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【54日目】ショートコント:ドクターストップ

みなさんごきげんよう。アッペです!

突然思い付いたので書いてみます笑笑

どぞ!


20××年、М1グランプリで優勝した男二人のコンビがいた。

その人気のポイントは…


A:「ちは~!いや~みなさんのお陰でМ1取っちゃいましたよ~!」
B:「本当にねありがたいことですよ。ね。これで焼き肉が食えるんだから!」
A:バチンッ(頭を引っ張叩く)「お前、こういうとこだぞ!優勝したのを機に性格直せや」
B:「そういうお前はこの賞金を山分けして何がしたいんだよ。」
A:「俺はね、やっぱ母ちゃんに恩返しがしたい。まずは学費を全部負担してくれたからそれを全額返済するわ。」
B:バチンッ(頭を引っ張叩く)「お前、こういうとこだぞ!しんみりした話すんなや。俺の性根が腐ってるのがバレるだろ!」
A:「元々バレてんだよ。」
B:「まぁでもな。焼き肉食べに行くんだったらお前と二人で食いに行きたいわ。」
A:「じゃあ俺の母ちゃんも一緒に誘うか。」
B:「もう母ちゃんは良いの!母ちゃんの話題出すな…!せっかくお前と一緒に焼き肉食いに行こうと提案したのにまた母ちゃんで俺の見せ場なくなるわ!」
A:「フハハハハハ…しかし頭が良い音するわ。叩き甲斐がある」
B:「いーや!時差!!それにお互い禿げてるから人のこと言えないからね!?」

つづく

そんなこんなで頭を叩く音が売りだった。

あるとき、二人は「医師のなんでも相談」というバラエティー番組に出演した。

司会者:「お笑いコンビのお二人さん、М1グランプリ優勝おめでとうございます!」

AとB:「ありがとうございます!これで焼き肉食べに行けます!」
出演者:「あ、まだ食べに行けてなかったんだ。」

司会者:「お二人はあることで悩みがあるんですよね?」
A:「そーなんですよ。俺たちの頭を見てわかる通り、禿げているのでもうちょっとふさふさにならないかと思いまして。」
司会者:「というわけで、お二人には事前に髪質の検査を受けてもらいました。結果はどうでしたか。」
医者:「結果はですね。平均年齢に対して、プラス20歳でした。髪だけ60歳ってことですね。後ですね面白い結果が出まして、脳年齢も実際よりも老いていました。」
AとB:「えっ!?どうしてですか??」
医者:「コントを拝見させていただきましたが、やはり頭の叩きすぎだと思います。」
A:「え…」
B:「終わったやん…もうこのネタ出来ないってことすか。」
医者:「私的にはドクターストップです。このまま行くとボケてしまう可能性もありますよ。」
A:「あ、ボケ役が本物になるんや。」
B:「そんなことゆーてる場合じゃないで!」

二人にとっては残念な結果だった。

A:「どーする?これから?」
B:「まだ始まったばかりなのにな…」
A:「あっ!良いこと思い付いた!叩く場所変えよう。」

そしてコントが始まった。

A:「ちは~!えーっ俺たちは人気になったばかりなんですが、ドクターストップにより、頭が叩けなくなりました!」(拍手)
B:「というわけでね、叩く場所を変えました。幸せなら手をたたこう♪ってあるでしょ?だからね今回は手を叩いていきたいと思います!」
A:「そしたら幸せポイントがわかりやすいもんな!見てる方達も幸せになるからええやん!
B:「そいやさ、この前神社へ参拝しに行ったのよ。」
A:「おっええなぁ!パワースポットとか色々有名な所もあるもんなぁ。」
B:「それでさ、よく参拝の仕方を間違えるのよ。ニ礼二拍一礼ってあるやろ。」
A:「あぁえ、どんな感じなん?一回やってみ?」
B:「おじ~ぎ、おじ~ぎ、パン、パン👏」
A:「あっ今お前幸せやったんか!?」
B:「違うわアホ!今参拝の練習したんやろ!ったく紛らわしいわ…」
A:「ごめん。もう一回やって。」
B:「もう最後だぞ。おじ~ぎ、おじ~ぎ、パン、パン👏…おじ~」
A:「二拍するときってさ、幸せだからすんのかな。」
B:「もうまたやん。同じところで躓いてもうてるやん。あれは、神様を呼んでるんや(※諸説あります。)もうやめやめ。」

B:「次はな、今度相撲観に行くねん。」
A:「相撲でさ、拍手するところあるやん?あれ、幸せなのかな?」
B:「もう拍手に敏感になってますやん。あれも儀式や!」
A:「あっ手叩いて笑ってくださってる!」
B:「あれが正解や!」
AとB:「はいどうもありがとうございました。」

如何でしたか。これは私のオリジナルなので、医師の診断も本当かはわかりません。

ベタかもしれませんが、また思い付いたら書いてみたいと思います(*^^*)

それではまた次の投稿でお会いしましょーう!ばいばーい👋

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