見出し画像

今からAfter Effectsを学ぶ方へ

こんにちは。サプライズ栄作と申します。
広く浅く映像制作をしています。

文章書いてないで、映像作れよって話なんですが、手根管症候群とやらで手首がやられてしまい、マウスを触るのも辛いので、キーボードを叩いてた時のものに加筆してみました。
みなさんも手首を労わりましょう!縦型マウスおすすめです。

これから映像を始めようという方に向けて、
怪しいものに引っかかったり、変な癖がつかないように、つらつらと書きたいと思います。
といってもなにも突っ込んだことは書いていません。
おとめ座のB型は平和主義者なのです。

Twitterにも箇条書きしたものを上げてみたんですが


このツイートが僕の個人的な考えなのですが、もう少し詳細と補足、まとめる事になった経緯などを書いてみます。

動画編集者もAfterEffectsを導入

Twitterでフォローしてくださる方の中に、動画編集をしている方が増えたのもあって、動画編集の勢いが凄いな~と感じております。

※ここで言う動画編集とは、Youtubeの編集などを指してます。

現在、Youtube、Vlogなど動画編集している方の中には、他の編集と差をつける為に、今よりひと手間加えて、クオリティをあげてみたり、新しいトレンドを取り入れようと模索して動こうとしている方がいます。
そんな時に出番となるのが、After Effects(アフターエフェクツ)です。
エフェクトとエフェクツ派に分かれますが、「ツ」です。アフターエフェクツです。でも「ト」でも通じます。
このポイントがAfter effectsの一番凄いところです。他はおまけみたいなものです。

After Effectsを使えるようになれば、VFXや、モーショングラフィックス、少し凝った画面遷移だったりと、活躍してくれるはずです。
「俺はそんな面倒な事しないよ~」という方もいるかもしれませんが、動画や映像というのは不思議なもので、作っていくうちに「もっと良くしたい!」といった感情が芽生えてきます。
これは絶対的なもので、その感情の前で常人は平静を保つ事は不可能であり、抗えません。一度始めれば最後、6割強もの人たちが映像制作の魔力に屈します。
つまりは芽生えます。そういうことです。

After Effectsに興味を持ち、新しいスキルを習得することは素晴らしいことですし、そこにビジネスチャンスが発生するでしょうから、動画編集者も映像制作者も、仲良くWin-Winとなる未来があるのではないでしょうか?

実際のところ、そういった人が今後増えるかどうかは、「知らんけど」なんですが、もし増えた場合に、その人たちの受け皿となるような環境があると良いですよね。

幸い、最近では日本語でチュートリアル動画をあげてくれている方が多くなりましたので、すでに準備が整ってきている印象はあります。
が、落とし穴もあり、少し危険な側面もあります。

情報の正しさと価値

今の世の中、大変ありがたいことに情報が多く転がっています。
ググれば、すぐに手に入ります。
ただその中には、正確性から外れたものや、効率の悪いものも、ばら撒かれています。
これからは初心者に向けた、コンサル、教材もどんどんと出てくることでしょう。それらの情報は、今から始めようとする方にとっては、救いにもなると同時に、非常に厄介なものとなるかもしれません。

なぜなら、初心者の方では良し悪しの判断ができないからです。
近道しているようで遠回りだったり、価値の薄いものに高いお金を使っていたり。
情報のない人は、どんな世界でも損をしますね。

で、今回このnoteを書こうと思ったきっかけでもあるのですが、
僕には、After Effectsを教えている子がいます。
四六時中教えられる体制でもないので、Youtubeなどにアップされているチュートリアル動画を自身で調べて勉強してくれています。
で、なにか新しいものを見つけた時は、意気揚々と僕にやり方を教えてくれます。

問題はここです。そのやり方が効率の悪いもの+正確性からかけ離れたデータの作り方だったので、「変な癖がつくな~」と思いました。

ゴールには辿り着くので、間違っていると断定はしませんが、明らかに基本からかけ離れたやり方でした。
After Effectsをそれなりに触っている方が見れば、なんかモヤモヤとすることになると思います。
僕の判断で、しばらくそのチュートリアル動画は見せないようにしました。

その作りは正しいのか?!と正確性に重きを置くと、発信が難しくなってしまいますし、勉強するのにも二の足を踏んでしまいます。
とはいえ勉強する側としては、ある程度の正しさは欲しいものです。
youtubeなどで無料で見れるものならまだしも、それらの情報が有料となれば尚更です。

内容によっては、既に発信されているチュートリアル動画のURL教えるから、浮いたお金でプラグイン、スクリプト、海外チュートリアル買おうぜ!となります。

では僕の作り方は正しいのか?!という話なんですが、そうではなく
僕の作り方も、人によれば面倒くさい作り方をしていたりするでしょう。
日々アップデートしなければいけない仕事なので、昨日までのやり方が非効率だったなんて事もあります。
それでも問題がないのは、人に教えていなかったので、苦労するのは自分だけだからです。

