やっぱりアイドルが好きだ。

地下アイドルなんて、キラキラしたことばかりじゃないし、出会いと別れの繰り返し。

そんなことわかってるはずなのに、アイドルが大好きで。推しが変わったり変わらなかったり、卒業した推しメンが復活したり。

かれこれ地下アイドルのオタクをはじめて6年。

高校生だった私ももう社会人2年目。仕事柄、GWなんてものはなくて、明日からまた4連勤の始まり。あー嫌だな。

私が「光」に出会ったのは去年の6月のことだった。

その時、私はアイドルオタクとしてのモチベがあまりなかった。特にこれといった推しグループがいなくて、今まで推してた子に挨拶程度に現場に足を運んだり、推しのいるコンカフェにたまに遊びに行ったり。そろそろオタクも潮時かなーと思っていた時だった。

社会人1年目で、仕事もそれなりに忙しかったし、頑張らなきゃいけない時期だった。

その日も、昔からの推しの生誕祭ということで顔を出しておこうと、それくらいの気持ちで現場に行った。

普段は目当てグループしか見ないけれど、その日はたまたまタイテがでないライブで、最初からライブを見ることになった。

いつも見るアイドルのライブの一つにしかならないはずだった。

でも、そこで私は「光」に出会ってしまった。

その「光」は渡辺樹莉。

当時、JILLASTEDの白色担当だった女の子。

ステージが始まり、私は頭を殴られるような、心がギューっとステージに引き寄せられるような、そんな感覚になった。

綺麗でかっこいい歌声、全力のダンス、屈託のない笑顔、ステージの端から端まで届けるファンサ、少し長めのウルフヘア、パンツスタイルのベロア衣装。

その全てがキラキラして見えた。ステージの中でそこだけが白く光を発してるような、そんな感じに目に映った。

そして何よりも彼女の「目」が本当に魅力的に感じた。

真っ直ぐに伝えようとするような、ステージに取り込むような、真剣な眼差し。

一緒に楽しもうねと、笑いかけるような、くしゃっと笑う目。

今までもたくさんアイドルを見てきているはずなのに、パフォーマンスがいいアイドルなんて他にもたくさんいるし、JILLASTEDの他のメンバーもとてもパフォーマンスがいいのに。樹莉ちゃんのパフォーマンスは私の目にはとても特別なものに映った。

「あ、だめだわ、この子、推そう。」

一瞬でそう思った。一回のたった30分ほどのライブで。

完全に心を奪われてしまった。

樹莉ちゃんのパフォーマンスはアイドルを詰め込んだようなそんなライブだった、そうそう、これがアイドル、私が大好きな最高なもの。

そう、再確認させられた。

そこから私は完全に渡辺樹莉のオタクとしてキラキラオタクライフを完全に再開してしまったわけだけど、そこに後悔はない。

私が感じたものに間違いはなかった。そう胸を張って言える。

そこから私は完全にJILLASTEDのオタク、渡辺樹莉のオタクになっていくわけだけど、毎回本当にパフォーマンスがよかったし、特典会で話しても本当にいい子だった。

今でも、出会った時のライブのことを一緒に話して、あの時出会えたのは奇跡だよね、なんて話したりする。

本当にライブを見たのも偶然だし、あの日のライブじゃなかったら惹かれてなかったかもしれないし、奇跡だよなぁ、と思う。

仕事で完全にメンタルがやられてしまって、休職して、人生の底におちてしまった時も、そこから引き上げてくれたのは渡辺樹莉のパフォーマンスだった。

ずっと寄り添ってくれた。私の人生の中心であり続けてくれた。

それから、グループにはいろんなことがあって解散になってしまったわけだけれど(すごいはしょるやん)。

JILLASTEDの渡辺樹莉に出会えて私は本当に幸せだった。

短い活動だったのかもしれないし、もっともっと叶えたい夢はたくさんあったのだろうけれど。

実際、オタ活した中でも短い期間だったけれど。

確実に濃い期間だったし、樹莉ちゃんがいなければ今の私はいない。

1人の人間を救っていたんだよということを、知っていて欲しいな。


これからも彼女の活動は続くけれど、JILLASTEDの渡辺樹莉についての思いを書いてみました。

いやー渡辺樹莉は最高なんですよ。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?