもりなのですが、これ、ほとんど電線が主人公になっています・・・。

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子どもが結露した窓に指で絵を描いているかのような雲…という純朴なイメージで見とれた雲でしたが、ばっちり映り込んでます。何とか電線を外したかったのですが、雲の空いているところをめいっぱい撮りたくて、道連れとなりました。

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これは正直「どいて!」と思ってしまった1枚です。鳥が翼を広げたような雄大でユニークな形の雲だったのに、思いっきり立ち塞がれました。

たまにそんなときもありますが、でも、基本的にはわたしは電線はキライではありません。日々、東京で雲を撮るので、電線をキライになっちゃったら撮れないのです。だったら楽しくつきあうほうがいい。

後で見返してみると、電線があってこその1枚、だったり電線自体が結構愛嬌のある表情をみせてくれていることもあります。

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見ため、上下方向に移動していく飛行機雲でした。電線があるからこそ、上下方向ということがはっきりわかります。

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これは期せずして、電線&電柱の転折点を飛行機雲が通る形で撮れたものです。あの青い線は何!?と思って夢中で撮った日でした。

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スマホ用の広角レンズを試したときの1枚です。電線、きれいにカーブしてるなあ。

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前にも掲載したかもしれません。乳房雲を撮ったものです。これたぶん、雲だけだと、もうちょっと不気味な印象になると思うのですが、電線が写りこんでいることで、地上からとった現実の空なんだなってちょっと安心します。自分で撮っといてなんですが。

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この雲、なにかのゆるキャラっぽくないですが?とっても短い足がまるでゴムだんをして遊んでいるようで、我ながら和む1枚です。
ゴムだん、ご存知ですか?わたし子どものころ、よく友達とやってました。ところで、なんでごむ「だん」なんだろう。段の「だん」かしら?

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これも電線入りの好きな1枚です。電線ってぴーんと張りつめてるわけではなく、こうやってちょっとゆるみがあるのですよね。雲全体の角度と電線の角度がたまたまいい感じに揃っていたためか、電線がゆったりと雲を支えているようで、好きです。

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これは、電線にどいてほしかった1枚、に挙げようかなと思ったのですが、よくみると電線に下向き三角のぴらぴらが下がってます。秋のとても気持ちのいい日の空でしたので、運動会のようなぴらぴらに免じて、「電線があってよかった1枚」にしたいと思います。

また、電線は浮いているわけではないので、当然ですが電柱も写りこみます。なので、お次は、これ雲と言うより「電柱」が主人公になってるよね、の3枚です。

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こうしてみると電柱のデザインも色々ありそうですね。これからちょっと着目してみようかな。

最後に、電線の写りこみで一番のお気に入りです。雲だけの全体を電線がジグザグに分割しているようで、ちょっとスペシャル感が出たかも?と思えた1枚です。

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見方を変えれば、これまでは「残念」と思っていた写真も「面白い」と思えるのですね。練馬区立美術館さんのセンスに教えられました。感謝です。

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