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【天鳳研究録】アマノ~NAGAの教え~2

最近ようやく気が付いたのだが、麻雀で長期的に勝ち切るのに足りない要素があるんじゃないかと思うに至った。じゃあ何の要素で差がついているんだ?足りない知識は?磨くべき技術は?・・・そんなことを考え始めた。おせーよwwプププwwwという意見もあるだろう。いや、間違いじゃないわ。それはホントに自分でも感じる。俺はバカなのかな?
最初は自分専用のnote記事にしようとしてたんだけど、自分専用に限定する理由も見当たらねーじゃん。じゃあ公開すっか!となり、こうして発表することにした。
こんな麻雀界の僻地みてーなnoteに辿り着けた人にせめてものサービスなんだけど、ここではどんなコメントも構わないので何でも書き込んでいってほしい。フツーなら燃えるコメントであっても僻地だから焚き火くらいにしかならんだろうから遠慮はいらん。焚き火を囲んでゆっくりしていけ。

東1局南家ドラ6p

場1の南は守備面の価値が高い

前提として手牌の価値がそれほど高くない。
マンズと東はいいけどそれ以外はグチャっとしてる上にドラも無いしで第1打から守備力も考慮したいところ。
…となると第1打候補はスジで持ってる1p,9s,と字牌の西になりそう。このうち西は将来の安全牌候補として除外。残るは1p,9sとなんだけど紙のように薄い123三色の分だけ9s切りになるということだろうか?

5ブロック優先か?守備も見るか?

先程の手牌からある程度の形ができた。
東ポンからアガリも少し見えて来たが、
①メッチャ良い手ではない(手牌の安全度はまだ見ておきたい)
②9mが2枚切られている
この辺りで8m切りということだろう。考えるのがメンドイなら南でも問題ないっぽい

東2局東家ドラ4p

孤立したソーズと字牌をどう見るか

親でドラ2枚のアガリ切る価値が高い手牌だ。

アガリルートはタンヤオ・役牌・リーチの三つ。どれとも関係が遠い1sから切っていこう。実を言うと序盤の役牌はキチンと扱えているのか自信がない。どう考えても役牌の評価を下す盤面は頻出するのでサボらずに磨いていきたいところだ。

オリるだけでは先を越されるばかりなのだ。

高打点と東ポン可で押す価値のある手牌。

赤々ドラにダブ東でナニのデカい手牌だ。そんな手牌なのに風呂場でチンチン隠すようなマネしちゃイカン。コソコソせずにガニ股闊歩で堂々としよう。結果はスッ転んで放銃に回ったけどさ!!(怒)
天鳳のラス回避ルールと言えど点棒をどうにかして持ってなきゃいけないことには変わらない。この手は点棒を持つ側に回れる手牌なので押しになる。今後もこういった場合は押し切ることができるように記事に残しておく。

東3局北家ドラ7s

また東がトイツで今度は5ブロックだが

最高とは呼べない手牌だが最序盤で役牌トイツ。カンチャン2つのフォローアップ的な意味で3pを残しての北切りといこう。
・・・いや、待てよ?9mが2枚見えてる8m切りで北残しても良いんじゃねーの?となるがそうも行かない。

トイツの数をチェックしてみよう

東ポンからの速攻メンツ手だけをイメージしていたらチートイツルートは逃していただろう。チートイツはテンパイしてからのタンキ選択だけじゃなくてもっと前の段階からチートイツのビジョンを見て構える必要がある。
・・・こんなビジョンは見えなかったけどさ!!(怒)

2s待ちにしてりゃ一発ツモじゃねーか!!!!!

東4局西家ドラ3m

端牌と役牌の比較に問題アリっぽい・・・

どんだけ東に好かれてるんだ??東場だから嬉しいんだけどさ。
さて、今回の手牌も東トイツをアンコやポンしてメンツとして使いたい。そうすると今度はヘッド候補が無くなっちゃうよね。
・・・となると役牌タンキ待ちも将来的なルートとして見据えておくべきで、しかも早速1枚切られてる9sからということなんだろう。もっと言えばカン4mはチーしてのバック仕掛けもするだろう。となると役牌をもう一枚引いてできればダブルバックの体制にしたい思考なんかも働かせたいところ

南1局南家ドラ2p

上家の手牌に注目してほしい

早スギ放銃で見るも何もない・・・
アホ!バカ!カス!だからテメーは童貞チンポなんだよ!!!

南1局南家ドラ2m1本場

ドラの浮いた2シャンテン。オリのプランを考えよう

さて、真っ直ぐアガリに向かうばかりだったので今度はリーチ対応についても勉強しておこう。今回は趣向を変えて敢えてNAGAの正解は分からない状態で考えてみよう。

ツモ番で引いてくるのは5mなんだけどNAGAの正解を考えてみよう。

この手牌に5mを引いた状態で何を切ってオリるのか考えてみよう。

正解は⇩コチラ

刺さるときもあるけど折れないメンタル維持も人間には必要な技術と言えよう

南でも悪くはないんだけど、4Sから先に切って1枚通れば2枚通る理論の適用からのようだ・・・が、グラフの差を見ると理由はそれだけじゃないようにも見える。
リーチ手順で下家は3s→7sと切っているんだよね。まず直前に3sなので344からのシャボはほとんどなくて、タンキ待ちは字牌や1pといったタンキとして優秀な牌を先に切っているからコレも無さそう。
そこからアンコくっつきに考えを発展させて2224,3334,4555,4666,といったパッと思いつくパターンも3s,7sと切っていることと整合性が付かない。これら安全度アップの要因も絡んで南からではなく連打できる4sからなのだろう。

