2020.09.20_モリゼミvol.5

月に一度のモリゼミクローズドゼミ。
これまでの文献リサーチやインタビューをもとに、どのような形で日本に実装することができるかをチームごとに考えるアイデアづくりのワークショップでした。

今回はいつものデンマークチームだけでなく、既に実践されている外部のゲストの方にも参加いただいたので、新たな気づきもたくさんありました。
特にハッとさせられたのが、「教員に対して『あなたは何がしたいか』と問う人がいない」ということ。
先生たちはいつの間にか授業をこなすことがミッションとなっていて、「そもそも」の部分を見つめ直すきっかけ(=問いかけてもらう場面)がほとんどないということでした。(なんとなく行政職員もよく似た状況のような気がします…)

先生は子どもたちを導く人だから、「完全」な存在だとつい思いがちですが、先生も一人の「不完全」な人間だということを皆が(先生自身も含めて)認識する必要があるのかなと。
そうすれば先生と子どもたちがお互いに「不完全」な人間として、フラットな関係を構築できるのではないかという気がしました。

我が子は現在小学1年生。
先日、授業風景を見に行ったら、やはり「教える側」と「教えられる側」の上下関係のもとに授業が行われているような雰囲気でした。
もちろんまだまだ未熟な小学1年生なので仕方ない部分はあると思いますが、近い将来この授業風景が一変することを夢見て、その未来に向けた小さな一歩をモリゼミから踏み出していければと思います。

デンマークの民主主義教育も長い歴史の中で形作られてきたものなので、一朝一夕に日本に実装することは難しいと思いますが、デンマークチームのメンバーと一緒にできることからコツコツと取り組んでいくことでムーブメントを起こせるんじゃないかと信じています!

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