ちゃんのワケ

17才ぐらいに作った『欲望ちゃん』という曲がある。当時、衝動的に作った曲です。ちなみに、初めてアコギの弾き語りに、見よう見まねでドラムの音をループして入れてみたりした曲なので、今のスタイルになる、「はじめの一歩」みたいな曲でもあるかもしれない。
それと、当時、初めて自分でMVを撮って作ったのもこの『欲望ちゃん』です。そう思うと、今の私のルーツになる曲と言ってもいいかも。MVはYouTubeにあるので、17才の手探りの力作を観ることができるよ。

アマイワナちゃんねる

それはそうと、なぜ、タイトルが『欲望ちゃん』なのか、ということを今さらだけどちゃんと言いたい。
内容は歌詞を読んでもらえばわかるが、それならば、『欲望』でもよかった。現に、最初は『欲望』というタイトルで進めていた。しかし、『ちゃん』をつけたのは、一聴すると、とても切実に聴こえる歌詞に、可愛らしさを足したかったという理由がある。
むしろ、歌詞にはなっていないが、可愛らしさの方が本筋なのだ。
でも、当時それを言葉で説明するのは、とても難しかった。
「世の中には、欲しい物はいっぱいあるけど、私が欲しいのは、物ではなくて、歌唱力や才能だ!」というようなことを歌っている。でも、改めて言いたかったことは「17才の私が歌っているということをお忘れなく!!」ということ。
この歌詞は、その日、衝動的な気持ちを歌詞にしただけ。歌詞はどんな気持ちで書いたの?とか、色々話す場面があるけど、「欲しい物はたくさんある中で、云々〜。って内容の歌詞ですけど、でも、10代の女の子の欲望の話ですから、昨日の欲望と、今日の欲望は違うかもよ!」というところまでがこの曲に込めたメッセージだったの。

今、新曲を続々と作っていて、歌詞の内容だけではなくて、最後にタイトルをつけたときに、曲として完成する感じがとてもあるなぁ。と思って、それで、欲望ちゃんのことを思い出したのよ。
ともかく新曲をお楽しみに。(次のライブからどんどんやるから来て)

ところで、今はもう、10代じゃなくなったけど、未だにそう思うことがある。
前に思ってたこと、考えていたこととは、今は違う考えになっていたり、理解が変わったりしている。要するに日々成長してるってわけ。
だから、私が昔言ってたことも変わってるかもしれない。そして、今、こうのように書いていることもまた、すぐに変わるかもしれない。
人間は変わるのです。

それって、ずっと見てたらついていけてるけど、少し目を離していたら、あれ?前と違うじゃん…??という様に、置いていかれた気持ちになるわけよ。そんなものよ。
(私も好きな人たちのインタビューやブログを漁って読むことが多いけど、昔の記事だからなー、今は違うかもしれないけど好きよ。という気持ちで読むようにしてる)

と、いうことで、
これまでも、今からも、私が色んなところで文章を書いたり、インタビューで話すことを、ずっとそのままの考えでいると思わないで。と言ってることも、変わって、ずっと変わらないのかもしれないわよ。ってことは、とても説明が難しいけど、その複雑さがいつか説明できる日がきたらいいな。
ということをお伝えして、このブログを伏線とさせていただいて

完全保存版。

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