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モジュール強化における優先度について【アークナイツ】

はじめに

 はじめまして、ドクターの皆様。雨飾と申します。
 初めての記事ですが、今回はタイトルにもある通りモジュール強化の優先度について考えていきたいと思います。
 特に、モジュールを最近装備させ始めた脱初心者、中級者の考えの助けになれば幸いです。


モジュールの概要

 まずはじめに、モジュールについて簡潔にまとめさせていただきます。より正確かつ詳細な情報を求める場合、白wiki或いはPRTSにアクセスすることをおすすめします。

モジュールとは

 モジュールとは昇進2のオペレーターを

  • 一定レベル(☆6 60lv、☆5 50lv、☆4 40lv)

  • 解放任務

  • 信頼度100

  • 専用素材(モジュールデータ、データ補完チップ・マシン)

  • 素材

  • 龍門幣

以上の条件を満たすことで強化するシステムです。装備したモジュールは3段階まで強化することが可能であり、より強力な効果を得ることが可能です。
 ただし、モジュールが実装されていないオペレーターには装備させられません。一方で、現在☆6オペレーターには2つ目以降のモジュール(後述)が実装されている場合があり、その場合いずれか一つを選択して装備することができます。
 こう書くと難しそうですが、昇進2のオペレーターのレベルを上げられる段階であればそう難しくはないと思います。

モジュール強化内容

 モジュールを装備することで得られる強化内容は

  • ステータス強化(すべて共通、ただし上昇値は異なる)

に加えて

  • 特性の追加

  • 特性の更新

  • 素質の追加

  • 素質の更新

  • 攻撃範囲の増加

の5種類に大別されます。

モジュールによって強化される内容はモジュールの種類、オペレーターによって異なっています。語弊はあるかもしれませんが、オペレーター間の格差は大きいです。上記の5種類の中でも、素質が追加されるオペレーターは少ないです。

モジュールによって変わること

 モジュールを装備することによってオペレーターはより強力になります。その中でも方向性がいくつかあると考えられます。大別すると以下の4種類になります。

  • ステータス強化の恩恵が大きいもの

  • 運用の改善(所謂テコ入れ、例:SP問題)

  • 運用の変化(例:再配置時間の短縮)

  • 運用の強化(例:スキルダメージの強化)

これらの変化はどれが強い・弱いというものではなく、求める運用に合わせてモジュールを装備・強化するか判断するものと思われます。

モジュールの装備・強化優先度について

 本章では、概要に示した前提を踏まえたうえで、どのようなモジュールの装備・強化の優先度が高いかについて、独断と偏見及びその理由から紹介していきます。どのモジュールが強力か?、というよりはどういう基準をもってモジュールを装備させているか?という事の参考になれば幸いです。

ホシグマのモジュール2種 甲乙つけがたい性能(アークナイツ攻略wikiより引用)

装備・強化における大前提

 大前提として、アークナイツというゲームのコンテンツを遊ぶにあたってモジュールは決して必須ではありません。消費リソースは重く、あくまでエンドコンテンツの一種であるという認識でよいと思います。そのため、好きなオペレーター、使っていて楽しいオペレーター、もっと強く使いたいオペレーターに使うのが一番だと思います。
 逆にモジュールが必須になる時としては、危機契約高等級や尖滅作戦高評価、ローグライクの高難易度、縛り攻略ぐらいなものだと思います。
 強化することでより攻略が楽になるぐらいという軽い認識で触ってみるといいかもしれません。

大切に使っていたら溜まる一方の筆者のモジュール


極めて装備させる優先度が高いモジュール

 はじめに、装備させる優先度が極めて高い、装備が前提となっているモジュールについてまとめていきます。この項では、職分ではなく、特定のオペレーターに偏った話になります。

  • 素質の更新-素質適用範囲が拡大するもの(例:グレイディーア 海の化怪物限定→全敵、精密射手yモジュール物理回避無視等)

  • 特性更新-運用の変化(例:モスティマ、召喚士配置数増加等)

  • 運用改善-テコ入れ(例:聖約イグゼキュター、帰凕スペクター等)

