放つ愛

私の中には愛がある。似たよなフレーズで私を惑わす愛もある。この世界に愛があろうと、無かろうと私を前へと進ませる愛がある。それは放つ愛だ。

この曲を聴きながら、
https://www.youtube.com/watch?v=DcTangFfCD4
Rimi Natsukawa - 恋しくて Rimi ver. -

神無月(神楽月)

神楽月 雨の散々 月欠けて
母叱る 後
我 愛を知る

…あの優しい母が 卒業の夜に始めて 罵る
お前の 甘えは 私の 甘えと震える声はその偉力で圧倒する。
我は父を知らぬ。それは大熊の母子のようで、母と子は忍んでこの世をそろりそろりと歩いてきた。
砂漠の太陽が父なら、母はいつも満天の大月なのか、夜になれば歌えや踊れやの騒ぎに我 溜息する日もあった。
月は欠けてもやはり月、手塩にかけた子を母は世界におくりだす。顔を手で隠して震えた声で一人部屋ですすり泣く。

…母はもうすぐ、この家を出て行きます。

母の愛 届かない それが愛、月が欠けて見えない これも愛

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