で、これから映像の世界に飛び込んでくる方は、正解か不正解かわからない多くの情報から、取捨選択しなければならないのです。
もちろん始めたてなので、どの情報が正しいかなんてわからないですし、そもそもどんなワードで検索すれば良いかもわからず、最初に目についたものに飛びついてしまうかもしれませんね。

「時間短縮の為に、お金を支払う」
その考えは素晴らしいものだと思いますが、それは本当に価値があった場合です。

僕が教えている子は、まだ僕が判断できるので変な躓きは減りますが、
これから始める方は、正しさからかけ離れた情報でスキルを身につけて、さらに別の初心者に伝達することになるかもしれません。
これは悪循環ですよね。

正しい情報を得るための対策

学習から発信までセットで考えている方は、以下のことに気を付けてみてはどうでしょうか?

・一人のクリエイターを盲従しない
個人の言うことを、真に受けず疑問を持つことも、大事です。
本当にこのやり方であっているのか?他にも方法はないのか?と疑問を持ち調べることが重要です。
その過程で、新たな発見や技術が身に付きます。
その気づきを発信すれば、良い情報となるのでは?と思います。
お金のかかるものなのであれば、そのクリエイターのもとでしか得られないスキルなのか?受けることでの付加価値を見極めたいですね。

・チュートリアル動画をしっかり見比べる
一つ前の「盲従しない」と被るかもしれませんが。
同じ内容のチュートリアルでも、やり方に違いがあったりします。
効率の良い作り方や、ものすごく面倒な作業をしなければいけないものなど、様々です。
同じ内容のものでも、軽く覗いて比較してみることをお勧めします。
ここでも新たな発見があり、組み合わせることで良い反応が生まれることが多いです。

・手法だけでなく、意味や効果なども教えてくれる人を探す
ただ単にやり方を教えている人は避けた方が良い気がします。(これ、僕のことですねw)

手法だけを伝えるのは、再現性も高く、すぐに作品ができあがるので楽しいのですが…すぐに忘れてしまいます。
制作の過程で、なぜそのエフェクトを適用したのか?
それによりどういった効果が得られるのか?などの意味も同時に学ぶことで、言葉から操作手順を逆引きできたりしますし、応用が効くようになります。

そういった視点まで解説してくれる人を見つけた方が、成長に繋がります。
勘ではなく、理論で教えてくれる人や動画があなたの為になります。
世の中には、センスですべて作ってしまう方もいますが、そんな天才はごく僅かです。
なぜ?という疑問に自分でも答えることができれば、良いものを作れる確率があがりますね。

なにから始めたら良いかわからない人は、まずなにをしたいか?どんな映像を作りたいか?を決めてみると道が見えてくると思います。

教材購入、コンサルなどを受ける事を検討している方

対価を支払い、学ぶ。
その考えは素晴らしいことだと思います。
僕自身も海外チュートリアルなどを購入して勉強しています。

恐らく今後は、After Effectsのコンサルや教材が増えていくと思っています。
その中には、良いものもあれば、悪いものもあります。これは仕方ないことです。価格に見合った価値があるか、その講座でしか得られないスキルなのか判断する必要があります。

その時に、ぜひ試してほしいことが「検索」です。
教材には良心的なことに、講座内容の目次を記載してくれていたりします。
これは、海外のオンラインスクールなどでも同じです。

まず購入の前に、その目次のキーワード+After Effectsで検索してみてください。
よっぽど特殊で、その人しか教えていない内容でなければ大体の情報は得られます。しかも、日本語のチュートリアル動画での情報を先人が発信してくれています。感謝ですね。
試してみてください。1分以内にみつかりますよ~。
どう検索していいかわからないとかであれば、僕のTwitterにDMください笑

技術以外の価値を見出す場合もありますね。
教えている人自体に価値があったり、技術以外のサポートが充実していたり。そういった所も加味して、一度考えて受講してみてはどうでしょうか。
考えても答えがでないという方は、僕のTwitterにDMください。一緒に悩みましょう!

まとめ

TwitterにTipsや作品を上げるようになってから、DMでAfter Effectsについて質問を頂くようになりました。
個別に対応していたのですが、困ったことに質問が重複していたりするので、こういった場所で一気に済ませてしまおうかと思いました。
後で見返したりできるので良いかな?と。

またGIFでAfter EffectsのTipsを上げているのですが、短い動画なので伝えきれず、ただやり方だけを発信している状態なのですが、「それってどうなの?」と疑問に思いました。
自分でもこのnoteに書いた通り、なぜそうしたか?などの視点があるとより良い学習につながると思うので、不定期ですが書こうかと思います。
いきなりサボる可能性は高めです。映像の魔力にやられるくらいの確率です。つまりはサボります。

「まとめの欄なのに全然記事のまとめになっていないじゃないか!」
と思った方がいるかもしれませんが、そこが僕のおちゃめなところです。

僕からは以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?