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週末のはなし

週末、9歳の息子にくねくね2輪スケボー(正式名称不明)2歳の息子に普通の4輪スケボーを買って遊んだ。
「これ持ってる人いるよ」DS3でプレイしながら上の子(写楽)、
「タイヤ、タイヤ有るよ」と下の子(歌磨呂)、
「知ってる、知ってる」と写楽くん。
「乗り方は?」と私、
その間も歌磨呂はタイヤを回して叫んでる。
「ちょっとかしてみ!」自信満々な私の心と裏腹に、バランス感覚がむつかしく、くねくね曲がるボードは不安定だった。
ボキッと破裂音にみんなが振り向く、一枚目のくねくねスケボーは破壊された。

原チャリで熱くなり、ドン・キホーテへお買い物♪2枚目は少々高い4800円
使い始めて5分ころ、ボキッ!
心もサイフも気力共々微塵と消えた。
重量オーバーか、最近のおもちゃは脆いのか、家族の笑いは取れたがなんとも悔しい思いがした。
結局、8980円スポーツショップで本家本元を買った。(下写真あり)
それは頑丈で見た目以上にしっかりしてた。

それにしても、2枚折れた後の写楽の言葉に世代を思わせた。
「ところでスケボーは本当にやって見たいと思うか?」と私、
「もういいかな?」と写楽、
重ねて「もういいよ」と何がいいのか真意が掴めない私はこう言った。
「知ってると、やったことは意味が違う」
「中にはその時しか出来ない事がある」
「写楽は、大人になって子供の頃にスケボーが出来なかったと思い出ついでに言う場面がきっとおこるよ」
「ぶっちゃけ、ゲームで飛べて、ゲームで乗れて、ゲームで偉くなってそれもいいさ。でもね、ゲームでいいのなら幾つになっても出来る。今しか出来ない事ではないんだ」「さあーゲームかスケボーか君は選ばなきゃならないんだ」
その言葉の真意をわかってくれたかわからないが、河川敷で手摺に捕まりながらも必死に練習する写楽に笑顔があった。
「これでガッコに通学してもいいかな」
「あほ!」と妻と私は大笑いした。
…それでも歌磨呂は「タイヤ、タイヤあるよと自慢げだった」

安物買いの銭失いとはこの事、折れた分だけでもう一枚買えてたのに…。

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