では4sを連打した後に4mを引いてくるコレもじっくり考えてみよう。

ツモ番で4mを引いたら何を切るか?考えてみよう。

正解は⇩コチラ

雑になりがちオリ手順。しっかり考え抜く習慣を忘れずに

後スジ8pとションパイ南の比較なんだけど正解は8pとなった。8pはリャンメンが無くなってアタリとなるパターンはカンチャン、シャボ、タンキとなる。
この場面では9pトイツがカンチャン率の低下と8999のアンコくっつきの否定ができる。つまり普通の後スジよりも放銃率が低くなっている。それでも南の方が放銃率は低いと思うんだけど、放銃した時の1ハンUPが重い。そうなると放銃率は高くなろうと8pから切る手順になるのだろう。

南1局南家ドラ白 供託2 2本場

2600点が場に転がっている状況

リーチの基本上昇打点よりも供託や本場の方が高くのでアガリ率重視のダマテンなんだけど、問題は2mと3sのどちらを選ぶか?
自分はご覧の通り4m,7sツモからの1-4sのイーペーコーの手順を考えて2mを切ったんだけど、NAGAは3s切りを推奨している。考えてみれば1-4s待ちイーペーコー手順は4m,7sを”先に引いた”場合にだけ踏める手順だ。枚数の多い1-4sを先に引く確率の方が高いんだからイーペーコー手順を追うメリットが薄い。
また、この解析結果は大きな場況に差がない序盤において2と3において瞬間のアガリ率の差も示唆している。AI個別具体的な状況判断でミスることはあっても大量データで判断することに長けているので特に今回の判断は確度の高いものなんじゃないかと思う。

南2局東家ドラ5p

内容・結果共に痛恨のミス。前に出て良い状況じゃない

結果は下家のダマテンへの放銃となってしまった局。状況を整理してみよう
・仕掛けた対面が高確率でテンパイしてる
・12巡目
・2シャンテン
ドラ5pが出ていきそうとかの要素を省いても「やーめッピ!!」でオリに回る十分な要素が揃いすぎている。
結果は下家のダマテンへの放銃なんだけど、問題の根はもっと深いとこにある気がする。技術うんぬんじゃなくて危機管理意識とかになるから上で挙げたような要素を普段からどのくらいの頻度で確認しているか・・・みたいなところから変えていかないと改善しないだろう。状況は1巡毎に意識しなきゃいけないんだけど、人間の限界ってもんがあるから3巡毎くらいには要素の確認を習慣として身に付けないといけないかもしれない。

南3局北家ドラ8p

手牌の形は全く違えど南2局と同じ守備意識が必要な局面

下家の親の仕掛に対して9巡目で2シャンテンで5sが3枚切れで骨抜き状態。「何としてもアガリ切りたい局面」でもなければ「とにかく攻めるべき手牌」でもない。
この盤面で必要なのは守備意識を持ってソーズを切れたか?も重要になんだけど、オーラスをどうやって迎えるかも考えなきゃならない。ここで親に放銃してしまうとラス目とのリードが縮まったor逆転された状況であと2局を打たなきゃいけないのと現状維持の可能性を秘めた2局では後者の方がよいことがわかる。焦る気もわかるんだけど、麻雀には現状維持というルートを積極的に選ぶ「積極的現状維持」という言葉を覚えても損はないんじゃなかろうか?

南4局西家ドラ8m

アガリトップとは違うがアガリ切ることに価値あることには変わらない

アガリラス回避の技術は天鳳において必須科目だろう。この手牌でリーチが打てそう!と思う人はいないと思う。マンピンソーのどこからでも発車して喰いタンを目指すのが現実的なルートで、サブルートとしては西か発が重ねての役牌でのアガリとなるだろう。
ここでカン2pが埋まることは何を意味するかというと喰いタンというメインルートと役牌サブルートを狭くして遥か遠くのメンゼンリーチを広くするということである。ここまで整理すればどのルートを広くすれば良いか自明の理だろう。

西を重ねて役牌サブルートが開けたが・・・

役牌サブルートが開けた後に白がやって来た。アガリ手役は確保できたので今度は牌理を優先するべきだった。5ブロック揃ったとも見えるんだけど、それは首尾よく3sや6sが揃ったらの話で、当然のことながら5sを引いたり46sでチーすることもある。実質的には4.5ブロックといったところかもしれない。
となると縦引きしか使えない白よりも横にも伸ばせる7mを残しておくべきだろう。

あとがき

東場を書き終えた時点で「やっぱ麻雀を文章化するのメッチャ疲れるわ・・・」と思って体力的に不安が生まれたりとかしたんだけど、オーラスまで無事に書き終えることができた。
読んでてその局がどういう決着だったの?という疑問を持った人もいるんじゃないかと思う。ただそういった部分は意識的に少なめしてあくまで打牌をメインにすることとした。それと納得できる意見があれば公開後に追記する可能性は十分にある・・・というか欲しいので冒頭に「何を書き込んでも良い」と付け足した。

読んでいただいた方へ
麻雀を題材にした文章は今後も書いていくつもりなので今後ともよろしくお願いいたします。

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