見出し画像

結婚式しました

結婚式を遂行致しました。
インスタグラムなどでは「結びました✨」とキラキラ花嫁っぽく書いてみたけど、本心はやっと重たい任務を完了できた!という圧倒的解放感です。はーやれやれ。

今回も案の定、渡航数週間前からコロナがじわじわと再奮し、数日前には沖縄でオミクロンが過去最多の感染者数を記録(しかも諦めた石垣島以外で!)、またもや延期の危機に見舞われた。

家族の中には勤め先からプレッシャーをかけられたり、露骨に嫌味を言われたりした人もいた。沖縄ではもちろんホテルに缶詰めになり、恩返しに旅行をプレゼントして家族で思い出を作りたいという私たちの希望は叶いそうになかった。それどころか命まで危険にさらしてしまう。ギリギリまで悩んで泣いて、本当に辛かった。


もはや結婚式をやりたい気持ちより、また準備期間に戻るの方が嫌だったかもしれない。暇さえあれば「コロナ 結婚式」で調べたり、感染者数が発表される時間に怯えたり、勝手に「不要不急」の結婚式をする自分に落ち込んだ日々。
キャンセル料は200万円近く(緊急事態宣言ではないため、実費でかかる)になるが、それを払うことより自分のエゴでやりたいと言うのが怖かった。


それでも行く!と決断できたのは、家族が行こうと言ってくれたから。

両家とも揃って応援してくれて、やっと挙式場に実施の旨を連絡できた。
決まってからは急いでPCR検査の予約し、色んな店を回って既に品薄になっていた抗原検査キット買い集めた。なるだけ絞ろうと連日深夜のサウナへ行った。塩分を断った。

沖縄に着いて家族の顔を見たときは本当にほっとしたし、感謝しかなかった。

挙式当日は1月にしては珍しいほど暖かく、空が青かった。


ドレス姿で家族と会うのは恥ずかしくて、でも嬉しかった。

バージンロードでは絶対泣かないようにと直前まで父とふざけていたのに、
姉が号泣していて喉の奥がそれはもう痛かった。

式中は緊張して顔はガチガチ、痩せきれなかった背中もすんごく気になった。

パーティでは妹たちが出し物をしてくれて、それが本当に可愛くて感動的で、涙が出そうだった。

ケーキ入刀も楽しかった。

サンクスムービーは、みんな泣いてくれて(愚弟以外)作って良かったなと思った。
何回も観ている夫まで泣いていて笑った。

花嫁の手紙では、最初の文から泣いてしまい、父も母も義父も夫も巻き込んで涙の朗読となった。実は前日までWordをプリントアウトしたものを読み上げようと思っていたから(式場の方に止められた)、奇跡的に持っていた万年筆でホテルのレターセットに殴り書きした手紙であることは内緒にしておいた。

最後のお見送りのとき、最初に出てきたのがいつもの半笑いの愚弟で、次が顔全部でまだ号泣している姉だったのが対比!!と笑えた。


お式についてはなにもかも覚えていたくてキリがないので、とりあえず今日はその夜の夫の一言で締めようと思う。

「自分で言うのもなんだけど、本当に良いお式だったね!
1回しか参列したことないけど」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?