散歩
頭の中が散らかると、外を歩く。本屋さんや喫茶店に出向くこともあれば、ただ町をふらりふらりすることも多い。
まあ結局は、歩きながらもまたいろいろなことを考えてしまうのだが、家にこもっているときと違って思考が巡って淀んで沈んでいくようなことはあまりない。どうしてだろうか。
まず、体を動かしていることと、太陽と風に触れていることは、きっと大きい。というかほとんどはそれに尽きるのだろう。でも無理やり他を挙げるならば、例えば道を進むにつれて視界が変わること。その都度目に入る何かが、頭の中に「やあ」と顔を出す。彼がヒントになって、また新しい感情や考えが浮き出たりする。こうして思考の対象が散れば散るほど、個々に対しては距離が生まれる。そんな感じかなあ。
この曲は、たぶん、ぼくがいままでで一番上手につくれた曲です。目や鼻が気になるのは、花粉の季節だから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?