以上3つの要素が特に、優先度が高いと考えます。他にも候補に挙げたいモジュールは多数ありましたが、これらのモジュールはオペレーターの採用価値に直接作用してくると考えます。特に特性の更新による、そもそもの役割の変化は非常に影響が大きく、例えばモスティマは、yモジュールのstage3を装備させることによる無敵を貫通する減速担当としての仕事は、唯一無二といっていいでしょう。ただし、後述しますが特性の更新がすべて強力とは限らず、例を挙げると先駆兵型xモジュールの攻防強化はそこまで強力とは言えないでしょう。大事なことは、新しい役割、運用方法が生じる点と考えます。使っていて楽しいですしね。

装備優先度が高いモジュール

 この項では、モジュールを装備・強化させる優先度が高いモジュールについて触れていきます。

  • 装備元のオペレーターが強力な場合

  • 職分の役割を強化する場合

  • 特性・素質の更新-SP関係、攻撃範囲の増加

  • 運用の強化-スキルダメージの増加(※決戦火力スキル持ち)

  • 素質の追加

 これを言うと元も子もありませんが、元々強いオペレーターはステータスが強化されるだけで強いです。例を挙げると、血掟テキサスのyモジュールは単体性能はそこまで優れたモジュールではありませんが、ただでさえ強力なS2.S3が強化されるだけで強化優先度は高いといえるでしょう。逆に、エクシアは強化の有無で素質の対象数が増えたり、エイヤフィヤトラの素質適用が編成だけになったりと大変優秀な効果をもらっているものもあります。正直格差です。

エイヤフィヤトラxモジュール 強いことしか書いていない(アークナイツ攻略wikiより引用)


 本項におけるメインはやはり職分の役割を強化するモジュールです。アークナイツには多くの職分が実装されており、星4オペは職分の基本的な役割を、星5オペは一芸に秀でており、星6オペは両者の役割を強力に行えることが傾向としてあります。数あるオペレーターの中で編成される12人を選ぶためにはそれぞれの役割が求められます。コスト回収や初動の時間稼ぎは先鋒の仕事であり、エリート敵と戦わせることはなく、前衛や術師はエリート敵を倒すが初動で使用することは少ないでしょう(基本的には)。従って、先鋒ならコスト回収能力や初動の生存力が向上するモジュールは強力と言える一方で、スキルダメージや微小な攻撃力・防御力の増加は弱くはありませんが優先度は一段落ちることでしょう。ただし、ここで注意しなければならないのは、あくまで自分が求める役割を強化するかという点です。先鋒縛りをしており、先鋒に継戦火力を求めるならば一転してモジュールの装備・強化優先度は高いといえるでしょう。
 また、モジュールの強化においては、その強化幅も考えなければいけません。無駄とは言いませんが攻撃力や防御力が3~5%増加したところで違いは殆どありません。モジュール強化自体がエンドコンテンツであるため、それ自体は当然のことでありますが、その価値を体感できるかは1つの指標でしょう。本項で挙げている要素は、これらの価値を実感しやすいことが特徴としてあります。素質の対象数の増加やSP増加は、単純なステータスの強化より「わかりやすく強くなる」と言えるでしょう。

サリアxモジュール SP供給をサポート(アークナイツ攻略wikiより引用)

 役割を強化するオペレーターの具体例を一つ挙げます。
 
ここでは、速射手型の星5狙撃としてエイプリルのモジュール強化をオススメします。エイプリルは再配置が早めのパッシブスキル持ちのオペレーターであり、ピンポイントで対空火力を出すといった役割になります。モジュールの性能は以下の通り、中速再配置でのような仕事を強化するものです。

エイプリル yモジュール(アークナイツ攻略wikiより引用)

再配置時間が減少する点に関して、分かりやすく便利になるモジュールです。更にこれに加えてお勧めできる点として、ステータス強化に依る変化があります。エイプリルのS2は特化3で「配置後攻撃力+100%、迷彩状態になる」というものなのですが、速射手という職分の関係上攻撃力が低めに設定されています。そこで攻撃力強化に依る恩恵が大きいというわけです。
具体的な例を挙げますと、M8-8における帝国ドローン(帝国砲撃指揮機)は処理が難しい敵の一つですが、モジュール装備前ではエイプリルを最大強化してもギリギリ撃墜できませんでした。ところがモジュールをSTAGE3まで強化・装備させることで単独で撃墜が可能になりました。

