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第3期 奄美〈環境文化〉教育・基幹プログラム修了課題発表会並びに修了式

高等教育研究開発センター・生涯学習部門では、10月7日(土)にオンラインにて、「第3期 奄美〈環境文化〉教育・基幹プログラムの修了課題発表会並びに修了式」を挙行しました。
本プログラムは、奄美群島に在住、もしくは、移住予定の社会人を対象に、令和3年度よりスタートしました。本年度は、奄美群島の自然・歴史・文化を体系的に学び、地域資源を持続的に利活用するマインド・知識・スキルの獲得を目指す基幹プログラムとして6月に開講、選考の結果、20代から70代までの31名の受講が決定しました。そしてこのたび、ライブや課題提出型の授業、動画資料、奄美大島と与論島での現地実習、修了生との交流会を経て、全70時間が終了しました。

・修了課題発表会・

修了課題発表会では、受講生20名が、「このプログラムで学んだことを、これからどう活かすか」というテーマで発表しました。本プログラムを通して発見した奄美〈環境文化〉の価値を確認し、今後の活かし方について考えをまとめ、5分間という限られた時間の中で、講義で学んだKP法で言葉やイラストを使いながら、熱い想いをスピーチされました。

修了課題発表会の様子


・修了式・

修了課題発表会終了後、引き続き修了式を実施いたしました。
今期は、やむを得ず受講を辞退された方や現地実習に参加できなかった方などがおり、修了証書を授与されたのは17名。岩井久副学長(企画・社会連携担当)から修了生一人ひとりに修了証書が授与されました。

修了証書授与

岩井副学長は主催者挨拶の中で、「仕事や生活を抱え、自然の影響も受けながら4か月間に渡って学びを継続されたことは大変な困難もあったと思われますが、皆さんはここにめでたく修了証書を手にすることになりました。心より称えたいと思います。今回の受講を契機として、今後も新しく得た仲間との連携を保ちながら島々の発展のために自ら学んで実践することを続けていっていただきたいと思います。」と述べました。
 
続いて、来賓の方々からご挨拶をいただきました。
奄美群島観光振興開発基金の本田勝規様は、「奄美群島にはリアルの大学はありませんが、鹿児島大学がこのようなプログラムを準備してくださって、学びの場ができました。これは地元の方々にとっても非常にありがたいですし、「よかった」という声を修了生からもよく聞きます。是非このプログラムが継続的に実施されることを願っております。」と述べられました。
 
第1期生の濱田政信様は、「このプログラムを修了した時点で、すでに奄美群島を見る目、俯瞰する目、そしてそれぞれが住んでいる島や足元、集落に対するふれあい方、接し方、メンタル面も変わってきていて、皆さんがこれから前に進む上で十分肥やしになっていると思います。また、修了生同士、なかなか時間が取れない中でも海を越えて島を超えてすごく中身の濃い話ができるようになったのが、このプログラムのおかげかなと思います。是非卒業した後も、遠慮なくお互いに情報交換や意見交換をしていただければと思います。」と述べられました。
 
10月15日からスタートする実装プログラムの主任講師を務める一般社団法人地域デザイン経営支援協会の村上竜雄様は、「皆さんに一つ言葉を送らせていただくとすれば「スタートスモール、スタートナウ」です。正しい結論を目指して大きくステップをいっぺんにするのではなくて、まわりの方々の理解を得ながらまずは小さな一歩から、ただしそれを先ではなくて今踏み出すこと、それできっと私たち自身と島の未来は確実に変わっていくものだと信じています。」とエールを送られました。

集合記念写真

その後、修了生代表して波多野雅也様(沖永良部島)と新川康枝様(奄美大島)から謝辞があり、「仕事や自分のタスクがある中で、完走することができた喜び」「日常の仕事や暮らしがある中で取り組んだ大変さ」「奄美群島の知識を一から学びなおし、その活かし方まで学ぶことができた達成感」「島を超えた受講生とのつながり」「関係者への感謝の気持ち」などが述べられました。
 
最後に、小栗有子 高等教育研究開発センター・生涯学習部門准教授から、「修了課題を聞かせていただき、このプログラムを通じて皆さんと共有してきたことを皆さんしっかり掴み、大事なキーワードが力強い言葉として表現されていたことをとても嬉しく思いました。また、この3年間で縦のつながりと横のつながりが毎回強化されていることを、常に感じています。修了してもこれからまた関係を深めていきたいと思います。」と、閉会のあいさつを述べ、修了式を締めくくりました。
 

第3期修了生の皆さん、4か月間大変お疲れ様でした。
修了おめでとうございます。


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