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男子バスケW杯、日本vsフィンランド戦、スポーツバーにて観戦(8月27日)

うまく考えがまとまらない。少し
飲み過ぎたかもしれない。でも、
これが現実である。着実に変化して
きている。ダゾーンに入る気がないから
今回もスポーツバーに行っての観戦だが、
行って良かった。そして、俺は彼らと
比べて何も頑張っていない。だから、
頑張らなきゃダメなんだと、勝手に
思わされた。

男子バスケワールドカップ本戦の予選。
基本的に強豪しかいないプールに入り、
日本は噛ませ犬的なポジション
(開催国なのに)。ただ、一縷の
望みに賭けて、ヨーロッパの狼軍団、
フィンランド代表との対戦。ワールド
カップや世界選手権におけるヨーロッパ勢
への勝利は一度も無いか大昔かどっちか
(五輪ではあるっぽい)。

結果から言うと、日本代表の勝利。
いやホント、歴史的勝利です。
ただ、改めてよく勝てたなと思うし、
(世界的に見たら)弱者が数少ない
手駒でどう戦うか、ギリギリの
ギャンブルに勝つ以外無いという
ことを思い知らされた。今回を
日本男子バスケの最高点にしては
いけない。通過点にしないといけない。
「あの時の勝利があったからこそ
色々変わっていった」と言えなきゃ
意味がないんですよ。

今日行ったスポーツバーは一昨日と
同じ場所だったんだけど、一昨日と
違ったのは、100人超の団体客は
来てなかったこと。そして、店にいる
客がちゃんとバスケの試合を観に来て
応援していたということ。これだけで
一昨日と全然違う。ホームだった。
一昨日は完全アウェー。誰一人
モニター観てないスポーツバーでの
観戦なんて地獄だからね。

まず、インサイドで持ち堪える
終盤まで何とか離されずに付いていく
誰かがゲームチェンジャーになる
得点で上振れする選手が出る
この全てが揃わないと日本のような
スモールかつフィジカル、テクニック、
ファンダメンタル全てで世界上位国に
劣っているチームは勝てない。そして、
今回の試合ではその綱渡りの細い綱に
しがみ付いて相手の根負けを誘う
ことが出来た。万に一つの勝ち
パターンだった訳だ。

インサイドで持ち堪える。足関節
だけじゃなくドイツ戦でハムも傷めた
渡邊雄太は満身創痍。それでも
(ショットは不調だったものの)
守備で相手エースのマルカネンを
抑えて殊勲の仕事をしていた。
そんな手負いのエースに代わり
日本代表のインサイドを支え
続けたのがホーキンソン。いや、
ホンマ圧巻の活躍。正直頼り過ぎで、
ぶっ壊れてもおかしくないレベル
なので他の選手が支えないと
いけないんだが、20-20も狙える
ようなチームの土台となる活躍。
マジ震える。すごかった。そして、
決して目立ってなかったかもしれない
けど、日本のディフェンスを陰で
支えていたのは、吉井だと思う。
今の日本のインサイドは、ナビと
ジョシュと吉井で回すしかない状況。
この3人と他の控えにいる選手では
悲しいかな雲泥の差がある。特に
今回はナビが怪我気味でどうしても
休ませないといけない。そこで吉井が
3,4番両方でローテ出来たのは本当に
大きかった。ファウルが多いのは
しゃーないやろ。

次に、1Qで良いスタートを切れた
ものの、2Qで逆転される訳だが、
それでも終盤まで何とか離されずに
付いていけた
のは、ベテラン比江島の
活躍無しには語れない。元々代表を
長く支えていた日本人エースだが、
年齢を重ねラストチャンスかもしれない。
ただ、苦しい時に結果を出してチームを
支えてくれた。これは負ける訳にいかない。

そして後半、ゲームチェンジャーに
なった
のは、俺は富永だと思う。
ドイツ戦でがっつり封じ込まれて、
スランプになってもおかしくない
状況だったろうに、これを跳ね返して
無理やり流れを日本代表の方に
持ってきたのは見事。ディフェンスも
下手なりに気持ちを込めて出来る
限りのことをやっていたと思う。
現段階でアレ以上を求めるのは難しい。

そして最終4Q、追い上げから逆転の
流れで、まるで神掛かったように
得点が上振れしたのが河村だった。
彼もドイツ戦でいいようにやられて
しまったが、ドイツの正PGはNBAで
活躍するシュルーダーなんだから
そこで活躍しろってのが無茶な注文。
今回は気合い十分ながら焦りは無く
ちゃんとピックも使ってゲームを作り、
ビッグショットを次々と決めていった。
いや、すごい。持ってる選手だと思う。
このような各選手の活躍で、ヨーロッパ
勢への代表公式戦での勝利という快挙が
成し遂げられた。ここホント、
ターニングポイントですよ。

そこで敢えて言いたい。ナビ、もう
休んでくれ
。自分のキャリアを大切に
してほしい。もう十分頑張った。
これ以上やったら壊れるから、冷静に
なってほしいし、周りはナビを止めて
ほしい。次に、ジョシュも次の
オージー戦は出来る限り休んでほしい。
これは無理やって。彼も本来怪我明けで
無理しちゃいけない状態なんだから。
こういう勝ちに行く試合ならしょうがない。
だけど、次の試合はオーストラリアが
相手だ。言い方悪いが逆立ちしても
勝てない。だったら休ませよう。
だからこそ今日活躍出来なかった川真田、
井上はタヒぬ気で頑張ってもらわないと
困る。ポテンシャル的には今が天井なのは
分かってるけど、数少ない日本の
インサイドとして、スタメン選手を
休ませるのも重要な仕事。ホーバスHCも、
そこは心を鬼にして起用してほしい。
ただし怪我だけはしないこと。29日も
地上波放送あるみたいだけど、
しゃーないやろ。こればっかりは
どうにもならん。選手壊すのだけは
あかん。仕方ない。

ま、とにかく今日は喜ぼう。明日は
選手たちは最低限の調整以外は
出来る限り休んでコンディション
整えよう。コーチスタッフは最善の
マネジメントをする為に夜通し頑張って
くださいw  お疲れ様でした。

(9/24 追記)
FIBA公式Youtubeチャンネルに
試合のフル動画上がってました。
以下に動画のリンク貼ります。

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