エイプリルyモジュールの有無による火力比較

この単独で強力な飛行ユニットを撃墜可能になるという一点でピンポイントの採用が見込めるため、中速再配置で飛行ユニットを撃墜するという役割の強化が見込めます。これを大きいと取るかは人によりますが、求める仕事能力が上がることが一番モジュールの装備・強化をオススメできる要素です。

 話を戻すと、SPや攻撃範囲に関わる更新及び、素質の追加に関しては、あまり対象となるオペレーターは多くはない現状があります。注意する必要がある点として、SP回復について攻撃回復・被撃回復の場合には違いを実感しやすいですが、緩速師xモジュールといった限定的なSP加速は自動指揮が崩れやすいうえ、違いを明確に実感しにくい点が考えられます。こちらのタイプのモジュールの優先度は再現性を含めてあまり高くないのが実情でしょう。条件付きは使いにくい……。

 スキルダメージが伸びるといった強化について、決戦火力スキルは優先度が高いと考えます。ここでいう決戦火力とは、限られた時間で高いDPSを出せるスキルのことです。この部分は前述した、元々強力なオペレーターや職分の役割の強化と重複するところでしょう。詳細を語る必要はないと思いますが、貧弱な敵への対処よりもステータスが0一つ多かったんじゃないか?みたいな敵への対処のほうが難しく、課題となります。火力が上昇することで、強敵と相対する時間が減少し、結果的に重装や医療の負荷軽減に繋がっていきます。決戦火力スキルの強化は、コストパフォーマンスに優れるともいえるでしょう。

 最後に素質の追加です。特性の追加ではなく、素質の追加です。こうした追加に関してはかなり珍しく、2024/3/09段階で以下の13名のオペレーターしか対象になっていない珍しい強化内容となっています。
・ウィスラッシュ、スワイヤー、ドーベルマン、アカフユ、ウタゲ、スペクター、シラユキ、セイリュウ、ティピカ、シャマレ、ワイフ―、グラベル、ロビン

対象オペレーターたち

素質の数というものは、星5オペと星6オペを隔てる大きな差であり、他の強化と比較して大きな差が生まれる要素です。これらのオペレーターを使いたい、適切に運用したいと考えた時には優先度が比較的高いと考えた為、今回挙げさせていただきました。あまり認知がなされている要素ではありませんが、特にスペクターやシャマレに関しては使用頻度が高いオペレーターであり、自分の目指す運用に近づくためおすすめの一つです。

シャマレ Xモジュール STAGE3の性能 特性の変化と素質の追加を併せ持つ

ロビンなんかはこのゲームでは珍しい迷彩を獲得する素質が増えたりするため、遊び心が擽られるのも良い点ですね。

最後に

 ここまでで装備させるモジュールの優先度が高いもの、及びその理由について触れてきました。重ねてになりますが、このコンテンツはある意味自己満足の世界であり、決して必須でないことは念頭に置きましょう。モジュールデータの供給量は限られており、全てのオペレーターに装備させたくてもできないのが現状でもあります。そんな中で、自身にあった楽しみ方を広げるためにも本記事が役に立てば幸いです。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。最後に宣伝になりますが、最近アークナイツの実況配信を始めましたので、作業の片手間にでも来ていただけると語り合える仲間が増えて嬉しく思います。よろしければXのフォロー(@Amakazari_ch)、チャンネル登録と配信に遊びに来ていただければと思います。
 改めてありがとうございましたドクターの皆様、さようなら。


オマケ(個人的おすすめモジュールを3つほど紹介)

一人目:グラベル

 まずはじめに紹介するのはグラベル。

グラベルxモジュール(アークナイツ攻略wikiより引用)

 高速再配置型のオペレーターであり、お世話になったドクターも多いことでしょう。基本的な運用ではSTAGE1で十分、或いは不要かもしれません。一応ステータス強化に依る耐久の向上も見込めますが、特性更新のコスト返却と素質の追加が主目的になります。前者のコスト返却に関しては、説明が不要でしょう。敢えて言うならば、「今回の配置コスト」を参照するため、2回目、3回目以降のコストが大きくなった状況でもそれぞれの80 %を返却してくれます。そのため、出し入れする回数が多いデコイ運用では意外と恩恵が得られる所となります。後者の再配置時間短縮は、非常に珍しい形式の素質になります。限定的とはいえ、再配置時間を短縮するのは他にはシルバーアッシュぐらいです。では素質の適用対象なのですが、勿論複数います。ですが、基本的に考慮するのはムリナールとなるでしょう。

