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英語の参考書3

引き続きこれまでに手にした本を読み終えた順に挙げてみたいと思います。

④「英文標準問題精講」原 仙作 著
とても英語の出来そうな方が、この本を高校生に勧めた記事をネットで拝読したので入手しました。難しかったです。この本は第Ⅰ編~第Ⅲ編まで30日で読了することになっています。全220問。

第Ⅰ編 基礎問題50問 練習問題50問
第Ⅱ編 実力問題30問 練習問題30問
第Ⅲ編 応用問題30問 練習問題30問

何を思ったか、第Ⅲ編の最後の練習問題「The Writer’s Dilemma」JOHN BOWEN 著から逆順に読み進めました。文構造はわかるのに、意味を把握出来ない文章にたびたび遭遇しました。しかし、進めるうちにだんだん慣れてきたのか、読めるようになっていった感があります。何故読めるようになっていったのか、謎です。3回繰り返し読んで、4回目の途中で自然に読まなくなっていました。モームやラッセルはこの本で知りました。第Ⅲ編練習問題99、難しかったです。他の本にはない魅力を感じる本でした。


⑤「英文法のナビゲーター(上下)」伊藤 和夫 著
大学受験で出題された文法問題を使った、伊藤先生による紙上文法講義です。詳しい説明が特徴です。基礎ではありますが、暗記しておしまい、という本ではありませんでした。問題を解けるか否か?を追求する本ではなく、解説をいかに自分のものにするか(全ての問題を自分の言葉で解説できる)を主眼として取り組みました。


⑥「英文法教室」伊藤 和夫 著
伊藤先生が著された文法の本、という理由だけで読み始めました。上記ナビゲーターと重複する部分もありますが、更に細かい部分まで手が及んでいます。文法問題を解きながら文法への理解を深めるというスタンスはナビゲーターと共通します。私にとっては、読解にも有用な内容でした。全体が興味を惹きましたが、Chapter19「asの種々相」、Chapter20「否定の諸問題」など、特に興味を持って読みました。文法ばかり、になりがちだったので一旦卒業としました。でもまた読みたくなってます。


⑦「改訂版 英文法総覧」安井 稔 著
近所の古本屋で偶然でくわして、「単色+余白が広い」という理由で衝動買いしました。辞書的に使う、という大義で読まずに並べておきました。しかし、本当に辞書的に使おうとすると、知りたい項目をうまく探せませんでした。そこで、目次をアタマにいれる目的で通読を開始しました。「そうなのか」という気づきがあり、読んでよかったと思っています。例文→解説→注意→参考の順番に記述が進みます。生成文法の視点からの解説も興味深かったですし、仮定法や時制の一致などこの本で理解が深まった項目が多くありました。「英文法解説」「表現のためのロイヤル英文法」なども欲しかった本ですが、分厚い文法書所有欲はこの本のおかげで消失しました。文法書を通読することは楽ではない作業でしたが、丹念に読み込むことで得られることは多かったです。また少しずつ再読を始めています。


今回はここまでにします。


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