顔彩と仲良くなりたい #1
Amadareです。6/7から顔彩を始めてどんな感じになったかご紹介します。
水彩系初心者なので、洗練された絵が見たい方の期待にはお応えできません。あらかじめご了承ください。
詳しい経緯は#0をご覧ください。
初めての顔彩作品は……
見せるに値するかはともかく、自分への戒めと比較のために上げておきます。
どう見ても失敗だ……
水と絵の具のコントロールができてなさすぎる……色選びもモワッとしている……。
約10年ぶりに水彩系を使ったにしても、なんかイマイチと言わざるを得ない……。
かろうじて(?)草はそれっぽいのですが、全体的に濁っています。
どう描いていいか分からないという気持ちが前面に現れていますね。
ドローイング
顔彩耽美のアール・ヌーヴォー縛りで描いてみたもの。
このセット、色のくすみ感が絶妙で、これだけ使っても十分絵になるな〜という印象を受けました。
服の浅縹と紅緋のグラデーションがいい感じに調和しています。
タバコのサイズ感と肌の色を知りたくて描いた作品です。
肌色系を塗った時は薄すぎるかなと思いましたが、乾くとけっこう鮮やかになりました。
あと髪に線を入れる表現はどこかで使ってみたい。
メインの進捗
はがきサイズの絵を6/13から描き始めました。
だいたい1日に1枚のペースで描けています。
目標数の30枚のうち、現在完成しているのは次の5枚です。
2枚目までタッチがガサガサしています。なので3枚目からどこを何色で滲ませるかを考え始めました。
4枚目あたりから明暗差に意識が向くようになりました。でもまだ滲み事故が起こっています。
5枚目でようやく乾かすことを覚えました。遅い。
全体を通してみると本当に緑色系使ってないな〜と実感します。次は植物も入れてみようかな。
気づいたことのメモ
・デジタルのように、均一に塗ると紙が乾いて滲みが失敗する。そのため、部位ごとに塗って滲ませる。
・あらかじめ色見本を見てイメージする。
・滲みは計画的に。相性のいい色をあらかじめ探しておく。
・思いついたイメージは形にしておくと後が楽。こんな風に。
・作品のコンセプトを練る。その際、資料集めもする。
・混ざらせたくないときはよく乾かしてから塗る。
・滲みを狙うときは筆をよく濡らす。もしくは紙を濡らしておく。
・絵の具は大きめにとる。ケチケチしない。
・適当な紙に塗って水滴ができるようであれば、布や紙で水分を逃す。
こういった事前準備をすればするほど上手くいくような気がします。
とにかく計画性が命ということを学びました。
問題点のメモ
・主線の弱さ問題
→周りとの明暗差でどうにかする。もしくは主線を足すかトレス台を買って主線なしの絵にする。
・ハイライトどうしよう問題
→塗り残すか明るい色で塗る。絵柄が平面的なのでリアルタッチではなくある程度記号化する。
・色選びが普通すぎる問題
→先人に学ぶ。絵の具で遊ぶ時間をとって綺麗なグラデーションを見つける。
・均一に塗るのが難しい
→たっぷり目に絵の具をとる。適度な水分も忘れずに。
・すぐ絵の具が乾き気味になる
→水を調整をこまめにする。もしくは筆を見直してみる。
今後の目標
今回の分析を通して、顔彩とちょっとだけ距離が縮まったような気がします。
今後の目標は絵の具の量と水の量をコントロールすることです。
今まで縦構図しか描いてなかったので今度は横向き期間にしようかなと思案しています。
あともっとストーリー性のある絵を考えてみたいですね。いつも見切り発車なので……海は多分モチーフにし続けるかもですが。
今月はここまで。絵が溜まってきたら予定より早く公開するかもしれません。
ではまた。