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男子バスケ日本代表強化試合、vsアンゴラ戦観戦レポ

今日は男子バスケ日本代表
AkatsukiJapan のW杯に向けた
強化試合、vsアンゴラ代表戦を
見た感想などを書いていきます。
まず初めに断っておきますが、
僕はかなり「感じたまま」書きます。
時に辛辣に思えるような意見も
書きます。その辺をご了承ください。
否定的な文言は一切受け付けないと
いう方はこの時点でこの記事は
閉じて下さい。

今回の試合会場は江東区にある
有明アリーナ。バスケの試合会場と
してはB3リーグのTUBCが本拠地と
していて、確か去年1回見に来て
ますね。ちなみに、BリーグB1の
アルバルク東京の新しい本拠地は
このすぐ近くに建設予定。今日の
会場内はこんな感じ。

平日にしてはなかなかの客入り

今回の相手はアフリカ南半球にある
アンゴラ共和国。技術は荒削りな
ものの身体能力お化けが多いのが
アフリカ勢の特徴。そしてヘッド
コーチは日本でも有名なペップコーチ。
B1秋田でHCやってて、今期はB3の
横浜エクセレンスでやるはず。言い方は
悪いが喧嘩上等というか、前から
ガツガツ当たって相手を削って、
ファウルは厭わない戦法という
イメージ。今日の試合も、はっきり
言ってそんな感じでしたね。

で、今回の試合を見てて感じたのは、
とにかく厳しいなということ。無理やり
自分たちの実力を上げようと練習や
試合を重ね、疲労を溜めるだけじゃなく
怪我人も出してしまい、貴重な戦力が
減っていく中で主力に皺寄せが行き
怪我のリスクが増大する。そして、
第2クォーター途中で目の当たりにする
「絶望の光景」。絶対的なキー
プレイヤーである渡邊雄太の負傷退場
会場が静まり返り、血の気が引いた。

前回のアンゴラとの練習マッチで
センターの渡邉飛勇が負傷して
リタイアしてしまい、これ以上
高身長の(インサイドで仕事して
もらわないと困る)選手が抜けるのは
「試合を成り立たせる」レベルで
致命傷になる。雄太選手は日本人
有数の素晴らしい選手で、責任感も
強い。しかし、彼は責任感の意味を
履き違えてるんじゃなかろうか。
本番で結果を出す事が第一命題で
ある以上、強化試合で怪我のリスクの
あるプレーを選択してはいけないん
ですよ。都度2回目のアンゴラとの
対戦で、彼らのプレーの粗さは
分かってたんだから。そこを自制
出来ないのはいけない事だ。

試合後のインタビューでホーバスHCは
今後の起用の名言は避けたようだが、
彼の所属先である米NBA、フェニックス
サンズが彼を重要な選手と評価してる
なら、ストップをかけてくるだろう。
もし彼の判断に任せるようであれば、
「壊れてシーズン前半を棒に振っても
構わん」程度の選手という評価を
しているというだけの話だと思う。
リスクを冒して代表戦に出るなら、
最低限のリスクマネジメントは
自分で出来なきゃいけないという
ことなんですよね。

他の選手に関して。川真田は非常に
良かった。元々の能力値以上の活躍が
出来てたと思う。それもヒューが抜け、
雄太まで抜けた状況で自分がやるしか
無いと追い詰められた事で、限界が
引き揚げられたんだと思う。スキル的に
出来る事が限られてるのは初めから
分かっていることなので、彼に
求められるロールとしては満点に
近い仕事をしたと思う。

一方でね、ガード陣が厳しかったですね。
ペップコーチの戦い方は皆知ってる
とはいえ、日本では日本人のガード陣が
オールコートで前から当たってくるのに
対し、今回はほぼ全員屈強な黒人
選手たちが前から当たってきて、
まあまともに運べない。前々から
思ってることだけど、日本人のガードは
基本的に国内で日本人のガードとしか
マッチアップしない
ので世界標準には
追いつけっこ無いんだよね。それこそ
今回代表に選ばれてるジェッツの原
ぐらいでようやく当たり負けない程度で、
速さとパワーを兼ね備えた選手を
育成しないと、世界相手にまずゲームを
作れないということに危機感を
抱かないといけないと思うんですよね。

あと、馬場。俺は今日まで彼の国内での
プレーしか見てなかったので評判は悪い
とはいえこの目で見るまで評価は
保留しようと思っていたのだが、
さすがに失望したわ。アルバルクに
いた時の方がずっと輝いてた。酷い。
そして、3Qだったかな、馬場が
ボールマンで河村がボールくれって
PGとして指示を出した時に、馬場が
遮ったんだよね。あの時の河村の
表情を俺は見逃さなかった。ああいう
事をすると、チームが壊れるんだわ。
ホーバスさん、何で馬場残したんよ?

啓生に関して。生でプレーを見るのは
初めてだったんだけど、ちゃんと
「責任を取る」態度は素晴らしいと思う。
シューターは外しても打つ。Bだと
外国籍選手に放り投げて「責任を
取らない」日本人選手が多い。
ただ乱発してるだけとの批判もあるが、
啓生は批判を受ける覚悟をして打ち
続けている。今の日本代表においては
数少ない得点のオプションなので、
これからも打ち続けてほしい。

結果としては接戦を辛勝。正直
日本寄りの笛だったかなとは思うけど
吹かないでいると(双方に)怪我人が
出るだけなんで、ペップ仕込みの
粗っぽいアンゴラのプレーに多めに
笛吹いた判断は、まあしゃーないと
思うよ。ホント、これ以上怪我人
出たら敵わんからね。このメンバーで
勝ち試合を見られるとしたら今日以外
無いかなとも思っていたので、何とか
勝てて良かったと思う。ただ、やっぱ
素直には喜べないなあ・・・
ナビの怪我がなあ・・・

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