あまっか流 女声の表現方法

どうも、あまっかです。女声を出している者です。今回は前回(あまっか流 女声の上達方法)の続きとして、女声の表現方法について説明していきます。あくまで自己流として個人的見解を述べさせていただくため、参考程度でお読みください。

圧倒的に表現力が足りていない!

女声の動画は至るところに転がってはいますが、どれも声質についての話ばかりで、表現方法についてはあまり解説されていません。ということで、女声を練習するにあたっての効率のいい練習方法をご紹介します。

じゃがりこ面接

最初は『演技力じゃがりこ面接』です。今となっては少し古い印象を受けますが、演技力を試す、また鍛えるにとっては最適なのです。あれを女声で実践してしまおうという話になります。単に『じゃがりこ』と言うだけでなく、アドリブを効かせることで、更なる演技力の向上が見込めます。

Wikipedia『演技力じゃがりこ面接』
みーたんのブログ『じゃがりこ面接 セリフ書いてみましたφ(..)』

参考動画として(敬称略)
演技力じゃがりこ面接音源
ミライアカリ
遥そら
あくびん@女声釣りの王

表現方法は無数にあることが分かるかと思います。このような表現力を鍛えることで、女声の上達を図ることができます。

感情の輪を活用する

感情の基本表現は、皆さんお馴染みの『喜怒哀楽』の4つなのですが、まあそれだけでは表現として心許ないですよね。

では、感情そのものを理解して実践してみましょう。今回は『Plutchikの感情の輪』を活用して、表現の幅を広げてみます。じゃがりこ面接では表現の幅が広がったのですが、ここでは細かな感情を表現することになるため、声の使い分けが重要になります。

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具体的には、あるワードがあったとして、それを感情ごとに表現していきます。例えば、「何ですか」といった言葉であれば、ここに書かれている感情を手当たり次第に「何ですか」と表現、録音、分析を行っていきます。

ワードは何でも構いませんが、一覧として載せておきます。

・何ですか?
・あれっ
・うどん
・えへへへへ~

「何ですか?」は、様々な感情に対応できる言葉です。物珍しそうに言ったり、恨めしい気持ち、嫌らしい気持ちにでも対応できます。

「えへへへへ~」においては、基本的に照れる表現として使われますが、これを憤怒しながら発言したらどうでしょうか?(実際にはそんな場面は起こり得ないのですが)

このように、感情の輪を活用することで、どのように声を出すのが最適なのかを考えることができ、なおかつ楽しく学べるため、表現練習では重宝します。

女声の特性を把握する

私が個人的に心がけている、女声を出すにあたってのポイントを解説していきます。ここでは、一般的な女性の声に着目してみます。

1.声質を知り、声質を作る。
2.語尾を伸ばす。
3.滑舌を調節する。
4.可愛らしい声調(トーン)を作る。
5.女言葉を活用する。
6.感情をオーバーにする。

1.私たちは脳内で声のイメージを作り上げていて、実際の声とイメージの声に乖離が起きると違和感を覚えます。そして、声のイメージは個人差があります。つまりは自分にとって優れている女声を出したとしても、他人が聞いたらバレてしまうなんてことが起こります。

ではどうしたらバレない女声が出せるようになるのでしょうか? 実際の声とイメージの声を合致させるればいいのです。前回にもあったシャドーイングを活用して、声質を知り、声質を作っていきます。簡単な話が『モノマネ』ですよね。(私はシャドーイングをまったくやったことがないため、各自で調べてやってみてください)

2.語尾を伸ばすことは、男性の特性を排除するために用いられます。少々ぶりっ子なように聞こえてしまいますが、活用することで女声っぽく聞こえるようになります。もしもオネエのように聞こえるならば、単純に声域が低いです。

具体的には、ギャルゲーをやっていると理解しやすいと思いますが、「○○しようよぉ~!」や「おやすみぃ~」のような、語尾を切らずに伸ばす方法です。語尾を伸ばして幼さを演出させ、男声の表現から乖離させます。

3.滑舌を調節するのは、語尾を伸ばすのと同じく、幼さを演出することで、男声の表現から乖離させる方法です。男性的なイメージがハキハキと滑舌よくとするならば、女性的なイメージはその逆、ふわふわとした舌っ足らずなイメージとなります。男性が重い野太い声とすれば、女性は軽く"か細い声"となるでしょう。これらを声で表現してあげれば良いのです。

4.2と3のまとめになりますが、少女や幼女のような可愛らしいトーンを利用することで、男性の厳ついトーンを排除するということです。目指すべき女声にもよりますが、基本的なスタンスは『可愛く』です。色々な性格があるかもしれませんが、愛着があるからこそ女声で表現したくなるものです。わざわざブスのような豚声をやろうとは思わないはずです。せっかく女声をやるならば、可愛らしく、しかも喋っていて楽しい声でありたいですよね。

5.幼さとは違ったベクトル、大人っぽさや更なる自然な女声を習得するにあたって、切っても切れない要素が『女言葉』です。例えば、「いいかしら?」や「知らないわよ!」などです。まあ大体のことは分かることかと思います。それらを活用することで、言葉を鍛えて、女声の表現を磨くという方法です。

ただし、多用してしまうとオネエのような口調になったり、わざとらしくて女声であることがバレやすくなります。あくまで自然に使ってください。ちなみに応用として『お嬢様言葉』なんてものもありますが、自然な表現ではないため、省かせていただきます。

6.女性は男性よりも感情を表に出しやすい傾向にあります。逆を言えば、男性は女性よりも感情を出しにくいんですよね。そういった意味でも、上で書いたような『じゃがりこ面接』や『感情の輪』で、感情の幅を広げることが有効だったのです。

さいごに

今回は『あまっか流 女声の表現方法』ということで、女声で見落としがちな表現方法について解説しました。実のところ私は半人前ですから、ここで書かれていることを全部実践できてはいません。「まあ、これができると上達するよなー」といった考えのもとで、目標も交えて記述しました。

素晴らしい女声が出せるようになることを心から願っています。

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