やはり紅茶を飲んでしまう
こんにちは、あめです。
「英国」と聞いたら、何が思いつくでしょうか。
「テディベア」「ユニオンジャック」「ビックベン」「ロンドンバス」…. そんな声が聞こえてきそうですが、「紅茶」というワードは上位に入るでしょう。
紅茶はもともと、労働者を中心に愛されていた飲み物だったと聞いたことがあります。産業革命時、まだ水質も悪かったため、お水を沸騰させて飲む必要があった。その際、味と色がついている紅茶はぴったりでした。また、ミルクティーにするとある程度おなかも膨れ、工場労働者の簡単な昼食替わりとしても広く飲まれた…というのが、世界史の教科書のうろ覚えです。
実際に、スコットランドのカフェに行くと、多様な種類の茶葉がお迎えしてくれます。コーヒーがあまりたくさん飲めない私にとっては、ありがたい選択肢の広さです。値段も比較的安価で、2ポンドあれば大き目カップ1杯、なみなみと注いでもらえます。
アールグレイが好きなので注文し、席につき、一口。すると、温かさと芳醇な香りが胸いっぱいに広がります。不思議と、「ああ、やっぱりこれだわ…」という妙な納得感が生まれるのです。外がどんよりとした曇り空でも、凍てつく寒さでも(これが日常です)、 じんわりと温かい気持ちになれます。そして、お代わりしたくなってしまう。
日本ではティーバッグなんて1種類あれば十分だったのに、留学先にきてからは、アールグレイ、カモミール、フレーバーティー、常に最低3種類は常備しています。
うまく言えないのですが、この国で長く、そして広く、紅茶が愛されている理由がわかります。曇り空と寒い気候と、やたらと相性がいいのです。3ヵ月滞在しているだけの新参者でも、もうすでにティーカルチャーに染まらせてしまうほどの影響力の強さです。
こんなことを書いているうちに、また飲みたくなっちゃった。淹れてきます!
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