父への感謝と悪口

わたしは今、父親のことが嫌いです。

こういうことを書くと、「今まで育ててもらったことに感謝しなさい」「父親にだって大変なことはあるのだからあなたも我慢しなさい」「父親がいない人のことを考えて…」などと言われてしまいます。Yahoo!知恵袋の回答もだいたいそう。

でも、わたしは「感謝」はしているんです。
だけど、嫌い。人間として好きになれない。

DV、性暴力、酒で暴れる、ギャンブル、金の無心などがあれば完全に悪!憎んで当然!となるでしょうが、そうではないんですよね。

今まで特に不自由なく暮らしてこれたこと、進路に文句を言われなかったこと。わたしが育ってこれたのは父のおかげです。本当にありがとう。

だけど同時に、人間として嫌いなところが目について、どうしても一緒に暮らすとストレスが溜まってしまう。

なのでこれから、ストレス解消のためにも父の嫌いなところを挙げていってみようと思います。

※重大な家庭問題を抱えている方からすれば贅沢な悩みなので、所詮は軽い愚痴レベルと思って読んでください。

---

・心臓の持病があるのに居酒屋で飲んで泥酔して帰ってくる。夜中に玄関をガチャガチャとさせて。ブツブツ何かを言っている酔っ払いは恐怖。

・そして次の日は寝込んで部屋から全然出てこず、家族を心配させる。

・平気で駐車禁止の場所や障害者用のスペースに車を停めようとする。

・飲酒しているのに車で買い物に出ようとする。(これは気づいたときは必死で止めています)

・パワハラ武勇伝を語ってくる。「会社で部下を叱って泣かせてやった!」「店のヤローがムカついたから怒鳴ってきたら得をした!」と誇らしげに言ってくる。相手の方々、本当にすみません。

・頼まれてもいないことをした上、それについてしつこく称賛を求めてくる。何度も聞かれることに疲れて素っ気なくすると機嫌を損ねる。

・上記に加え、サプライズみたいなことが好き。そしてこちらが喜ばないと文句を言ってくる。

・ブランド志向なので、こちらが要らないと言っても高価なものを買って与えたがる。高いものオゴられてるんだからいいじゃん、と思われそうですが、これ意外と嫌ですよ。

・ごはんの食べ方が汚い。食べ物は汁物どころか固形物まで啜って食べる。

---

思えば、小さい頃から少しでもわたしの愛想が良くないと機嫌を悪くしたし、反抗なんて全く許されなかったし、モラハラ気質なのだろうな。

「誰が稼いできてると思ってるんだ!」と母に怒っていたこと、そのうえ母が働こうとすると「俺の収入じゃ足りないのか!」「お前には働けない!」などと言っていたことも思い出した。

金を使い、物を買い与えることが愛だと思っているから、「家族へ尽くしている俺」という自信があって、それに応えない妻と娘が悪いんだ、という思考なのかも。

---

小さな頃からたくさん愛されてきたこと、わかっています。楽しい思い出もたくさんあった。大好きだったからこそ、今の父にガッカリしてしまうんです。

「感謝」と「好き嫌い」は分けられると思う。

モヤモヤしている同じような人が読んで共感してくれたら嬉しいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?