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カサンドラ症候群

どう言葉にすればいいのか、まだわからない。

父親に対する“なんらかの我慢”が限界を超えたことは確かで、「もういやだ」という叫びだけが自分の中から絞り出されていた。

なにがつらいって、「これをされたから苦しい」ってわかりやすい説明ができないこと。

父が発する言葉のニュアンスやそのときの空気感、蓄積された長年のストレスが複雑に絡み合って今の苦しさをつくっていて、それを説明しようとしても、客観的に見るとそれのなにがどう苦しいのかよくわからないだろうなと思ってしまうし、私自身、父のなにがいやなのか言葉で説明しようとしても、それは雲みたいなもので、形がない。

苦しさを訴えたくても、それすらできない。

でもだからといって、私の苦しさをないことにはできない。させない。


なんなんだろう。
父も、兄も、母すらも。

同じ家に住んでいるのに、他の星に来たみたいだ。

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