Amadeus Himmelstand
mad humanist,
Philo-philosoph,
出不精でデブ性,
神出鬼没の給料ドロボウ,
没落士族の皮を被った学者くずれ,
薩摩隼人のクォーター,
多摩川辺境伯,
おっぱい聖人
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「キスがどれも終わることがなければいいのに」“I wish that every kiss was never ending...”(“Wouldn't it be nice?”)
フジーリの絶賛するように、「素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice)」はまさに名曲中の名曲だ。 いわゆる「ビーチ・ボーイズ」っぽいスーパー・イノセントで若々しいイカしたナンバーであり、全体的にすごく清々しい。アレンジも素晴らしく、完成度の高い作品だ。 そして何より、『ペット・サウンズ』というアルバムの「序曲」として、これ以上ふさわしい曲は他にないと思う(「キャロライン・ノー」から記事を書いてしまった手前、こんなことは言いにくいけれど…) オペラの序曲がオペラ
「美しいものが死んでいくのを見るのはとてもつらい」“It's so sad to watch a sweet thing die...”(“Caroline, No”)
いろいろなところで言われるように、『ペット・サウンズ』はトータル・アルバムだ。収録曲を個別にピックアップしてももちろん名曲揃いだけれど、アルバム全体として、通して聴いた時にその真価を体感できるよう構成された名盤だ。 曲の順番も、オリジナル通りでなければならない。 ガールフレンドとの明るい将来を夢想する『素敵じゃないか(Wouldn't it be nice?)』から始まって、懺悔と贖罪(『僕を信じて(You still believe in me)』)、夜明けへの不安(『し
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Alcohol is like love. The first kiss is magic, the second is intimate, the third is routine. After that…
新橋で飲んでいたのに、気が付いたら宇都宮の駅にいた。 23時43分。35歳最後の夜が終わろうとしていた。 慌ててタクシーに飛び乗った36歳の僕は、財布に残った領収書、35歳最後の夜遊びのツケを見て絶句する。 2軒目の途中までは覚えているが、3軒目のシガーバーはどうにも記憶にない。領収書の金額と時間からすると、よく頼むギムレットかドライマティーニを一杯と葉巻を一本注文して、一時間もしないで店を出たようだ。21時38分のことだ。その後間違った電車に飛び乗った上寝過ごして、終着駅ま