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Super Phoenixの牌譜検討してみた!!その3

コロナが社会に変化を求めてもどうやらヒキコモリの性は変化することはなさそうです。

なぜならヒキコモリ気質の私こそが変化していないのですから。

私がヒキコモリ気質だから麻雀にハマったのかあるはその逆なのか?これは多いに議論の余地があります。(誰も議論なんかしてねーよ!)

ということで今日も元気に牌譜検討してゆこうと思います。

鳴いて守るは我が点棒!!

安手で仕掛けるな!
遠い仕掛けをするな!
ヘッドレスで役牌ポンをするな!

誰もが一度は聞いたことのあるフレーズなのではないでしょうか?
そんな声は耳に届かぬと言わんばかりにカンチャン×2でヘッドを破壊する2000点2シャンテンの仕掛けです。


思い切ったプレイですがこういった仕掛けはAIの素早い期待値計算に頼る部分が多いと思われます。
最強のAIが何を思考していたのか推理する他に道はありませんが仕掛けた理由をあえて探してみます。

・リーチしても愚形2600スタート
・カンチャンも鳴ける構えになる
・リー棒なしで役を作れる
・単騎待ちになることが濃厚だが実は単騎待ちはそれほど悪くない

あまり意識されませんが単騎は待ちは守備力の高い牌を攻撃に活かせるメリットがあります。

こうして整理するとリーチして2600点のカンチャンと仕掛けて2000点の単騎を比べると後者の方が有利なのも肯けます。

放銃でラスまで見えても1巡目から積極的に仕掛けています。

1500〜5800まである仕掛けですがノミ手も濃厚です。
9mのヘッドの違いはありますが守備力的に中は残しておきたいところです。


では中を残せば本当に守備力が高いかというとそうでもないのかもしれません。
点棒を確認してみましょう。
3着目とラス目は全力で攻めることが予想される状況です。
この2人がそれぞれマンガンのアガリであれよあれよのラス落ちもあり得るのです。

ならばいっそ自分がアガってしまえ!ということですね。

1‐4sが薄くともテンパイは逃さぬ仕掛けです。

放銃でラス濃厚ですがツモられることもまた同様です。

4枚目の西を見送るということは河に打たれそうな未来のリーチにオリることと同義です。
麻雀は殺られる前に殺りましょう。

現物2sやスジを抜くことはせずに勝負に出ています。

ベタオリ失敗による放銃はそれだけ罪深いものとしていることがわかります。

やはりテンパイは偉大なのです。

違いの分かるAIー押し引きの妙ー

デキる男というのは細かな違いに気が付くものです。

(容疑者の男あまひろ(28歳無職)は以上のように供述しており...)

じゃなくて牌譜や!!!!!!!!!

仕掛けられててもこの8mくらいはシャンテン押しするとして・・・

親に西家にも通っていない3s、2sをゴリゴリ押してます。

両脇にお前ら本当にテンパイしてんのかよ?俺様はテンパってんだぞ!?

なんて心の叫びが聞こえてきそうな押しです(AIが叫ぶわけねーだろ!)

この8mくらいはシャンテン・・・戻してる!?

8m合わせ打ちにも見えますがAI相手に確認できないのがもどかしい限りです。

しかし先制を取れる可能性は下がっていますがシャンテンを落とすほどではない場面です。

2枚切れ発を残すのは良いとしても守備寄りに進めるならば流石に5p先切りあたりにするべきでしょう。

・・・あれ?おかしいな?違いの分かるAIという題名だったのにどうしてこうなった!

いやいや!手本にするべき押し引きもあるはずだ!ということで探してみました。

これこそ打つべき追いかけ愚形リーチですね。

まず2sがワンチャンスの待ちとなっていること。

もう一つが相手と自分の現物がほとんど同じで9pさえ通ってしまえば5分の勝負に持ち込めるんですよね。

ドラも無く二枚切れのカン4mというド急所を抱えた状況でアガるとすれば喰いタンとなりそうです。

ここで安易に東や白を切らないことで安全を確保しながら進行しています。

押し引きはリーチや仕掛けを受ける前の段階から技術の巧拙が出るものです。

Super Phoenixはシャンテン押しにこれでもかと厳しい姿勢を見せます。

何巡目だろうとドラ暗刻だろうと愚形残りなどの不安要素があれば1枚しかない現物を容赦なく中抜きします。

鳴きと先制リーチの精度を徹底的に高める。

押し引きは先制されたら完全撤退というとてもシンプルなものです。

麻雀はデータで打つものだ!という心の叫びが聞こえてきそうな打法に終始しています。(AIが…以下略)

番外編 麻雀と出会った高校時代

麻雀との出会いは高校時代でした。

実際にお会いしたことのある方からは驚かれるのですが当時は万年一回戦ボーイながら野球部に所属する高校球児でした。
これでも毎日ユニフォームを着て日が暮れるまで白球を追いかけていたのです。

私の母校はもちろん強豪校ではありませんでしたので学校の外では自由に過ごしていました。
なのでいわゆるガラケーも所持しておりました。

(彼女もいなかったこともあり)私のガラケーはmixiの提供するソシャゲばかりでしたが(笑)

当時のソシャゲをご存知の方はわかると思いますが昔はスタミナを貯めてストーリーを進めるだけのゲームでした。
今思うとなんともゲーム性の低いものです。

怪盗ロワイヤルというと懐かしい記憶が蘇る人もいるんじゃないでしょうか?

今も昔もソシャゲのお決まりパターンで最初のうちは無課金でもゲームを進められました。
しかしやがて課金アイテム無しでは進められぬほど敵が強くなったのです。

生活は自由と言っても野球部の練習でアルバイトどころではありませんからやがて手詰まりになりました。


進まぬソシャゲに飽きてきた所に見つけたのが完全無料で遊べる麻雀ゲームだったのです。

そしてなぜか麻雀と出会った日のことは今でも覚えているのですがその日は高校二年生の冬の日のこと。

雨上がりの曇が太陽を遮り凍るような寒さが支配する駅のホームでした。

まさかあの日に出会った麻雀にこれほどのめり込むとは夢にも思いませんでした。

しかしそうして麻雀と出会ったものの周囲にルールを知っている人がいなかったのです。
仕方なしに駅前の書店に足を運び麻将連合の井出洋介プロの解説書を購入してみました。

読んでみた感想は手役なんて書いてあんけどホントに揃うのかよ?でした。

ただその本は非常に丁寧に書かれておりましたのでそれを片手にコンピュータとの対戦を通じて麻雀を覚えていきました。

そして高校を卒業して一年間の浪人生活を経て大学に入学すると現在に至るまで縁の切れぬネット麻雀「天鳳」と出会うのでした。

思いの外に番外編が長くなりましたね(笑)
自己紹介を兼ねてまた別の記事で私の過去についての文書を綴りたいと思います。

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