アークナイツ界の五条悟

アークナイツの環境を構成する一角であるムリナールですが、彼の再配置時間は70 sになります。そこでグラベルのモジュールをSTAGE3にすることで、グラベルを3回配置し15 s短縮させることができます。加えて、ムリナールの第2素質におけるカウンターは【カジミエーシュ】陣営すべてに適用されるため、当然グラベルも対象となります。この、グラベルとムリナールが相互に素質対象となる相性の良さがオススメする理由となります。結構使っていて楽しいです。

二人目:ウユウ


 では2人目に紹介するのはウユウになります。ジェイに続いて星5行商人として実装された彼でしたが、暫くは使用目的が薄い厳しい立場のオペレーターでした。今でもS2の効果の発動順をランダムではなく固定にしてほしいですがそれはさておき、彼の役割として大きな変革が起きます。それはエラトの実装です。

ミノスではなく、ウユウの救いの女神 コーデがエッチ

彼女とのシナジーはウユウエラトとして、ミヅキローグ5層裏ボスの最適編成の一つとなっています。どういう事かは皆さんご存じかと思うのですがここは簡潔に。エラトS1は9 sおきに5 s敵に睡眠状態を与えます。そしてウユウは素質で4 s攻撃しないでいると、次の攻撃で4 sスタンを与えます。睡眠状態の敵には、味方は攻撃を与えられないため、エラトが与える睡眠状態においてウユウの素質が復活し、ウユウのスタンの時間を経てエラトのS1のリキャストが間に合うという睡眠→スタン→睡眠→スタン→……のループに突入します。それによって耐性のない単体敵を完封することができます。
 ただし一つ問題として、ウユウが一回でも他の敵を殴った場合にこのハメが崩壊するということです。そこで本題のモジュール強化です。

ウユウxモジュール(アークナイツ攻略wikiより引用)

ウユウのモジュール強化はありきたりな素質更新に見えて、その実珍しい強化を受けています。なんと素質適用に関わる秒数が変化しており、STAGE1とSTAGE3で素質適用の猶予が実質2 s伸びています。この強化を生かすことで、ウユウエラトのハメの安定化に加えて、エリート敵に対する時間稼ぎも行えるようになります。実はサルカズ突撃兵の処理にも向いていたりと、アークナイツ玄人ぶれる面白いオペレーターになります。遊び方の幅が火がるため、ここでオススメとして紹介させていただきます。

三人目:ドロシー


 最後に紹介するのがドロシーになります。星6罠師であり、モジュール強化による特性追加で運ゲーが仕掛けられます。

(倫理観)ゆるふわお姉さん 好き 
最近クリステンに対するメッセージが公開されたので注目
善意の形は色々であり、彼女もまた送り出す側の人間になったのでしょう

S1.2.3全て異なる使い道があり、蓄音機ギミックやローグライクなど様々なシナジーを引き起こします。罠という設置物の性質に加え、罠の火力は本人の攻撃力を参照することから火力バフの恩恵を受けやすい点、バインド状態を活かす秘宝と枚挙にいとまがありません。速射手に並ぶ攻撃速度もあって、罠による地上火力と対空火力を一人で補える遊び心のあるオペレーターになります。

ドロシーyモジュール(アークナイツ攻略wikiより引用)

ここで注目したいのが素質更新についてです。素質で罠を発動するたびに、自身の攻撃力を増していくのですが、STAGE強化に依る変化は1 %に見えて1*10の10 %ずつの変化があります。従って、STAGE3ではSTAGE1と比較してステータス強化の他に攻撃力20 %分ものバフ量の変化があります。単純に強い。それがオススメする理由になります。

まとめ
 以上3名を紹介させていただきました。まだまだ紹介したいところは沢山ありますがここで一度終いにさせていただきます。よければ皆さんのおススメも聞かせていただけたらと思います。ありがとうございました。


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